生産終了したラフェスタの魅力とは?ラフェスタの代替えとなる日産のミニバンも紹介!
日産が製造・販売をしていたラフェスタは2018年に生産が終了しました。
販売当時は、ファミリー向けのミニバンとして人気があったラフェスタには、どのような魅力があるのでしょうか。
この記事では、ラフェスタの概要や魅力、2005年に追加されたグレード「ラフェスタハイウェイスター」についても解説していきます。
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INDEX
日産のミニバン・ラフェスタ
日産が製造・販売していたラフェスタは、2004年に7人乗りのミニバンとして初代が発売されます。
車名であるラフェスタは、イタリア語で「祝・休日」「楽しいできごと」という意味です。
これは、家族や友人を載せて楽しい時間を共有できる車になるようにと名づけられました。
2005年のマイナーチェンジの際に、新たなグレードである「ラフェスタ ハイウェイスター」が追加されます。
その後の2011年には、ラフェスタ ハイウェイスターのみがフルモデルチェンジを行いました。
販売当初は、個性的な外観で人気を集めていたラフェスタですが、利便性が高いハイルーフのミニバンの人気が高まったことにより、支持を失っていきます。
その後2018年3月に販売が終了されました。
2代目であるラフェスタ ハイウェイスターの基本スペックは以下の通りです。
メーカー | 日産 |
車名 | ラフェスタ ハイウェイスター |
ボディタイプ | ミニバン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高 | 4,615mm×1,750mm×1,615mm |
車両重量 | 1,490kg |
総排気量 | 1,997cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 60L |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | マニュアルモード付 電子制御6速オートマチック (新世代高効率6速AT) |
カラー(全5種) | スパークリングブラック スノーフレイクホワイトパール アルミニウムシルバー メテオグレー ジールレッド |
※参考元:ラフェスタ ハイウェイスター│主要諸元表
※紹介グレード:ハイウェイスター 2WD
ラフェスタの魅力
ここでは、2代目ラフェスタ ハイウェイスターの魅力について解説していきます。
高い燃費性能
2代目であるラフェスタハイウェイスターには「新世代高効率直噴エンジン」が搭載されています。
新世代高効率直噴エンジンは、低燃費と力強いトルクを両立したエンジンです。
グレードハイウェイスター(2WD)とハイウェイスターG(2WD)の燃費性能は、JC08モードで16.2km/Lを実現しています。
これは、2014年の排気量2,000ccクラスガソリン車7人乗りミニバンのなかではトップクラスです。
また、駆動方式2WD車の全グレードにアイドリングストップシステムを搭載しており、燃費向上に貢献しています。
快適な車内空間
後部座席には、左右両側に開口幅686㎜の大きなスライドドアが採用されているため、乗り降りがスムーズに行えるでしょう。
さらにグレードによっては電動スライドドアを採用されており、インテリジェントキーやインパネ内のスイッチで簡単に開閉できます。
また、天井は消臭効果があり、ペットやたばこのにおいなどの生活臭を軽減可能です。
ほかにも、ホルムアルデヒドのような成分も吸着して分解するため車内空間を快適に過ごせるでしょう。
多彩なシートアレンジ
ラフェスタは多彩なシートアレンジができることも魅力の一つです。
たとえば、2列目シートの真ん中の座席を格納することで、7人乗りから6人乗りの変更できます。
ほかにも、2列目と3列目の片方のシートを倒したり、両方のシートを倒したりなど、荷物の大きさによって荷室空間を広げることが可能です。
また、6人乗りのシートに設定した場合は、2列目シートの真ん中にカップホルダー付きの収納ボックスを配置できるといった利便性の高さも魅力の一つといえるでしょう。
2代目ラフェスタ ハイウェイスターについて
2代目であるラフェスタ ハイウェイスターは、1代目と異なる点があります。
ここでは、2代目ラフェスタハイウェイスターについて解説していきます。
ラフェスタ ハイウェイスターとは
ラフェスタ ハイウェイスターは、2005年のマイナーチェンジの際にラフェスタのグレードに追加されます。
その後、2011年にラフェスタ ハイウェイスターのみがフルモデルチェンジを行い2代目として登場しました。
2014年のマイナーチェンジでは、走行中の横滑りを防ぐ「VDC」が全グレードに標準装備さます。
さらに2016年のマイナーチェンジでは、電動スライドドアが全グレードに標準装備されました。
