トヨタ センチュリーに乗っているのはどんな人?車の特徴についても解説

1967年に初代モデルが誕生したセンチュリーは、製造当初から継承されてきた高級感あふれるデザインとハイスペックな性能で、現在も多くの人の人気を集める高級車両です。

天皇陛下や総理大臣、国会議員、社長など数々の要人を乗せてきた実績があり、国家レベルの重要な場面で活躍しています。

地位の高い人を守るため、後部座席の安全性・快適性にこだわった仕組みが特徴です。

走行時は車外の騒音が感じられないほど静かで、外部からの衝撃を吸収する頑丈なボディを備えています。

この記事では、高級車であるセンチュリーに乗っているのはどんな人か、車の特徴も併せて解説します。

天皇や首相だけでなく、一般の人が乗れるセンチュリーについても紹介しますので、センチュリーの購入を検討している人はご参考ください。

関連記事:G7サミットでも大活躍!センチュリーの魅力に迫る

関連記事:高級感があるコンパクトカーに乗りたい!おすすめの5台をご紹介

出光のカーリース・ポチモへ
出光のカーリース・ポチモへ

トヨタ センチュリーってどんな車?

センチュリーは、トヨタが製造・販売している最高級乗用車です。

ラグジュアリーな見た目と性能の高さから、富裕層の間で高い評価を得ています。

1967年にトヨタの創始者である豊田佐吉の生誕100周年を記念して生産され、トヨタが販売する車のなかでは最高額である約1,300万円で売り出されました。

初期モデルは当時の首相である佐藤栄作が公用車として使用しており、以降も内閣総理大臣の専用車として導入されています。

また、センチュリーは皇室で使われる車としても有名です。

その見た目の迫力と高級感から、日本のトップが乗車する国産高級車としての地位を確立しています。

皇族や首脳といった要人を乗せることを目的とした車のため、性能の高さも特徴的です。

特にオーナーが座る後部座席は、安全性と快適性を追及して設計されています。

電子制御式のサスペンションなどを搭載して振動をできるだけ抑え、走行を感じさせない静かな室内を実現しています。

また、デザインも魅力の一つです。

センチュリーは、単にアメリカの高級車を模倣したスタイルではなく、伝統的な日本の美をモチーフとしています

発売当初から受け継がれてきたクラシカルな内外装は、富裕層をはじめ多くの人から愛されています。

関連記事:トヨタの高級車一覧!価格順のランキングTOP5を紹介

トヨタセンチュリーのスペックを紹介

センチュリーは高級車としての名にふさわしく、華やかな見た目だけでなく性能にも優れています。

以下は、センチュリーのスペックです。

メーカートヨタ
車名センチュリー
ボディタイプ4ドアセダン
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)5,335×1,930×1,505
車両重量(kg)2,370
総排気量(L)4,968
使用燃料無鉛プレミアムガソリン
燃料タンク(L)82
駆動方式後輪駆動方式
トランスミッション電気式無段変速機
カラー(全4種)神威(かむい)エターナルブラック
摩周(ましゅう)シリーンブルーマイカ
飛鳥(あすか)ブラッキッシュレッドマイカ
精華(せいか)レイディエントシルバーメタリック
※参考元:トヨタ センチュリー│主要諸元表
※参考元:トヨタ公式サイト│センチュリー

3代目センチュリーは、「継承と伝統」を開発テーマに4種類のカラーバリエーションを展開しています。

それぞれ職人の手で丁寧に仕上げられ、細部まで品格をまとわせています。

代々受け継がれている鳳凰エンブレム七宝模様、「几帳面」と呼ばれる技法などはセンチュリー特有のデザインです。

また室内天井には、卍を組み合わせた「紗綾形(さやがた)崩し柄」の織物を採用しています。

関連記事:新型センチュリーは2500万円!従来のセダンタイプと比較して紹介!歴代モデルもおさらい

センチュリーに乗っているのはどんな人?

