車についた鳥のフンで塗装が剥がれるって本当?掃除方法や対策についても解説
「車に鳥のフンが落ちてきたけど、忙しくてまだ掃除をしていない」「車に落ちた鳥のフンは車の塗装に影響あるの?」
車をお持ちの方であれば、大切なマイカーに鳥のフンが一度は直撃したことがあると思います。
仕事やプライベートが忙しい場合、なかなか掃除をする時間もないかもしれません。
しかし車に落ちてきた鳥のフンをそのままにしていると、なんと塗装が剥がれる可能性も…。
この記事では、車に落ちてきた鳥のフンをそのままにしているリスクと、鳥のフンの掃除の仕方、鳥のフンが落ちないようにする対策などを紹介します。
鳥のフン問題に悩んでいる方、ぜひ最後までお読みください。
関連記事:車に鳥のフンがよく落ちるのは、スピリチュアル的にも運がいいって本当?
INDEX
鳥のフンをそのままにすると塗装は剥がれる?その他のデメリットは?
結論、車に落ちてきた鳥のフンをそのままにしていると、車のボディの塗装は剥がれやすくなります。
理由は、鳥のフンは強い酸性やアルカリ性を含んでおり、それによって塗装を溶かすからです。
また放置することで、車の塗装が剥がれるだけはなく、サビの原因にもなります。
それでは車に落ちてきた鳥のフンをそのままにすることのデメリットについて、「塗装が剥がれやすくなる」以外に、一体どのようなものがあるでしょうか?
デメリット①:車の見た目が悪い
車に落ちてきた鳥のフンをそのままにすることで、
「車の見た目が悪い」というデメリットがあります。
いくらかっこいい外車やピカピカの新車に乗っていても、ボンネットの上に鳥のフンが落ちていたら、
そのかっこよさには目が行きづらいかもしれません。
関連記事:車の鳥のフンのシミ、お湯を使って落とそう!洗車の流れ・注意点も解説
デメリット②:乗っている人の印象が悪くなるかも
車に落ちてきた鳥のフンをそのままにしていると、
乗っている人の「印象も悪くなる」可能性があります。
どんなにイケメンや美女でも車に鳥のフンがついていると、
「鳥のフンとか気にならない人なんだ…」「え、ちょっと汚い…」と思われてしまいかねません。
もしマイカーに鳥のフンがついてしまったら、1日でも早く掃除をすることをお勧めします。
関連記事:蛙化現象とは?ドライブデートでの面白いあるあるや対策を紹介
塗装にダメージがないように鳥のフンを掃除する方法は?
それでは続いて、車に鳥のフンが落ちてしまったとき、塗装にダメージがないように鳥のフンを掃除する方法について解説します。
取り方の流れは、以下です。
- お湯をかけて柔らかくする
- ウェットティッシュやマイクロファイバークロスなどで優しく拭く
それぞれ詳しくみていきますね。
掃除の流れ①:お湯をかけて柔らかくする
まずは45℃程度のお湯をかけて、固まった鳥のフンを柔らかくしましょう。
決して鳥のフンが固い状態のまま、拭かないでください。
鳥のフンにはタンパク質が含まれているため、塗装にとても固くこびりついています。
無理矢理取ろうとすると、車の塗装が剥がれるリスクがあります。
関連記事:車を擦った場合の修理代は?自動車保険で対応すべき?
