安室透の愛車RX-7（FD3S）はどんな車？安室透とRX-7FDの魅力も紹介！

2023.10.31

名探偵コナンに登場する「安室透」というキャラクターをご存知でしょうか。公安、黒の組織、探偵という3つの顔を持つ彼は謎多き人物でありながら、映画にも出演し、非常に人気が高く重要な人物です。

そんな安室透の愛車は、白のマツダ RX-7 FD3S型。ロータリーエンジンを搭載し、2008年にはイギリスの「ザ・テレグラフ」の読者が選ぶ「最も美しい車100選」で61位に選ばれたことのある車です。

この記事では、安室透と彼の愛車であるRX-7（FD3S）の魅力について解説していきます。

漫画やアニメが好きな人も、そうでない人も、ぜひご覧ください。

INDEX

安室透の魅力とは？

安室透は漫画「名探偵コナン」に登場するキャラクターです。

コミックス75巻の「プライベートアイ」で私立探偵として初登場し、その後は作中の重要なポジションにいることが判明しています。

安室透とはどのような男なのか？　またどのような魅力があるのかを解説します。

金髪褐色肌の美男子

金髪と褐色の肌のいわゆるイケメンで、ファンの多くを女性が占めます。映画「ゼロの執行人」では安室透ファン、通称「安室の女」が何度も映画館に通う姿も見られました。

能力が高い

顔がいいだけではなく、なんでもそつなくこなす能力の高さも魅力の一つです。

警察として犯罪者を打ちのめす身のこなしはもちろん、テニスはプロ並みの腕前、ロシア語は日常会話であれば流暢に会話が可能。料理の腕前も一流です。

スピンオフ作品である「名探偵コナン　ゼロの日常」では、喫茶店ポアロでは何事もないように同僚である榎本梓のフォローをしながら、最高の接客を行う姿が描かれています。

ミステリアス

惹かれる女性が多いのは、そのミステリアスさと少し危うい雰囲気、そしてギャップも大きな要因でしょう。

安室透は以下の3つの顔を持ち、トリプルフェイスと称されます。

喫茶ポアロの店員（私立探偵／毛利小五郎の弟子）
黒の組織　バーボン
公安警察　降谷零

普段は余裕の笑顔と鋭い洞察力を見せながらも、スコッチの仇（と思っている）赤井秀一に関することでは余裕を失う姿。またコナンと赤井秀一に振り回されたり、同僚の風見裕也への雑な対応など、多くの表情とギャップがファンの心を掴んでいると考えられます。

