日産のコンパクトミニバンの代表車や新型を紹介

コンパクトミニバンは、大人数で乗車できたり、荷物を多く積み込めたりすることからファミリーカーとしての需要もある車種です。

コンパクトミニバンは、日本の大手自動車メーカーである日産も取り扱っています。


「日産のコンパクトミニバンにはどんな車があるのか」「コンパクトミニバンの新型はあるのか」と疑問を持つ人もいるでしょう。

この記事では、日産のコンパクトミニバンの代表車や新型を紹介します。

また、コンパクトミニバンがおすすめの人も紹介するため、車選びの参考にしてください。

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そもそもコンパクトミニバンって何?

コンパクトミニバンとは、ミニバンの機能性を保ちながら大きさを一回り小さくした車のことです。

コンパクトミニバンは言葉の通りミニバンよりも小さい車といえるでしょう。

ここでは、コンパクトミニバンの定義や特徴、メリット・デメリットについてご紹介します。

コンパクトミニバンの定義

コンパクトミニバンに明確な定義はありませんが、唯一上げるとすれば5ナンバーサイズのミニバンであるといえます。

コンパクトミニバンとミニバンは「5ナンバー」「3ナンバー」で位置付けが変わります。


5ナンバーと3ナンバーは、排気量や車の全長・全幅・全高で分けられており、コンパクトミニバンに該当するのは5ナンバーです。

5ナンバー3ナンバー
総排気量(cc)2,000以下2,001超
全長(mm)4,700以下4,701超
全幅(mm)1,700以下1,701超
全高(mm)2,000以下2,001超

5ナンバーサイズの項目を1つでも上回ると3ナンバーに分類されます。

コンパクトミニバンは、5ナンバーサイズのすべての項目を満たしている車両といえるでしょう。

コンパクトミニバンの特徴やメリット・デメリット

コンパクトミニバンの特徴としては、ミニバンよりも維持費を抑えられ小回りも利くため、維持や運転がしやすいことが挙げられます。

後席はスライドドアで開口部が広いことから、荷物の積み込みや乗り降りがしやすいことも特徴です。

コンパクトミニバンのメリット・デメリットについては以下の通りです。

メリット

  • 小回りが効くため運転しやすい
  • スライドドア車は開口部が広く乗り降りしやすい
  • 7人乗りの設定もある
  • 税金がミニバンと比較して安価
  • 車内スペースが広い
  • 荷物を多く積み込める

デメリット

  • 3列目シートを使用すると荷室が狭くなり大きい荷物は入らない

コンパクトミニバンのメリットを見ると、ファミリーカーとして最適な車ともいえます。

車内の広さからお子さまの自転車を積み込むことも可能です。

一方で、コンパクトだからこそ使用方法によっては荷室が狭くなってしまうというデメリットもあります。

コンパクトミニバンはミニバンの機能性を保っているため、幅広い使用用途に向いている車です。

日産コンパクトミニバンの代表車

日産のコンパクトミニバンには「セレナ」「バネット」があります。


ここからはセレナとバネットの概要やスペックを紹介します。

セレナの概要やスペック

セレナはグレードによって全長が異なるため、同じ車でも3ナンバーと5ナンバーの両方に当てはまる車です。

5ナンバーのサイズ感ギリギリで設計してあるため、セレナはコンパクトミニバンのデメリットを感じさせないでしょう。

セレナには7つのグレードがラインアップされており、そのうちコンパクトミニバンに該当するグレードは「X」「XV」「e-POWER X」「e-POWER XV」の4グレードです。

メーカー日産
車名セレナ
ボディタイプコンパクトミニバン
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,690×1,695×1,870
車両重量(kg)1,670
総排気量(cc)1,997
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)54
駆動方式前輪駆動
トランスミッションエクストロニックCVT(無段変速機)
カラー(全14種)・ターコイズブルー/スーパーブラック 2トーン
・利休-リキュウ-/スーパーブラック 2トーン
・カーディナルレッド/スーパーブラック 2トーン
・プリズムホワイト/スーパーブラック 2トーン
・ターコイズブルー
・利休-リキュウ-
・プリズムホワイト
・インペリアルアンバー
・ダイヤモンドブラック
・カーディナルレッド
・ダークメタルグレー
・ブリリアントシルバー
・アズライトブルー
・ホワイト
※出典:セレナ主要諸元表
※紹介グレード:「X 2WD」