2代目ラフェスタ ハイウェイスターは、スタイリッシュなデザインに加え、高い機能性や走行性能、環境性能を兼ね備えた車です。
マツダプレマシーのOEM車
2011年に登場した2代目ラフェスタ ハイウェイスターは、マツダが製造・販売する「プレマシー」のOEM車として供給されました。
OEM車とは他社の開発・製造した車を提供してもらい、自社のエンブレムをつけて販売することです。
OEM供給は本来、コストダウンを目的として行われることが多いですが、プレマシーと異なる外観にするために、ラフェスタ ハイウェイスターには多くのコストをかけています。
これにより、ラフェスタ ハイウェイスターは「日産らしさ」を残すことができました。
ラフェスタの代替えとなる日産のミニバン
ラフェスタはすでに生産が終了しているため、新車で購入するのはできません。
ここでは、ラフェスタの代わりとなる車を探している人のために、現在販売している日産のミニバンを紹介します。
日産|エルグランド
エルグランドは、ラグジュアリーな雰囲気とファミリーカーとしての高い利便性を兼ね備えたミニバンです。
安全運転支援システムの「360度セーフティアシスト」が全グレードに標準装備されています。
前方・後方・側方のサポートにより衝突する可能性を減らすことが可能です。
また、エルグランドは日産の最高級ミニバン専用にチューニングされたプラットフォームと2WD方式を採用しているため、横風でふらつきにくく、力強い安定した走行ができます。
エルグランドの基本スペックは以下の通りです。
メーカー | 日産 |
車名 | エルグランド |
ボディタイプ | ミニバン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高 | 4,965mm×1,850mm×1,815mm |
車両重量 | 2,000kg |
総排気量 | 3,498cc |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク | 73L |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | エクストロニックCVT-M6 (6速マニュアルモード付無段変速機) |
カラー(全5種) | ディープクリムゾン/ミッドナイトブラック2トーン ディープクリムゾン ミッドナイトブラック ピュアホワイトパール ダークメタルグレー |
※参考元:エルグランド│主要諸元表
※紹介グレード:350Highway STAR 2WD車(7人乗り)
関連記事:エルグランドは燃費がよい車?カタログ燃費から実燃費まで徹底解説
日産|セレナ
セレナは、子育て中の世帯から人気を得ているファミリーカー向けのミニバンです。
グレード別の設定ですが、世界初の運転支援システムである「プロパイロット2.0」を設定されています。
車内空間の広さは、ミニバンのなかでもトップクラスであるため、家族全員がゆったり座れるでしょう。
また、2列目シートを後ろへロングスライドさせればリビングのようにゆったりくつろげます。
セレナの基本スペックは以下の通りです。
メーカー | 日産 |
車名 | セレナ |
ボディタイプ | ミニバン |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高 | 4,690mm×1,695mm×1,870mm |
車両重量 | 1,670kg |
総排気量 | 1,997cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 54L |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | エクストロニックCVT(無段変速機) |
カラー(全5種) | プリズムホワイト インペリアルアンバー ダイヤモンドブラック ダークメタルグレー ブリリアントシルバー アズライトブルー ホワイト |
※参考元:セレナ│主要諸元表
※紹介グレード:X 2WD
関連記事:セレナe-POWERの燃費はどの程度?燃費向上させるために意識すべきこともご紹介!
まとめ
この記事では、ラフェスタの概要や魅力、2005年に追加されたグレード「ラフェスタハイウェイスター」について解説しました。
ラフェスタは、2004年に7人乗りのミニバンとして初代が登場しました。
その後、2011年に2代目となり2018年に生産が終了します。
また、2代目のラフェスタ ハイウェイスターは、マツダが製造・販売する「プレマシー」のOEMモデルとして供給された車です。
惜しまれつつ生産終了となったラフェスタですが、日産からはエルグランドやセレナなどのファミリーカーとして人気の高いミニバンが登場しています。
ラフェスタの代わりとなるミニバンをお探しの人は検討してみてください。