車の雨よけは必要?ドアバイザーのメリット・デメリットをご紹介

車の外装にはさまざまなアクセサリーが存在します。

そのなかの一つであるドアバイザーというパーツはご存じでしょうか。

雨や風から乗車者や車内を守る役割を果たすドアバイザーは、重要なパーツです。

しかし、使用することで生じる影響や注意点もあります。

この記事では、ドアバイザーの役割、メリット・デメリット、後付けする方法についてご紹介します。

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車の雨よけの役割があるドアバイザーとは?

ドアバイザーは、車の窓の上部についている屋根のようなパーツです。

ドアバイザーは主に換気目的でついています。

たとえば、ドアバイザーがあれば、窓を少し開けたままでも雨水の侵入を防ぎながら換気が可能です。

また、真夏には窓をわずかに開けたままにしておくことで、車内の温度上昇を抑える効果もあります。

喫煙者にとっては、車内でタバコを吸う際に、雨を気にせず換気が行えるため、便利です。

ドアバイザーは新車で購入するときにオプションとして提案されることもあり、個々の好みや用途に合わせて装着できます。

車の雨よけのメリット

ドアバイザーには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、ドアバイザー(雨よけ)のメリットを三つご紹介します。

雨天時にも換気できる

ドアバイザーを装着することで、雨天時でもわずかに窓を開けられます。

窓を開けたままでも雨水の侵入を防ぎながら、換気ができるため快適な車内空間を保つことが可能です。

また、エアコンを使用せずに自然な風を取り込めるのもメリットでしょう。

雨水が車内に入ることを防ぐ

ドアバイザーはドアを開けた際に雨水の侵入を防ぐことが可能です。

乗り降り時に雨水が車内に入るのを防ぎ、衣服やシートが濡れるのを防止します。

突然の雨に遭遇しても安心して車に乗り降りできるでしょう。

ドアバイザー

防犯効果がある

ドアバイザーは開いている窓の隙間を埋める役割もあります。

窓をわずかに開けたまま車を駐車する場合でも、窓の隙間を覆うことで、外部からの侵入や盗難を防ぐことが可能です。

ドアバイザーは車内にある貴重品や個人のプライバシーを保護する一助となります。

車の雨よけのデメリット

ドアバイザーにはメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。

ここでは、ドアバイザーのデメリットについて解説していきます。

ドアバイザーを取り付ける際は、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが大切です。

車を洗いづらい

ドアバイザーがあると、洗車時に窓が拭きにくいというデメリットがあります。

細かい隙間に水滴が残りやすく、丁寧に掃除を行わなければ、完全に拭き取れずに水垢が残ってしまうかもしれません。

視界が遮られる

ドアバイザーによって、窓からの視界が一部遮られることがあります。

特に後付けの場合や取り付け位置が適切でない場合には、運転中の視界が妨げられる可能性があるでしょう。

そのため、適切な取り付け位置の選択が重要です。

車の外観やデザインに影響を与える

カタログや写真では、ドアバイザーのない車が掲載されていることが多いです。

あとからつけると、思い描いていた車の外観やデザインと異なる印象を受ける場合もあるでしょう。

外国産の車には標準装備されていない場合がある

外国産の車にはドアバイザーのオプションが提供されていない場合があります。

これは、外国産の車ではドアバイザーを装着しないことが一般的であるためです。

また、デザインや外観を損ねる可能性があるため避けられることもあります。

利便性とデザインのバランスは、個人の好みに合わせて選択しましょう。

ドアバイザー

ドアバイザーの使用は減少傾向にある

ドアバイザーの役割やメリット・デメリットについて解説してきましたが、現在では使用する人が減ってきているのをご存知でしょうか。

イーデザイン損保の行ったアンケートによると、ドアバイザーの装着率は48.0%となっています。

その理由は以下のとおりです。

  • 取り付け費用がかかる
  • 掃除が難しくなる
  • 車のデザインが悪くなる
  • 窓を開けない
    引用元:イーデザイン損保

ドアバイザーはオプションとしてつけるため、取り付けには費用がかかります。

費用は車種によって異なり、本体と取り付け費用を合わせると、約2万円かかるのが相場です。

また、近年では車内でタバコを吸う人が減少しています。

また、車の空調システムの進化により車内の快適性が向上しているため、窓を開ける必要性を感じない人もいるでしょう。

これらの要因により、ドアバイザーの需要は減少しています。

しかし、人によっては、ドアバイザーの利用価値は十分あるでしょう。

ドアバイザーを後付けするには?

ドアバイザーは新車を購入したときに、オプションとして取り付けることが一般的ですが、後付けすることも可能です。

ここでは、ドアバイザーの取り付け方法や保安基準について解説していきます。

今後、ドアバイザーの取り付けを検討している人は参考にしてください。

ドアバイザーの取り付け方

ドアバイザーの取り付けは以下の三つの手順で行います。

  1. ドアバイザーを取り付ける部分をきれいにする
  2. マスキングテープで位置を決める
  3. ドアバイザーを取り付け位置に接着する

重要な点は、取り付ける部分をしっかりと清掃することです。

接着面に汚れやホコリがあると、しっかりと接着できない場合があります。

また、以前に取り付けたドアバイザーの残りの粘着テープがある場合はきれいに取りましょう。

正確に取り付けられているか不安な場合は、マスキングテープを使用してあらかじめ取り付け位置をマークすることをおすすめします。

取り付け部分をきれいにしてから、ドアバイザーを取り付けることで、純正オプションと同様の仕上がりを実現できるでしょう。

取り付けに関する保安基準

ドアバイザーの取り付けに関する保安基準はとくに設けられていませんが、常識の範囲内で取り付けることが重要です。色やデザイン、ステッカーの有無、取り付け方などが一般的な常識に合致していれば、車検に問題はありません。

ただし、運転中の視界を妨げるような取り付け方や、ドアミラーを覆ってしまうような状態は避けるべきです。

また、割れていたり、尖っていたりするものは、歩行者への危険を引き起こす可能性があるため避けましょう。

明確な保安基準は存在しませんが、安全運転を確保するためにも、適切な方法でドアバイザーを取り付けることが大切です。

関連記事:車のバックミラーの役割や種類、バックミラーモニターについてご紹介

ドアバイザー 割れ

まとめ

この記事ではドアバイザーの役割、メリット・デメリット、後付けする方法について解説しました。

車のドアバイザー(雨よけ)は、車の窓の上部についているパーツで、雨の日でも窓を開けて換気することが可能です。

ほかにも、雨水が車内に入るのを防いだり、車内への侵入や盗難などを防犯したりするメリットがあります。

しかし、ドアバイザーがあることで洗車がしにくかったり、デザインに影響したりするため、近年では使用が減少傾向です。

また、ドアバイザーは比較的容易に後付けができます。

そのため、この記事を参考にドアバイザーが必要かどうかを検討してみましょう。

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