バネットの概要やスペック

バネットは6つのグレードがラインアップされており、すべてのグレードがコンパクトミニバンに該当するサイズ感となっています。


コンパクトミニバンであるにもかかわらず大容量の荷室スペースが確保されており、荷室容量は3,550L。空間効率を考え抜いた車といえるでしょう。

メーカー日産
車名バネット
ボディタイプコンパクトミニバン
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,400×1,695×1,855
車両重量(kg)1,290
総排気量(cc)1,597
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)55
駆動方式2WD
トランスミッションエクストロニックCVT(無段変速機)
カラー(全4種)・ダークメタルグレー
・ホワイト
・スーパーブラック
・ブリリアントシルバー
※出典:バネット主要諸元表
※紹介グレード:「DX 2WD」

日産の新型コンパクトミニバン「タウンスター」

日産から小型EV商用バンで展開していた「タウンスターEV」を乗用タイプに改良したモデル、「タウンスターEVパッセンジャー」が2023年4月12日に発売されました。

タウンスターには商用車向けのバンタイプと乗用車向けのワゴンタイプがあり、それぞれにEV車とガソリン車の設定がされています。

その中で2023年4月12日に発売されたのは、タウンスターEVタイプの乗用車向けモデルの位置付けです。

タウンスターは両側スライドドアで乗り降りしやすく、荷物も積み込みやすいコンパクトミニバンならではの特徴を備えています。

車の大きさもミニバンとは異なり、扱いやすい大きさのため、運転が苦手な人でも運転しやすいサイズ感といえます。

日本での発売は2023年5月現在では未定となっています。

コンパクトミニバンが向いている人

ここでは、コンパクトミニバンが向いている人の特徴を詳しく解説します。

ファミリーカーとして利用する人

ファミリーカーとして利用する人にはコンパクトミニバンが向いています。


商業施設などの狭い駐車場でお子さまがドアを開閉する場合、横開きのドアだと隣の車にぶつけてしまうこともあるでしょう。

コンパクトミニバンはスライドドアのため、お子さまが一人で乗り降りする際に隣の車を気にする必要はありません。

また、後席にチャイルドシートやジュニアシートを装着しても十分な荷室スペースを確保できます。

レジャーや買い物など家族で出かけるときは、コンパクトミニバンであれば運転もしやすく利便性も高いため、ファミリーカーにおすすめです。

高齢者を乗車させる人

高齢者を乗車させる人には、コンパクトミニバンがおすすめです。


コンパクトミニバンなら後席がスライドドアのため、開口部が広く高齢者でも乗り降りしやすい特徴があります。


横開きのドアは身体を横向き(車の前方)にして乗車しなければなりません。

一方、スライドドアなら身体を正面(車内を見る方向)に向けて乗車できます。

また、コンパクトミニバンは天井が高く設計されている車両のため、身体を屈ませなくても乗り降りできる点も高齢者にとって便利でしょう。

荷物を多く積み込む人

コンパクトミニバンは荷物を多く積み込む人にもおすすめです。

車内空間が広いため、アウトドアやレジャーなどの趣味で荷物を多く運ぶ人は便利に車を活用できます。

後席はスライドドアで開口部が広いため、荷物の積み込みや荷卸しの際もストレスを感じないでしょう。

使用目的がアウトドアやレジャーといった趣味がメインの人は、コンパクトミニバンが向いています。

運転がしやすく利便性を備えた車を探している人

コンパクトミニバンは運転がしやすく利便性を備えた車を探している人に向いています。


車のサイズ感や車内の広さから、多くの使用用途でコンパクトミニバンは利用可能です。

遊びや買い物・送迎など、どの生活シーンでも不便さを感じることなく利用できるのがコンパクトミニバンです。

車の大きさもミニバンよりもコンパクトなため、細い道や曲がり角の多い街乗りでも利用しやすいでしょう。

運転のしやすさと利便性を両方とも重視する人には、コンパクトミニバンがおすすめです。

まとめ

この記事では、コンパクトミニバンの概要や日産でおすすめのコンパクトミニバンについて紹介しました。


コンパクトミニバンは使用用途の幅が広く、便利に活用できる車種です。日産でも利便性の高いコンパクトミニバンがラインアップされています。

コンパクトミニバンを探しているという人は、使用用途を明確にした上で日産のコンパクトミニバンを検討してみてはいかがでしょうか。

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