クルーズコントロールとは何?運転がラクになるの?

    高速道路や一般道路において、適切な速度や車間距離を保っていないと、衝突など事故のリスクが高くなってしまいます。

    そのようなときは、クルーズコントロールを使ってみてはいかがでしょうか?

    クルーズコントロールを使えば、アクセル操作をせず、ドライバーの希望速度と前方車との適切な車間距離を保ってくれます。

    しかしクルーズコントロールを使うにあたり、いくつかの注意点ももちろんあります。

    この記事では、

    • クルーズコントロールを使うメリット
    • 使うべきシーン
    • 向いている人
    • 使い方

    などを解説します。

    高速道路をよく運転する人、運転時のアクセル操作が苦手な人は、最後までお読みください。

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    クルーズコントロールとは

    クルーズコントロールとは、アクセル操作をせずドライバーにて希望の速度を設定することで、車のスピードを一定に保つ機能です。
    1958年にクライスラー社が採用。当時の名称は「オートパイロット」でした。
    日本では、1964年にトヨタのクラウンエイトに「オートドライブ」の名称で初採用されました。

    クルーズコントロールを使うメリットとして、

    • 高速道路の運転がしやすくなる
    • 運転時の疲労軽減
    • 燃費が良くなる

    などがあります。

    クルーズコントロールの仕組み

    クルーズコントロールの仕組みには、「ミリ派レーダー」「カメラセンサー」が使われています。
    レーダーやカメラにより前方を走る車や障害物との車間距離、角度、速度を測定。
    車が自動でスピードをコントロールしながら、車間距離を保ってくれるのです。

    クルーズコントロールのメリット

    ポイント

    クルーズコントロールを使うメリットは、以下です。

    • 高速道路の運転がしやすくなる
    • 運転時の疲労軽減
    • 燃費が良くなる
    • 事故のリスクが減る

    それぞれ解説します。

    メリット①:高速道路の運転がしやすくなる

    クルーズコントロールを使うことで、高速道路の運転がしやすくなるでしょう。

    理由は、一定の速度を保ち、前方車との車間距離をキープできるからです。

    高速道路を走行するとき、前方車や後方車との車検距離を気にしなければなりません。
    そして車間距離を維持するために、アクセルやブレーキ操作を頻繁に行う必要がありますよね。

    クルーズコントロールを使えば、車のスピードを一定に保つことができます。
    アクセル操作のストレスも減り、前方車との車間距離もスムーズに維持できるでしょう。

    メリット②:運転時の疲労軽減

    クルーズコントロールを使いこなせば、運転時の疲労が軽減されるでしょう。

    理由は、アクセル操作の負担が減るからです。

    長距離のドライブ時や高速道路を走行するとき、「事故を起こさないように」といつも以上に緊張して体全体に力が入ってしまいがちです。
    しかしクルーズコントロールがあれば、アクセル操作の負担の減少、そして心の余裕にもつながり、肉体的にも精神的にもストレスを和らげながら、運転を楽しめるでしょう。

    メリット③:燃費が良くなる

    クルーズコントロールを使うことで、燃費が良くなるでしょう。

    理由は、アクセル操作が一定になることで、加速や減速の無駄がなくなるからです。

    アクセルの踏みすぎ、急な発進、急ブレーキは燃費が悪い原因になりやすいです。
    クルーズコントロールを使えば、速度を一定に保ってくれるため、アクセルやブレーキ操作の無駄がなくなり燃費が良くなるでしょう。

    メリット④:事故のリスクが減る

    クルーズコントロールを使うことで、衝突などの事故のリスクが減るでしょう。

    理由は、クルーズコントロールは搭載されているレーダーやカメラで障害物との距離、速度を測定し、自動で車間距離や速度を保ってくれるからです。

    高速道路や一般道で前方車が急ブレーキをかける可能性は否定できません。
    そのようなときに、十分な車間距離を保てていれば、衝突するリスクを軽減できますよね。

    クルーズコントロールの使用シーンや向いている人

    クルーズコントロールの使用シーンや向いている人は、以下です。

    • 高速道路の運転
    • ついスピードを出してしまう人

    それぞれ解説します。

    使用シーン:高速道路の運転

    高速道路の運転時には、クルーズコントロールを使ってみましょう。

    特に渋滞時には、運転の衝突リスクを抑えてくれるはずです。

    長期休暇のや年末年始など、多くの人が移動するタイミングにおいて、高速道路もかなりの高い確率で渋滞を起こします。
    そして渋滞で車間距離が縮まると、どうしても衝突のリスクが上がってしまうでしょう。
    そのようなときにクルーズコントロールを使えば、前方車との適度な車間距離を保ってくれるので、衝突のリスクが減少します。

