ムーヴキャンバスから新たに誕生したターボ車の魅力とは?標準モデルとの違い
2022年7月、ダイハツはムーヴキャンバスをフルモデルチェンジしました。
丸型ヘッドライトといった特徴的な外観や、車内の高さを十分に確保できるボディタイプは従来のモデルを継承しています。
また、新たにターボエンジンを搭載したことで、力強い走行が可能になりました。
そこで今回は、ムーヴキャンバスターボについて解説します。
ターボ車とターボなしの標準モデルのどちらを選ぶか悩んでいる人は、参考にしてください。
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INDEX
新型ムーヴキャンバスの概要

ムーヴキャンバスは、ムーヴの派生車として2016年9月から発売を開始しました。
ムーヴキャンバスの外観は丸型ヘッドライトが特徴的で、外装は2色に分けられた2トーンカラーを展開しています。
2022年7月にフルモデルチェンジされた、新型ムーヴキャンバスは、タフトから採用されたDNGAというダイハツ最新の車両開発技術に基づき、プラットフォームを全面刷新して軽量かつ高剛性なものに変更しました。
標準モデルに搭載される自然吸気エンジンは従来型と同じですが、内部を改良しています。
同エンジンにターボチャージャーを装備するターボエンジンも新たにラインアップされました。
また、外装色を単色のモノトーンにして、シックで大人っぽい雰囲気の「セオリー」シリーズを新たに設定し、従来の2トーンカラーは「ストライプス」シリーズとしています。
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ムーヴキャンバスターボの特徴
新型ムーヴキャンバスで新たに搭載されたターボエンジンは、両シリーズに搭載されています。
なお、どちらのシリーズも最上級グレードである「Gターボ」のみの設定です。
ここからは、ムーヴキャンバスターボの特徴について、ご紹介します。
ムーヴキャンバスターボの走行性能
ムーヴキャンバスターボの最大トルクは3600rpm(エンジンの1分間の回転数)のときに100N・mを発揮します
この最大トルクは、排気量1LのNAエンジンと同等の性能です。
ターボ車の変速機はダイハツが独自開発したD-CVTを採用しています。
NAエンジン搭載のCVT車と比較すると、加速力が向上する仕様です。
ムーヴキャンバスターボは、1Lエンジン並みのトルクと加速しやすい変速機が相まって、発進が軽やかで、高速道路の合流での加速も力強く、山道や坂道でも快適な走りを実現できます。
また、友人や家族など複数人で乗車して走行するときも、動力性能に不満を感じることは少ないでしょう。
ムーヴキャンバスターボの燃費
ムーヴキャンバスターボは、ターボエンジンを搭載していますが、後述する標準モデルの燃費と比較しても、大幅な低下は見られません。
なお、ムーヴキャンバスストライプスGターボの燃費は次の通りです。
ストライプス Gターボ | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
WLTCモード | 22.4 km/L | 20.9 km/L |
市街地 | 19.9 km/L | 18.6 km/L |
郊外 | 23.7 km/L | 22.1 km/L |
高速道路 | 22.8 km/L | 21.3 km/L |
ムーヴキャンバスターボの価格
ムーヴキャンバスターボの価格は以下の通りです。
※車両本体希望価格(税込)
ストライプスGターボ:2WD
1,793,000円
ストライプスGターボ:4WD
1,919,500円
セオリーGターボ:2WD
1,793,000円
セオリーGターボ:4WD
1,919,500円
※参考元:ムーヴキャンバス|公式サイト
なお、新型ムーヴキャンバスは、エコカー減税により自動車重量税が50%軽減され、自動車税は非課税になります。
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ムーヴキャンバスターボの主なスペック
ムーヴキャンバスのスペックについては以下の通りです。
メーカー | ダイハツ |
車名 | ムーヴキャンバス ストライプス Gターボ |
ボディタイプ | ワゴン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,655mm |
車両重量 | 900kg |
エンジンの種類 | 水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置 |
総排気量 | 0.658L |
最高出力(ネット) | 47kW[64PS]/6,400rpm |
最大トルク(ネット) | 100N・M[10.2kgf・m]/3,600rpm |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 30L |
駆動方式 | 2WD(前輪駆動方式) |
トランスミッション | 自動無段変速機(CVT) |
カラー(全8種) | ・シャイニングホワイトパール×スムースグレーマイカメタリック ・シャイニングホワイトパール×サンドベージュメタリック ・シャイニングホワイトパール×レイクブルーメタリック ・シャイニングホワイトパール×アプリコットピンクメタリック ・シャイニングホワイトパール×シトラスイエロークリスタルシャイン ・シャイニングホワイトパール×ファインミントメタリック ・シャイニングホワイトパール×レーザーブルークリスタルシャイン ・シャイニングホワイトパール×ファイアークォーツレッドメタリック |
※参考元:ムーヴキャンバス ターボ | 主要諸元表
※紹介グレードは「ストライプスGターボ(2WD)」
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ムーヴキャンバスターボと標準モデルの性能を比較
次に、ムーヴキャンバスターボと、NAエンジン搭載の標準モデルの性能を比較します。
ターボ車とNAエンジン搭載の標準モデルは、エンジンの型式や、使用燃料などは同じです。
違いはターボチャージャーの有無といえるでしょう。
ターボエンジンの性能は、最高出力47kW(64PS)/6,400rpm、最大トルク100N・m(10.2kgf・m)/3,600rpmです。
一方、NAエンジンの性能は、最高出力38kW(52PS)/6,900rpm、最大トルク60N・m(6.1kgf・m)/3,600rpmです。
このことから、最高出力はターボエンジンのほうが高く、発生回転数は500rpm低いことが理解できるでしょう。
最大トルクは発生回転数こそ同じですが、数値はターボエンジンのほうが高いため、同じ回転数であればターボエンジンは、アクセルを多く踏み込まずに力強く走行できるということがわかります。
ムーヴキャンバスターボはこんな人におすすめ

高速道路や坂道での走行、多人数でのドライブ時にターボエンジンの動力性能が必要になるでしょう。
日常的にこのような走行を行う人は、ターボ車を選ぶことをおすすめします。
なお、加速・登坂性能を求める場合もターボ車を選ぶほうがよいでしょう。
一方で、舗装された道路を走ることが多い場合や、1人乗りが中心の場合は、NAエンジンで十分といえます。
購入した後に後悔しないためにも、自身の用途・目的に合った車を選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は、新型ムーヴキャンバスの概要をご紹介し、新たに販売されているターボ車を中心に解説しました。
新型ムーヴキャンバスは、初代モデルの外観を残しつつも、プラットフォームを全面刷新して新たにターボエンジンを搭載しています。
新型ムーヴキャンバスの購入にあたり、ターボ車と標準車の適性は、使用環境や運転スタイルにより異なりますが、動力性能に魅力があるターボ車を選んでおくことで、運転時のストレスや不満も少なくなるでしょう。
画像引用元:ダイハツ工業株式会社