アウトランダーPHEVの燃費はよい?特徴の紹介やカタログ燃費の比較も

三菱自動車が2021年に販売開始した、PHEVのフラッグシップモデル「アウトランダー」は優れた走行性能を備えた車として人気を集めています。

今回は、アウトランダーPHEVの魅力について燃費性能を中心に紹介していきます。
また、アウトランダーPHEVがどのような人におすすめの車なのかも、併せて解説しています。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもPHEVとは?

PHEVとは「プラグインハイブリッド車」の略語です。
電気だけでなく、燃料タンクとエンジンによる動力も持ち合わせているのが特徴です。

また、エンジンで発電してバッテリーを充電しながら「電気自動車(EV)」として走行をすることもできます

アウトランダーPHEVとは?

アウトランダーPHEVは、2021年12月より三菱自動車から発売されたクロスオーバーSUV。
先行受注だけで月販売目標の7倍である6,915台の売り上げを記録したという大人気車種です。

M/G/Pの3グレードが展開されており、G/Pグレードでは、3列7人乗りシートを搭載したモデルも登場しました。

また、年末の恒例行事となっている「2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー」では、電動走行距離が伸びた上に、システムの進化で、より軽快なものとなったSUVらしからぬハンドリングが評価され4位に入賞

さらに、革新的な環境・安全その他技術を備えたクルマを選出する「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど高い評価を獲得しています。

次は、アウトランダーPHEVの魅力を機能・性能面から紹介します。

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アウトランダーPHEVの走行モード

アウトランダーPHEVは、通勤やショッピングなどの市街地走行、高速や山道の走行など走行状況に応じて、自動で走行モードを切り替え、あらゆる路面で効率のよいスムーズな走りを実現しています。

アウトランダーPHEVには3つの走行モードがあります。

  • EV走行モード
  • シリーズ走行モード
  • パラレル走行モード

それでは各モードの特徴をみていきましょう。

EV走行モード

近距離では、電力によるモーターのみで走行する「EV走行モード」に切り替わります
このモードだと駆動用のバッテリーに蓄えられた電気を利用してモーターを動かすため、エンジンを動かす必要がありません。

よってEV走行モード時、エンジンは停止しています。

ハイブリッド走行 シリーズ走行モード

急加速時やバッテリー残量が少ない場面、上り坂などのパワーが必要な場面では「シリーズ走行モード」に切り替わります
このモードは、エンジンで発電した電力を用いてモーターのみで走行する特徴があります。

ハイブリッド走行 パラレル走行モード

高速域では、エンジンで走りながらモーターがアシストする「パラレル走行モード」に切り替わります
エンジンの効率がよくなるのは高速時。そのため、このときにエンジンの駆動力を利用してモーターのアシストが入るのです。
また、下り坂における減速時のエネルギーを電力に換えられるため、電欠の心配もほとんどなく快適なドライブができるでしょう。

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豊富な安全機能

アウトランダーPHEVは「セーフティ・サポートカーS ワイド(サポカーSワイド)」の対象車となります。
この章では、サポカーSワイドとはなんなのか、またアウトランダーPHEVが具体的にどのような安全機能を持っているのかを解説していきます。

そもそも「サポカー」とは?

サポカーとは、安全な運転をサポートするための先進技術が搭載された車のこと。
ドライバーによる事故の発生防止や被害軽減対策の一環として国が推奨している新しいコンセプトです。

サポカー=自動(被害軽減)ブレーキ搭載車

サポカーはさらに搭載機能に応じて大きく2種(サポカー、サポカーS)、このうちのひとつはさらに3種(ベーシック、ベーシック+、ワイド)に細分化されています。

アウトランダーPHEVの分類は?

アウトランダーPHEVは「サポカーSワイド」対象車です。
サポカーSワイドは、下記のブレーキ機能を搭載しています。

  • 衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)
  • ペダル踏み間違い時加速抑制装置
  • 車線逸脱警報
  • 先進ライト

アウトランダーPHEVではこの4つの機能がそれぞれ異なる名称で搭載されています。

  • 衝突被害軽減ブレーキシステム
  • 踏み間違い衝突防止アシスト
  • 車線逸脱警報システム
  • アダプティブLEDヘッドライト

自転車運転者や前方にいる歩行者、車両などとの距離や相対速度を監視。衝突の危険性を察知すると自動的にブレーキを作動させて衝突を回避、または被害の軽減をアシストします。
また、障害物や車両、人間を検知し、踏み間違い等の操作ミスによる事故を回避する機能もついています。

サポカーは国が推奨している基準をクリアしたものになるため、安全性能の高さは折り紙つきといって差しつかえないでしょう。
衝突防止や回避性能に優れた機能が盛りこまれたアウトランダーPHEVは、「自動車安全性能2021」にて最高評価の「ファイブスター賞」の獲得実績もあります

