ホイール塗装はDIYできる?メリット・デメリットや塗装方法を解説
「ホイールをきれいにしたい」「自分好みのカラーに変えて個性を出したい」という気持ちから、ホイールを塗装したいと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、塗装業者に依頼すると費用が高く、依頼することをためらう人もいるでしょう。
そのようなときはホイール塗装をDIYすることをおすすめします。
この記事では、ホイール塗装をDIYするメリットやデメリット、塗装手順をご紹介します。
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INDEX
ホイール塗装をDIYするメリット
ここでは、ホイール塗装をDIYするメリットを3つご紹介します。
費用を抑えられる
ホイール塗装をDIYする最大のメリットは、費用を抑えられることです。
塗装業者に依頼すると、ホイール4本で約4~6万円の費用がかかります。
一方、DIYすれば合計1万円以下で済ますことが可能です。
材料をそろえる必要はあるものの自ら作業を行うため、人件費がかからず安く済みます。
カスタマイズする楽しさを感じられる
ホイール塗装をDIYするのは手間がかかるものの、愛車を自分の手でカスタマイズする楽しさを感じられます。
時間をかけてホイールを塗装することで特別感を感じられ、より自分の車に愛着が湧くでしょう。
好きなタイミングでできる
ホール塗装をDIYする場合、自分の好きなタイミングで作業できるのもうれしいポイントです。
業者に依頼するときには、予約の空き状況に合わせてスケジュールを調整しなければなりません。
すぐに塗装したいと思っても、予約が空いていなければ待つ必要があります。
また、数日間車を預けなければならない可能性があり、車が戻ってくるまで移動手段がなくなるのは困るでしょう。
ホイール塗装をDIYするデメリット
ホイール塗装をDIYすると、費用を抑えられる、自分の車に愛着が湧くなどのメリットがあります。
しかし、メリットだけでなく、デメリットもあるため注意が必要です。
ここでは、ホイール塗装をDIYするデメリットを3つご紹介します。
満足のいく仕上がりにならない可能性がある
ホイール塗装はムラや塗り残しがないように丁寧に塗装しなければ、きれいに仕上げられません。
塗装をしたことがない初心者が作業した場合、満足のいく仕上がりにならない可能性があります。
道具を準備する手間がかかる
ホイール塗装をDIYするには、塗料やクリーナー、マスキング用のテープなどさまざまな道具が必要です。
ホームセンターやインターネットなどで購入できるものの、どの商品がよいのかを判断しながら道具を準備するのは手間がかかります。
時間がかかる
ホイール塗装は、塗装作業だけでなく、洗浄やマスキング、仕上げ作業などの工程もあります。
初めてホイール塗装するのであれば、慣れていない作業が多く、時間がかかってしまうでしょう。
ホイール塗装をDIYする4つの方法
ホイール塗装をDIYする方法を4つご紹介します。
それぞれの特徴を把握し、自分にあった方法を選びましょう。
初心者も使いやすい「缶スプレー」
缶スプレーは、カラーバリエーションが多く、ホームセンターで手軽に入手できるのが特徴です。
吹きつけるだけで簡単に塗装できるため、初心者でもスムーズに作業できます。
ただし、塗料が飛び散りやすいのが懸念点です。
そのため、塗装したい部分以外には、丁寧にテープで覆ったり、屋外の換気のよい場所で行ったりなどの配慮をしながら作業する必要があります。
業者も使っている「スプレーガン」
スプレーガンは、本体のカップに塗料を入れて圧縮空気によって霧状にして吹きつけるアイテムです。
塗料を調合して好みの色を作ったり、噴出量などを細かく調整できたりするため、プロの業者も使用しています。