センチュリーは、皇族や総理大臣、会社経営者、国会議員など、一般的に社会的地位が高いとされる人が多く乗っています。

センチュリーは発売当初から内閣総理大臣専用車として用いられており、佐藤栄作首相や安倍晋三首相、岸田文雄首相など多くの総理大臣を乗せています。

また、2019年に行われた「祝賀御列(おんれつ)の儀」では、新天皇皇后両陛下がセンチュリーに乗って参加されました。

センチュリーは現時点での販売価格が2,008万円以上であることからも、富裕層が保有する車であることが予想されます。

このように社会的地位が高い人、お金持ちの人が持つ自動車というイメージが根付いているでしょう。

その高いブランド力から、人々があこがれる車です。

一般人でもセンチュリーを購入できる?

天皇陛下や首相、企業の要人、富裕層が手にする車であるとはいえ、センチュリーは基本的に誰でも購入できる車です。

実際に、ネットで購入者を検索すると、28歳女性がデザインに惹かれて購入したといった事例も見受けられました。

ただし購入の際には、100万円の手付金が必要といった条件もあります。

そのため、ある程度お金に余裕のある人が所有する車といえるでしょう。

センチュリーの販売価格は、公式で2,008万円からです。

しかし中古市場では、安くて50万円からと、案外安価で流通していることもあります。

製造年代やスペック、デザインで価格は大きく変動するため、気に入る車両が入荷しているか、中古市場を確認してみることがおすすめです。

関連記事:高級車の定義とは?おすすめの高級車も紹介!

トヨタ センチュリーがおすすめな人

トヨタのセンチュリーがおすすめなのは、以下のような人です。

購入を検討している人は、参考にしてみてください。

ぜいたくな車時間を過ごしたい人

センチュリーは、トヨタの最高級車であり、内外装にこだわっています。

高級感のある車内空間では、快適な乗り心地で移動できます。

また、格調高いデザインだけでなく、機能面でも優れており、まるで走行していないかのような揺れの少なさと音の静けさが特徴的です。

車での移動時間も優雅に、ぜいたくに過ごしたいという人にうってつけの車でしょう。

目立つ車に乗りたい人

またセンチュリーは、ひと目見れば誰もが高級車とわかる見た目をしています。

特徴的な長いトランクは、街中で走っていてもかなり目立ちます。

天皇や首相が乗車するモデルであることもあり、知名度は日本一です。

特徴的で目立つ車に乗りたいという人にも、最適な車といえます。

家族に愛される車を持ちたい人

高性能なセンチュリーはファミリーカーとしても優秀です。

頑丈なボディを持っているため安全性が高く、現行モデルはハイブリッドシステムを搭載し環境にも配慮したつくりになっています。

センチュリーは家族に好まれる車を持ちたい人など、幅広い人々が満足できる車です。

まとめ

この記事では、センチュリーの特徴や乗車する人々について紹介しました。

天皇陛下や総理大臣が利用する車として有名なセンチュリーは、高級感のあるデザインだけでなく、安全性や耐久性にも優れています。

また、電子制御式のサスペンションやハイブリッドシステムを採用するなど、振動、騒音を抑えた設計をしています。

これは、後部座席に座る人の快適性を第一に考えたつくりです。

搭乗者は、日本の伝統的なデザインの車内で快適に過ごせます。

有名人や富裕層が乗る車のイメージが強いセンチュリーですが、一般の人でも購入可能です。

中古市場では、スペックやデザインによりますが、一番安くて50万円からセンチュリーが取引されています。

センチュリーの所有を検討している人は、中古市場からもよい車両がないか探してみることをおすすめします。

出光のカーリース・ポチモへ
出光のカーリース・ポチモへ

この記事を書いた人

自動車ニュースのWEBマガジン

カーナレッジ編集部

カーナレッジはクルマの知識をわかりやすく提供する自動車ニュースメディアです。新車・中古車の最新情報やメーカー・ボディタイプ・メンテナンスなどの基本知識まで。自動車のことがすべて分かるWebマガジンです。

関連する記事

カテゴリーから記事を探す

error: このページの内容は保護されています。