アウトランダーPHEVのカタログ燃費

アウトランダーPHEVの燃費性能はどれくらいでしょうか。
公式カタログで発表されている燃費性能は以下の通りです。

アウトランダーPHEV
(4WD)
M
(5人乗り)
G(5人・7人)
/P
WLTCモード(km/L)16.616.2
市街地(km/L)15.317.3
郊外(km/L)17.215.4
高速道路(km/L)16.816.4
※参考元:アウトランダーPHEV|諸元表

WLTCモードでのハイブリッド燃料消費率はいずれもハイスコアで、燃費に関してもアウトランダーPHEVは充分高い性能を持っていることがわかります。

また、EV走行モード時の走行距離が87km(G/Pグレードでは83km)を達成(三菱公式サイトより)しているため、燃費やバッテリー残量を気にせず長距離ドライブやアウトドア、レジャーが楽しめるでしょう。

等価EVレンジの場合

他社SUVとカタログ燃費を比較

「アウトランダーPHEVは燃費がいい!」と今までの章で解説してきましたが、ほかの車と比べてみても本当にそう言えるのでしょうか。

今回はアウトランダーPHEVと、他社SUVとの燃費について、カタログ燃費を使用して比較していきます。

日産 エクストレイル

e-4ORCE」は上質な乗り心地意のままのハンドリング雪道での安心感などを追求して開発された日産の新技術です。

路面状況やドライビングによってタイヤの接地荷重は変化します。それに応じてタイヤの性能を最大限引き出せるよう電気の力で4輪のブレーキ等を統合制御し、車体の機密なコントロールを可能としています。
この機能によりエクストレイルは、「思った通りに曲がれる」快適な走りを実現しています

今回比較した各車のグレードは以下の通りです。

  • アウトランダーPHEV:M
  • エクストレイル:S e-4ORCE/4WD カタログ燃費
カタログ燃費アウトランダーPHEVエクストレイル
WLTCモード(km/L)16.618.4
市街地(km/L)15.316.1
郊外(km/L)15.420.5
高速道路(km/L)16.818.3
※参考元:エクストレイル|諸元表

実際数値を比べてみると、エクストレイルの方がカタログ燃費に関しては優れているといえます。
しかし、この数値だけで判断するのではなく各車の強みにも目を向けた上での判断材料のひとつとして扱うのがよいでしょう。

スバル フォレスター

走行安定性に優れた走りや磨き抜かれた使いやすさを追求しているスバル フォレスターは、「新世代アイサイト」と呼ばれる運転支援システムを搭載しています。
視野の広いステレオカメラを採用し、より広範囲かつ緻密な交通環境の認識をすることで衝突回避をサポートするスバル独自のシステムです。

また、大容量かつ幅広い開口部を兼ねそろえたカーゴルームなど、アウトドア利用に適した機能が満載のSUVです。

今回比較した各車のグレードは以下の通りです。

  • アウトランダーPHEV:G/4WD
  • フォレスター:Touring/AWD
カタログ燃費アウトランダーPHEVフォレスター
WLTCモード(km/L)16.214.0
市街地(km/L)17.311.2
郊外(km/L)17.214.2
高速道路(km/L)16.416.0
※参考元:フォレスター|諸元表 ​​

フォレスターはアウトランダーPHEVと同じくサポカーSワイド対象車です。
数字でみると、アウトランダーPHEVの方が優れています。

ただ、アウトランダーPHEVとフォレスターとでは販売価格が大きく異なっています。そのため、もし購入を検討している方がいれば、そういう点も含めて確認するのがよいでしょう。

アウトランダーPHEVはどのような人におすすめ?

あらゆる路面を効率よく走り、充電電力を使用した長距離航行にも定評があるアウトランダーPHEVは、週末に長距離ドライブを楽しみたい方、夏休みに遠方へ旅行したいファミリー、アウトドアやキャンプが好きな方に特におすすめの車です。

また、停電や災害時に強い車が欲しい人にもおすすめできます。
理由としては、駆動用バッテリーに蓄えた電気を、V2H機器を使用することで家庭に供給できるからです。満充電の状態でエンジンでの発電も組み合わせた場合、最大で一般家庭の消費電力の約12日分をまかなうことができます。(1日あたりの使用電力量を約10kWh/日とした場合)

さらに、車内には100V AC電源(1,500W)を装備しているため、V2H機器がない場面でも炊飯器やホットプレートなどの電化製品を使うことができ、停電や災害などの際に役立ちます

上記以外にも、87kmのEV後続距離を誇るアウトランダーPHEVは、日常使いではバッテリーの電力だけで走り、夜間に充電すれば翌日に再びEV走行できるため、ガソリン代を抑えたい人にもおすすめできます

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まとめ

この記事では、三菱自動車のアウトランダーPHEVについて、機能性や燃費性能などの魅力を伝えるとともに、どのような人におすすめできる車かを解説しました。

アウトランダーPHEVは、長いEV航続距離に加え、あらゆる路面で効率よく走行できる自動切替の走行モードなどを搭載した魅力的な車です。
ご家族でキャンプに出かけることが多いという人は、出先で電力を使えるアウトランダーPHEVを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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