ガンダムとの関係性

名探偵コナンの作者である青山剛昌氏は大のガンダムファンで、安室透もガンダムにちなんだキャラ設定がされています。

安室透の名前の由来

安室透の名前は、機動戦士ガンダムの主人公「アムロ・レイ」と、アムロ・レイの声優である「古谷徹」さんの名前に由来します。

あむろ　れい
ふるや　とおる

それぞれの姓と名を掛け合わせると、「安室透（あむろとおる）」「降谷零（ふるやれい）」になります。

また、アニメでの安室透の声優は古谷徹さんで、キャラクター作成の時点で声優が誰になるかは想定されていたのでしょう。

愛車RX-7の由来

安室透の愛車は白のマツダ RX-7（FD3S）です。

これは、機動戦士ガンダムの主人公アムロ・レイが乗るのが「RX-78-2ガンダム」だからだといわれています。

アムロ・レイが乗るガンダムは機体のベースが白色のため、安室透が乗るRX-7も白だと考えられます。

RX-7のナンバーの由来

安室透が乗るRX-7（FD3S）のナンバーは「新宿330 と 73-10」です。

これは、安室透の声優である古谷徹さんの誕生日が「7月31日」であること、また「ゼロ」という呼び方に由来しています。

タカラトミーからは安室透モデルとして、「新宿330 と 73-10」ナンバーの白いRX-7のトミカが発売されました。

赤井秀一との関係

安室透が追いかける「赤井秀一」は、機動戦士ガンダムのキャラクターである「シャア・アズナブル」に由来するキャラクターです。

赤い彗星と呼ばれたシャアの声優は池田秀一さんで、「赤い」「秀一」を組み合わせた名前です。そして声優は池田秀一さんが演じています。

ガンダムファンからすれば、アムロとシャアが因縁の再会と対決を果たす熱い状況といえるでしょう。

なお、赤井秀一の2代目の愛車は赤い「フォードマスタングGT500」であり、赤い彗星に合わせた車です。

安室透の愛車RX-7（FD3S）とはどんな車？

RX-7は、マツダが1978年〜2003年まで製造・販売していたロータリーエンジン搭載のスポーツカーです。

2回のフルモデルチェンジを経ていますが、全てリトラクタブルヘッドライトを搭載し、オープンカー以外は3ドアを採用しています。

RX-7（FD3S）の概要

RX-7は1978年の発売以降2回のフルモデルチェンジが行われ、FD3S型はRX-7の3代目で最後のモデルです。

RX-7 FD3S型は1991年12月に「アンフィニRX-7」として発売され、1997年10月に「RX-7」にブランド統合により改名されました。

国内での販売台数は1500台程度と大変少ない車ではありますが、流線型で美しい外観やマツダだけが持つロータリーエンジンを搭載していることから、現在でも多くのスポーツカーファンを魅了している車です。

ロータリーエンジンとは

一般的なガソリン車に使用されるエンジンは「レシプロエンジン」と呼ばれます。密閉された空間で燃料を爆発させ、ピストンを往復させることで動力を作り出します。

それに対しロータリーエンジンは三角形のローターの回転運動をそのまま動力とするため、構造がシンプルで小型、軽量、騒音と振動が小さく高出力であるというメリットがあります。デメリットとしては、燃費が悪さやエンジンの寿命の短さ、エンジンオイルの消費が多いなどがあげられます。

入手方法と価格

RX-7（FD3S）はすでに販売終了しているため、入手できるのは中古車だけです。

日本国内での販売台数は1500台と少ない車ですが、世界では2代目FC272,000台、FD68,000台が販売されており、インターネットで検索をすれば200万円〜1600万円台まで、幅広い価格帯の中古車が掲載されています。

安いとはいえませんが、今でも十分走れるクオリティの中古車が豊富にあります。

燃費

RX-7（FD3S）は燃料が無鉛プレミアムガソリンでありながら、カタログ燃費（10･15モード）が7.2〜8.1km/Lと非常に燃費が悪い車です。

利用者が実燃費を投稿する「e燃費」によると、実燃費は6.59km/L。スポーツカー好きな人がその燃費の悪さをわかったうえで、趣味として愛でる車だと考えた方がよいでしょう。

復刻パーツの供給開始

RX-7（FD3S）は2002年に販売終了しましたが、今でも整備ニーズが高く、復刻パーツが販売されました。

2020年12月、マツダはRX-7のパーツ再供給開始を発表。提供可能な復刻パーツの詳細はマツダオフィシャルサイトの「CLASSIC MAZDA」で随時更新されています。

このことからも、RX-7（FD3S）はオーナーから長く大事にされていることがうかがえます。

RX-7を愛用しているのは安室透だけではない？

名探偵コナンの登場人物のうち、実はもう1人RX-7に乗っている人がいます。

警視庁捜査一課強行犯三係の刑事、佐藤美和子です。目暮警部の部下であり、作中にも度々登場しています。

佐藤美和子の父佐藤正義も刑事でしたが、物語の開始前に殉職。父の愛車であるRX-7を受け継いでいます。しかし本人は車に興味がなく、作中で型がFD3Sであることも知らず、会社であると思っていたほど疎いようです。

なお、佐藤刑事が乗っているRX-7は漫画では黒、アニメでは赤色となっています。

まとめ

このコラムでは、人気の漫画・アニメである名探偵コナンに登場する安室透と、彼の愛車であるRX-7（FD3S）についてご紹介しました。

安室透は3つの顔をもち、それぞれの立場からも魅力的な男性キャラクターです。

また、2002年に販売終了したRX-7は復刻パーツが販売されるほど現在でも人気が高く、中古車価格は1600万円にも及びます。

安室透は作中でまだまだ登場する重要人物であり、愛車であるRX-7も何度も登場すると考えられま。多くの人に愛されるキャラクターとスポーツカーの活躍にこれからも注目です。

安室透の愛車RX-7（FD3S）はどんな車？安室透とRX-7FDの魅力も紹介！