ただし、スプレーガン本体に加えてコンプレッサーを用意する必要があるなど、導入のハードルが高いことは懸念点でしょう。
塗料が飛び散らない「ハケ塗り」
ハケ塗りは、缶スプレーやスプレーガンと異なり、塗料を吹きつけるわけではないため、周りに飛び散らないのが特徴です。
ただし、細かい部分まできれいに塗ることが難しく、塗り残しが発生する可能性があります。
そのため、複雑な形状のホイールよりも、シンプルな形状のホイールに適しているでしょう。
手軽にできる「筆塗り」
筆塗りは、ハケ塗りと同様に塗料が飛び散らないうえに、細かい部分まで塗りやすいのが特徴です。
ハケ塗りで届きにくかった部分を筆塗りで塗るというように、組み合わせて使用することをおすすめします。
また、筆塗りは作業の準備にも時間がかからないので、アルミホイールよりも錆びやすい鉄チンホイールの塗り直しでも活躍するでしょう。
ホイール塗装する際の手順
ここでは、ホイール塗装に必要な道具や手順をご紹介します。
道具をそろえる
ホイール塗装をDIYするときに必要な道具は、以下のようなものです。
- ホイール用のクリーナー
- ホイール洗浄用ブラシ
- 耐水ペーパー
- マスキング用テープ
- 脱脂剤
- 塗料
- 手袋やマスク
どれもホームセンターやインターネットで購入できます。
ホイールを洗浄する
まずは、ホイールについた汚れやブレーキダストを洗い落としてきれいにしましょう。
ホイールを洗わずに塗装してしまうと、塗料がはがれやすくなるので注意が必要です。
細めの洗浄ブラシがあると、細かい部分まできれいに洗浄できます。
ホイールの表面を整える
ホイールを洗浄したら、塗料が付着しやすいように全体を耐水ペーパーでこすって細かい傷をつけます。
すでに傷がついているのであれば、凹凸を減らすように耐水ペーパーでこすって整えましょう。
マスキングする
缶スプレーやスプレーガンで塗装するときは、塗料が飛び散りやすいため、塗りたくないところまで塗料が付着してしまう可能性があります。
そのため、塗りたくない部分はテープでマスキングしましょう。
ホイールを取り外さない場合は、タイヤといったホイールの周辺パーツにも塗料がつかないようにマスキングすることが大切です。
ホイールの油脂を落とす
塗料を塗る前にホイールの油脂を落としましょう。
油脂がついた状態で塗ってしまうと、はじかれてうまく塗装できないので注意が必要です。
油脂はパーツクリーナーやシリコンオフで落とせます。
油脂を落としたあとにホイールを手で触ってしまうと手の油が付着してしまうため、手袋を着用して触りましょう。
必要に応じて下地塗料を塗る
カラー塗装の発色をよくしたり、ムラなくきれいに仕上げたりするためにもサフェーサーと呼ばれる下地塗料を塗ることがおすすめです。
ホイールの傷をパテで補修したあとは、下地塗料を塗ることで表面の凹凸をきれいにできる効果もあります。
下地塗料を塗ったあとは、耐水ペーパーで水研ぎし、パーツクリーナーなどで油脂を落としましょう。
カラー塗装する
下地処理が済んだら、カラー塗装をします。
重ね塗りなどをしてムラなく丁寧に塗装することがポイントです。
カラー塗装が完了したら、はがれないようにクリアー塗装でコーティングしましょう。
研磨剤で磨く
塗装が乾いたら、研磨剤で磨いて仕上げましょう。
コンパウンドで磨くことでツヤのあるきれいな仕上がりになります。
まとめ
ホイール塗装はDIYすることが可能です。
DIYすれば費用を抑えられるうえに、自分の好きなタイミングで好みのカラーに塗り替えられます。
ただし、これまで塗装作業をしたことがない初心者であれば、満足のいく仕上がりにならない可能性もあることを考慮しましょう。
ホイール塗装をDIYするには、必要な道具をそろえたり、いくつかの作業手順を踏んだりする必要があります。
手間や時間がかかりますが、カスタマイズする楽しさを感じながら丁寧に作業しましょう。