カーエアコンが故障!故障部分の見分け方や修理にかかる費用について紹介
「最近、車のエアコンの効きが悪い」「故障しているかもしれない」など、カーエアコンの不調に不安を感じていませんか?
カーエアコンが使えなくても車を走らせることはできますが、不調や故障の原因がカビであれば車内の衛生状態は決してよいとはいえません。
冷却水が不足している場合、オーバーヒートを起こしてしまう可能性や、部品の不具合であればカーエアコン以外に影響が出る可能性もあります。
この記事では、カーエアコンの故障の原因や修理できる場所、費用について紹介します。
カーエアコンの不調を感じている人はもちろん、車を運転する人は有事の際の参考にしてみてください。
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カーエアコンの故障部分の見分け方とは
カーエアコンの故障には、さまざまなケースが考えられます。
車のエアコン・エンジンの部品は一か所に集まっている車が多いため、故障の原因は多岐にわたるのです。
ここでは、カーエアコンの代表的な故障において、車の状態から原因や故障部分の見分け方について紹介します。
冷房が効かない
カーエアコンは、エアコンガスを蒸発したさせた際に周囲の熱を下げる仕組みが使われています。
カーエアコンをつけているにもかかわらず、「設定した温度に冷えない」「送風のような風しか出ない」といった状態は、エアコンガスが不足していたり漏れていたりすることが原因として挙げられます。
また、エアコンガスを圧縮するコンプレッサーや空気を冷やす機能である「エバポレーター」が故障している可能性も考えられるでしょう。
故障が疑われる一方で、単にフィルターにホコリが詰まっていることもあり得るため、部品の故障を疑う前にまずはフィルターをチェックしてみることをおすすめします。
暖房が効かない
カーエアコンの暖房は、冷房の仕組みとは異なり、エンジンによって温まった冷却水の熱を利用して空気を暖めています。エンジンをかけた直後に温風が出ないのはこうした仕組みであり、故障ではないため注意しましょう。
温風が出ない原因は、熱源となる冷却水の不足やサーモスタットという制御するパーツの故障が原因として挙げられますが、冷房の故障同様にフィルターの清掃が不十分である可能性もあります。
暖房が効かない場合には、まずフィルターのチェックを行い、それでも改善されない場合には修理に出すことを検討しましょう。
異臭がする
カーエアコンから異臭がする主な原因は、フィルターやエバポレーターの結露やカビの繁殖によるものが挙げられます。
基本的に、カーエアコンの水はエンジンをかけていると外に排出されますが、エンジンを止めていると車内に残ってしまいます。
そのため、車内に食べ残しやゴミがあると、汚れた匂いがエバポレーターにたどり着いてしまい、異臭を増長させてしまうのです。
車内の匂いを抑える芳香剤も多数ありますが、カビや結露の腐敗は改善されないため、フィルターの清掃をしても異臭が続く場合には点検に出した方がよいでしょう。
異音がする
カーエアコンに限らず、異音がするのは部品が故障している可能性が高いため、すぐに点検に出すことをおすすめします。
カーエアコンの場合、ブロアファンモーターやコンプレッサーの故障である可能性が高いです。また他の部品の故障の可能性もあるため、異音がするようであれば修理に出すようにしましょう。
風が出てこない
カーエアコンの風が出てこない場合は、ブロアファンモーターが故障している可能性があります。「風量が少ない」「以前より風が出てこなくなった」という場合は、フィルターにホコリが溜まっていることも考えられるため、修理に出す前にフィルターのチェックも行うとよいでしょう。
カーエアコンの修理はどこでできる?
フィルターをはじめ、カーエアコンを故障させないために普段から車内をキレイに清掃しておくなど、自身でもできることもありますが、部品交換や修理を個人で行うのは現実的ではありません。
ここでは、カーエアコンの修理ができる業者を5つ紹介します。
整備工場
整備工場は、その名の通り車の整備を行う工場であり、点検や故障による修理を行っています。受けられるサービスや金額は修理の内容によって異なるのはもちろん、工場によっても差があります。
どの工場を選べばよいか悩んだ際には「指定自動車整備事業」や「自動車分解整備事業」といった標識の有無、口コミやレビューを参考に選ぶとよいでしょう。
カーディーラー
修理や点検の相談先に悩む場合は、カーディーラーを選択肢に入れることもおすすめです。
購入店舗や系列店舗、乗っている車のメーカー直営店など依頼できるところが多くあるのもポイントです。
また、購入店舗に顔見知りの担当者がいれば、気軽に相談することもできるでしょう。
保証期間やイベントを実施していることもあるため、修理の際には情報をチェックしてみることもおすすめします。
自動車電装サービス業者
自動車電装サービス業者は、車全体の整備を行う整備工場とは違い、電装関連に特化したサービスを行っている業者です。
カーエアコンの点検・修理もそのうち一つであるため、安心して依頼することができます。
また、費用もディーラーや整備工場よりも抑えられる可能性があるため、修理費用を抑えたい人は候補に入れてみるとよいでしょう。
カー用品店
カー用品店では、車の整備や修理にも対応しているところもあります。
すべてのカー用品店に整備環境が併設されているわけではありませんが、整備用品の購入を検討している人は、その際に相談してみるのもよいでしょう。
修理費用を抑えることができますが、修理の内容は軽微なものだけに対応しているケースも多いため、故障の状態によっては改善されない可能性もあります。
また、技術力も店舗によって差があることもあるため、大手や大型店舗、口コミや評判のよいところを選ぶようにしましょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでも、整備や修理を行ってくれるところがあります。
カー用品店と同じく、すべての店舗で行っているわけではなく、複雑な修理には対応していないこともありますが、給油の際に気軽に相談できることは大きなメリットであるといえるでしょう。
また、費用も低価格であるところも多いため、車に異変を感じたら相談してみるとよいでしょう。
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カーエアコンの修理にかかる費用はどのくらい?
車関連の修理と聞くと高額な費用をイメージする人も多いでしょう。しかし、カーエアコンの不調の原因がエアコンガスの不足やフィルターの状態によるものであれば、2,000~5,000円ほどで済む場合がほとんどなのです。
エアコンガスの不足している原因が、パーツの亀裂や破損などの場合は、それらの修理も必要となるため、20,000~30,000円程度かかることもあります。
さらに高額な修理となるケースは、コンプレッサーやファンモーターが故障している場合です。部品の亀裂や破損は部品交換となることが多く、費用も50,000~100,000円程度と高くなります。
まとめ
カーエアコンの不調や故障は、冷房・暖房で仕組みが違うことから、原因もさまざまです。
フィルターの掃除や交換などであれば個人でも対応できることもありますが、車に詳しくない人にとってはハードルが高いと感じることでしょう。
車関連の修理と聞くと、整備工場やディーラーを思い浮かべますが、軽微な故障であればガソリンスタンドやカー用品店でも対応可能であるため、不具合を感じたら身近な場所で相談することをおすすめします。修理費用は、状態や故障の原因によって変動しますが、数千円から10万円ほどで対応できるため、買い換えるよりも安く済みます。
「エアコンが使えなくても大丈夫」と考える人もいますが、それ以外の不具合が起きている可能性もあるため、整備不良は自身だけでなく周囲を巻き込む事故を引き起こしかねません。不具合を感じたら、早めに整備できる場所へ相談するようにしましょう。