掃除の流れ②:ウェットティッシュやマイクロファイバークロスなどで優しく拭く
鳥のフンが柔らかくなったら、ウェットティッシュやマイクロファイバークロスなどで、優しく拭きましょう。
ここでも「フンも柔らかくなったし大丈夫でしょ。」と勢いよく拭かないでください。
理由は、鳥のフンには砂や木のみなどの固い物質が含まれている可能性があるからです。
好きな人の頭を撫でるときの気持ちで、優しく拭きましょう。
関連記事:【注意】車についた鳥のフンのシミは落とし方注意!シミの落とし方も解説。
車に落ちた鳥のフンを掃除するときの注意点
車に落ちた鳥のフンを掃除するときの注意点を整理しておきますね。
- お湯の温度は45℃程度
- 鳥のフンが柔らかくなってから拭く
- とにかく優しく拭く
- 鳥のフンを拭いた後は、すぐに石鹸で手を洗う
それぞれ解説していきます。
お湯の温度は45℃程度
お湯の温度は、45℃程度が理想です。
あまり熱いと、車のゴムパーツや樹脂パーツの箇所にダメージが生じるリスクがあります。
また「柔らかくするなら、水ではダメなの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
結論、お湯のほうが汚れをより取りやすくしてくれます。
準備が少し手間ですが、お湯を準備できると良いですね。
鳥のフンが柔らかくなってから拭く
鳥のフンが固い状態なのに取ろうとすると、塗装が剥がれるリスクがあります。
それぐらい固まった鳥のフンは、こびりついています。
45℃程度のお湯をかけて、柔らかくなってから拭きましょう。
とにかく優しく拭く
「落ちたばかりで柔らかい」「お湯をかけて柔らかくなった」鳥のフンでも、優しく拭きましょう。
鳥のフンには、砂などの固い物資が含まれています。
勢いよく拭くと、固い物質が車の塗装を傷つけるリスクがあります。
鳥のフンを拭いた後は、すぐに石鹸で手を洗う
外出先などで特に注意が必要ですが、鳥のフンを取った後は、すぐに石鹸を使い手を綺麗に洗いましょう。
理由は、鳥のフンには様々な菌があるからです。
関連記事:車に鳥のフンがよく落とされるけど、対策は?掃除方法も紹介
鳥よけグッズと対策で鳥のフンが落ちないように
ここまで鳥のフンがついたときの掃除方法を説明してきました。
でも一番理想なのは、車に鳥のフンが落ちないこと。
続いて、鳥のフン対策になる鳥よけグッズや対策を紹介します。
関連記事:車に鳥のフンが落ちるけど、磁石は効果ある?その他の対策も解説
鳥よけバルーンを使用する
鳥よけバルーンというものを聞いたことはありますか?
鳥よけバルーンとは、鳥が怖がるような大きな目玉のイラストが描かれた約40センチぐらいの風船です。
これを自宅や外出先で車に吊るしておけば、鳥も近づきにくいでしょう。
サイドミラーを隠す(折りたたむ)
サイドミラーを隠す(折りたたむ)、ことも鳥のフンが落ちてくる確率を下げてくれます。
じつは、鳥はミラーに映った自分を敵と勘違いし鳥のフンを落とします。
したがって、サイドミラーを折りたたむことで鳥の姿が映らないため、結果鳥のフン対策になるのです。
ボディカバーを使用する
3つ目の鳥のフン対策は、ボディカバーを使用することです。
ボディカバーをすれば、鳥のフンはもちろん雨や風からも守ってくれます。
さらに第三者による車へのイタズラも防ぐことができるでしょう。
高級車の場合は、車種がわからないため、盗難防止にもなりますね。
関連記事:車カバーをかけるのはめんどくさい。必要?
鳥のフンの怖さがわかる事件
最後に鳥のフンが原因とされる事件を紹介します。
2007年8月に米国ミネソタ州ミネアポリス市にて、州間高速道路35号西線ミシシッピ川橋梁が突如崩壊し多数の死傷者が出るという事故が発生しました。
この事故の原因として、橋桁などに堆積したハトの糞が鉄骨を腐らせたことで崩落してしまった可能性が高い、とミネソタ州連邦政府の当局者が発表しています。
それぐらい鳥のフンの成分は、塗装や金属類を溶かしやすいということですね。
皆様もマイカーに鳥のフンがついたら、速やかに掃除しましょう。
まとめ
車についた鳥のフンをそのままにしておくと、車の塗装が剥がれる可能性があります。
理由は、鳥のフンには強い酸性やアルカリ性が含まれるからです。
マイカーをお持ちの方で鳥のフンがついてしまった場合は、速やかに掃除しましょう。
また掃除するときにも、まずは45℃程度のお湯をかけて鳥のフンを柔らかくしてから拭きましょう。
理由は、鳥のフンはタンパク質を含み、とても固くこびりつくからです。
無理矢理取ろうとすると、車の塗装が剥がれかねません。
鳥のフンをそのままにしていると、第三者から見て、車の所有者への印象も悪くなるかもしれません。
1日でも早く掃除をし、気持ちよい状態、気持ちよくカーライフを楽しんでくださいね。