エンジンオイルの交換時期を色で判断する方法はあるのか解説

エンジンオイルは普段あまり見ないことから、たまに見ても「まだいけるのかもう無理なのかよくわからない」という方が多くいらっしゃいます。

今回はオイルの交換時期を色で判断できるような目安について紹介しますので、ぜひご参考になさってください。

オイル交換の目安の時期をしっかりと把握できるようになっておきましょう。

関連記事:エンジンオイルの交換時期はどうやってわかる?見分け方と交換方法を紹介

pit in plus oil
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一般的に言われているオイル交換の目安

エンジンオイル交換

一般的にオイル交換の目安としては以下のように言われることが多いです。

「3ヶ月〜少なくとも半年。もしくは3,000km〜5,000kmに1回」

この頻度でオイル交換をしている方はどれだけいるのでしょうか。よほどマメじゃないとできないのではないかと思われます。

むしろ、「3,000km程度でオイル交換すると環境に悪い」という意見さえあり、正確な交換時期はいまいちわかりません。
この目安ですら「走行状態によります」などの注釈がついていることが多いです。

しかし上記の、「3ヶ月〜少なくとも半年。もしくは3,000km〜5,000kmに1回」を徹底すると車の不調は免れるかと思われますし、不具合も起こりにくいような安全なラインだとは考えられます。

このことから「3ヶ月〜少なくとも半年。もしくは3,000km〜5,000kmに1回」を推奨されているのではないでしょうか。

また、ディーラーで購入した場合、半年に1回点検してくれる所もあり、ついでにオイル交換を依頼すればちょうどいい期間でもあります。

関連記事:エンジンオイル交換のやりすぎはよくない?最適な時期を紹介

色でオイルの交換時期はわかるのか

オイル交換

オイルの劣化を色の変化で目視で判断するは実は難しい所があります。

理由は以下の3つです。

  • オイル交換時に新品時の色を把握する必要がある
  • ほぼ黒に近い色に変わるので黒にしか見えない
  • 使用状況や車の状態によって色の変化具合が違う

関連記事:PIT in plusとは?カーメンテサービスで定期的なオイル交換を!

オイル交換時に新品時の色を把握する必要がある

オイル交換の際に、新品のオイルの色を把握する必要があります。

簡単かと思いきや、廃油こそ見たことがあるものの、新品のオイルを見る機会はそう多くはありません。

「透明感のある淡い黄色っぽい色」をしていますが、色の記憶は薄れやすいもので、「どんな色だったか忘れた」り、「写真を撮って記録したのになんか違う気がする」というバイアスがかかったりして、意外と心理戦なところがあります。

ほぼ黒に近い色に変わるので黒にしか見えない

オイルは劣化とともに黒色に変色していきます。

黒というのがまた厄介で、どれぐらい黒いのか結構わかりにくく沼にハマってしまいます。

上記の画像も「黒」としか思わなかった方も多いのではないでしょうか。

使用状況や車の状態によって色の変化具合が違う

いわゆるシビアコンディションという使用状況が劣化を早めるようなパターンにあたります。

どれぐらいシビアだとシビアコンディションなのかもよくわからないし、シビアじゃないコンディションの方のオイルの劣化との差もよくわかりません。

しかし、走行状態によって劣化のスピードは違うのです。
どの程度なのかがわかりにくいから問題なだけで、結局は業者に相談する流れになりがちです。

pit in plus oil
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明らかにオイルの色の変化が早い場合

エンジンオイル2

オイルの色だけで劣化具合を把握することは難しいところがあります。

しかし、オイルの色で明らかな異常が分かる場合があります。

それは「明らかに黒ずむのが早い」というケースです。
このようなケースでは、エンジン内部の汚れが溜まっている可能性があり、「エンジンフラッシング」というメンテナンスを行う必要があります。

手軽にできるものとして以下の2つの方法が挙げられます。

添加剤を使用する

エンジンオイルに清浄効果のある添加剤を混ぜ、汚れを溶かしてからエンジンオイル交換をする方法です。
比較的気軽に行える方法で、作業時間や費用を抑えることができます。

フラッシングオイルを使用する

フラッシングオイルはフラッシング剤が添加されたエンジンオイルです。

古いエンジンオイルを排出したあと、フラッシングオイルを入れて走行し、しばらくしてから通常のエンジンオイルに交換します。
2回エンジンオイル交換の作業を行う分時間や手間はかかりますが、効果は添加剤よりは高いです。

そもそもなぜエンジンオイルは黒くなっていくの?

オイル交換

エンジンを使用していると、細かい鉄粉やガソリンのススなどによる汚れ(スラッジ)が少しずつ蓄積されます。

新品のエンジンオイルは、透明感のある淡い黄色をしていますが、エンジンオイルが持つ清浄作用によってスラッジが吸着されるため、少しずつ黒色に変化してきます。

つまり、エンジンオイルの浄化作用によるものです。

エンジンオイルの浄化作用が高すぎると黒ずむのも早くなりますが、本来の役割を果たしていると言えます。

危険なサイン

エンジンオイルをあまりにも交換しないと、当然危険な現象も起こりえます。

マフラーから白煙が出てくる

マフラーから白煙が出てくることがあります。

いわゆる「オイル上がり」「オイル下がり」という現象です。

高回転時に白煙がでればオイル上がり、低速時に白煙がでればオイル下がりである可能性が高いですが、どちらにせよ急ぎで対応が必要です。

オイルが白くなってきた

オイルが白っぽくなってきた場合は、水やクーラント(冷却材)の混入が考えられます。

徐々に粘度を増し、潤滑油としての作用が弱まるので、こちらも早急な対応が必要です。

どうしても忘れてしまう場合はカーメンテナンスアプリを

スマホで車を選ぶ女性。モデル:河村友歌

やはり、車のエンジンオイルの交換時期はなかなかわかりにくいものです。

そういった場合はカーメンテナンスアプリ「ドライブオン」をお勧めします。

ドライブオンでは、車両を登録しておくと推奨時期に推奨するメンテナンスをリマインドしてくれるアプリです。
さらにそのまま予約までスムーズに行うことができますので、忘れることもなくなるでしょう。

意外と忘れがちな車のメンテナンスですが、スマホアプリによる管理を考えてみてはいかがでしょうか。

pit in plus oil
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カーナレッジ編集部

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