ハザードランプはいつ使う?意味や役割、使用時の注意点について解説

普段車を運転している際に、なにげなくハザードランプを使用している人もいるかと思います。

最近では、本来の役割から外れて「サンキューハザード」としてハザードランプを使用する場合や、駐車する際に使われる場合もあります。

今回の記事では、ハザードランプの意味や役割について、また法令で使用が義務付けられている状況や使用する際の注意点についても解説します。

ポチモバナー青
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ハザードランプの意味と役割

まずはハザードランプの意味と役割について解説します。

ハザードランプとは

ハザードランプとは、英語の「hazard」つまり「危険」を知らせるためのランプです。
正式名称は「非常点滅表示灯」といいます。

ハザードランプは車両の前部・側部・後部に付いているウインカー(方向指示器)と同じランプですが、光り方が異なります。ウインカーは左右どちらか一方のランプしか点灯しないのに対し、ハザードランプを作動させると左右のランプが同時に点滅します。

ハザードランプの役割

ハザードランプは、さまざまな場面で使用することが多いですが、主な役割は他の車に対する注意喚起や危険を伝えることです。

周囲の車に注意を払ってもらうことで事故の発生を予防することを目的としています。

ハザードランプの使用方法

ハザードランプを作動させる場合、赤い三角を重ねたイラストが描かれたスイッチを押すことで点滅します。

スイッチの設置場所は車種によって異なりますが、運転席だけでなく助手席からでも操作しやすいようにインパネの中央に設置されていることが多いです。

新しい車を運転する際は、ハザードランプスイッチの場所を確認しておくようにしましょう。

ハザードランプの使用が義務付けられている場面

ハザードランプの使用が法令で義務付けられている場面を2つ紹介します。

ハザードランプの使用義務場面①|夜間の駐停車

夜間に道路幅が5.5メートル以上ある道路で駐車・停車している時は、ハザードランプ、もしくは尾灯(テールランプ)を使用する必要があります。

尾灯よりもハザードランプの方が目立つため、ハザードランプを使用した方がより周囲への注意喚起につながるでしょう。

また、道路幅が5.5メートル以上ある道路では、センターライン(中央線)が引かれています。

センターラインのある道路で駐車・停車する時にハザードランプを使用することはもちろんですが、それより幅が狭くセンターラインのない道路でもハザードランプを使用した方がより安全に駐停車できるでしょう。

関連記事:路肩とは?路側帯との違いや駐車・停車のルールを解説

ハザードランプの使用義務場面②|通学・通園バスが乗降のため停車する時

通学バス、通園バスが幼児、小学生の乗降のために停車した際は、ハザードランプの点灯が義務付けられています。

こちらは一般ドライバーには当てはまりませんが、幼児、小学生には特に注意が払われていることがわかります。

ハザードランプを使用することが多い場面

ハザードランプは法令で義務付けられている場面以外でもさまざまな使われ方をしています。

ここでは、どのような場面で使用されるのかご紹介します。

車の故障などの停車

何らかのトラブルにより、車が走行中に故障してしまい停車する時はハザードランプを使用して後続車に危険を知らせます。

天候や時間に関係なく、ハザードランプを使用した方が目立つため安心です。

関連記事:中古車は故障しやすいのか?故障時の対応で覚えておきたいことを紹介

レッカーでけん引

レッカー車で車をけん引される時には、ハザードランプを点灯して周囲に注意を促します。

駐車することを伝える

「これから駐車スペースにバックで駐車します」ということを後続車に伝える意味でハザードランプを使用する場合があります。

後続車は「前の車はこれから駐車する」と認識できるため、車間を空けて停車することができます。

駐車が完了したらハザードランプを消灯するのを忘れないようにしましょう。

感謝を伝える

合流・車線変更などの際に、他の車が譲ってくれた時に、ハザードランプを2、3回点滅させて感謝を伝えることがあります。「サンキュー(ありがとう)ハザード」とも呼ばれます。

ただし、こちらの使い方には賛否があり、本来のハザードランプの役割と相反するため、JAFでは使用しないよう呼びかけています。

お辞儀をする、手をあげるといった方法で感謝を伝える方が無難といえるでしょう。

事故や渋滞などの異変を知らせる

前方に事故や渋滞などの異変があることを後続車に知らせるために使用することもあります。

特に高速道路などを高速走行中、急ブレーキをかけてしまうと追突の危険があります。

渋滞が始まる時には、あらかじめハザードランプを使用しながらゆっくりと減速すれば、追突防止につながります。

このような使い方は、主にトラックやバスのような大型車に多く見られますが、先の見づらい後続車のための合図ですので、無理な追い越しをしないように気をつけましょう。

視界が悪い時の追突防止

濃霧や吹雪などで見通しが悪い時に、ハザードランプを使用しながら走行することがあります。

後続車から認識されやすくなり追突を防ぐことが期待されますが、停車して道を譲っていると誤解されてしまう可能性もあります。

後続車が追いついた段階でハザードランプは消灯した方が安全に走行できます。

緊急地震速報が発令された時

気象庁は、運転中に緊急地震速報が発令された時の行動として以下のような行動を推奨しています。

  • あわててスピードを落とさないでください。
  • ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。
  • 急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしてください。
  • 大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。
引用元:国土交通省気象庁|緊急地震速報を見聞きしたときは

急ブレーキをかけている時

一部の車両では、急ブレーキを踏むと自動でハザードランプが作動します。

メーカーによって呼び名が異なり、「緊急ブレーキシグナル」「エマージェンシーストップシグナル」といった名称があります。

万が一のために、自分が運転する車にそのような機能があるかどうかを確認しておきましょう。

ハザードランプを使用する際の注意点

ここでは、ハザードランプを使用する上で注意することを解説します。

ハザードランプとウインカーの混合

ハザードランプを点灯させたままウインカーを作動させると、ハザードランプが優先されてしまう車種が大半です

そうした車種では、ウインカーを作動させても、両側のウインカーが点滅したままになってしまいます。

右左折や車線変更を周囲の車に伝えられなくなってしまい、事故につながる危険があるため、発進する時は確実にハザードランプを消してから走行するようにしましょう。

消し忘れによるバッテリーの消耗

ハザードランプは緊急時でも使用できるように、エンジンが停止している状態でも点灯します。

そのため、ハザードランプを作動させたままエンジンを切って長時間放置してしまうとバッテリーが上がってしまう恐れがあるので注意しましょう。

まとめ

ハザードランプは、名前の通り危険や注意が必要なことを周囲に知らせるためのものですが、現在ではそれ以外の用途でも使われる場合があります。

運転する際は、ハザードランプを適切に使用して周囲に注意や危険を知らせるとともに、他の車がハザードランプを使用しているのを確認した際には、事故を起こさないよう走行することが大切です。

夜間の駐停車など使用義務のある環境では必ずハザードランプを使用し、法令違反とならないように注意しましょう。

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