    高速道路を運転するときは、クルーズコントロールを試してみてください。

    向いている人:ついスピードを出してしまう人

    車の運転時についスピードを出してしまう人は、クルーズコントロールを使ってみましょう。

    クルーズコントロールは運転者の指定したスピードを保ち、前方車との車間距離を維持します。

    したがって、ハンドルを握ると性格が変わりついアクセルを踏みすぎてしまう方でも、車のスピードを安全な範囲で維持し、衝突リスクを下げてくれるはず。

    アクセルを踏みすぎてしまう方、アクセル操作が苦手な方は、クルーズコントロールに頼ってみるのも1つの方法です。

    クルーズコントロールは後付けできるのか

    クルーズコントロールの後付けは、可能です。

    後付けするときには、

    • 部品購入費用や取付費用が高くなる
    • 自分での取り付けが難しく手間がかかる
    • 保証の対象外or保証範囲が短い可能性あり

    点に注意しておきましょう。

    自分でクルーズコントロールを取り付けるときには、車の配線なども考慮しなければなりません。
    したがって、ある程度の車に関する知識や技術が必要です。

    取付費用は、業者にもよりますが、「約10,000円〜約50,000円」前後になることが多いです。
    購入費用と合わせて、予算は余裕を持って準備しておきましょう。

    クルーズコントロールの使い方

    クルーズコントロールの使い方は、以下です。

    1. ハンドル右下に付いている操作レバーを確認
    2. 操作レバーの横にON/OFFがあるので、「ON」にする
    3. キープしたい速度までアクセルを踏む
    4. キープしたい速度になったら、操作レバーを下の「SET」の方に下げる
    5. ゆっくりアクセルペダルから足を離すと、発動

    「ON/OFF」「SET」などの表記名は、車種によって異なる可能性があります。
    車の購入時に、販売員さんに確認しておくと安心です。

    クルーズコントロールを使うときの注意点

    注意

    クルーズコントロールを使うときには、以下の点に注意しましょう。

    • 機械頼りにならない
    • 集中力を持ち、目視確認を怠らない
    • 運転姿勢を維持

    それぞれ解説します。

    注意点①:機械頼りにならない

    クルーズコントロールを使うからと安心して、決して機械頼りの運転はしないでください。

    「子供や自転車に乗った高齢者が急に飛び出してくる」「前方車の急ブレーキ」など、運転時には予測できないことが多々起こります。

    そしていくらクルーズコントロールだからといって、予測が難しい事象をコントロールすることはできません。

    あくまでの人間の運転をサポートする技術という認識を持ち、従来通り集中力を持って運転に臨みましょう。

    注意点②:集中力を保ち、目視確認を怠らない

    注意点①に付随しますが、クルーズコントロールを使うからと安心せずに、集中して運転しましょう。

    「クルーズコントロールを使うから大丈夫」と安心しすぎて集中力が切れると、居眠り運転をしてしまう可能性が高くなります。

    居眠り運転は、事故につながりやすく、大変危険です。

    またクルーズコントロールは速度を一定に保ってくれますが、運転中はブレーキ・アクセルペダルをいつでも踏めるように準備しておきましょう。

    「クルーズコントロールが速度を保ってくれるから大丈夫」と油断して、両足を遊ばせてブレーキ・アクセルぺダルから足を話すのは厳禁です。

    クルーズコントロールを使うときにも、普段どおり目視確認を怠らず集中力を持って運転しましょう。
    そして、ブレーキ・アクセルペダルをすぐに踏める位置に足を置いておきましょう。

    注意点③:運転姿勢を維持

    クルーズコントロールを使うとき、集中力が切れて、運転姿勢が崩れないようにしましょう。

    正しい運転姿勢は、運転時の疲労を軽減してくれたり、アクセル・ブレーキペダルの正確な操作性につながります。

    運転のしやすさ、運転時の疲れにくさ、安全運転の実現のためにも集中力を持って正しい運転姿勢を保ちましょう。

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    カーナレッジ編集部

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