高級車の定義とは?おすすめの高級車も紹介!
高級車の購入は敷居が高いと感じている人もいるでしょう。
しかし、高級車の具体的な定義はあるのか、高級車とはどのような車を指すのかなど分からない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、高級車の定義について解説するとともに、高級車を購入するメリットや、おすすめの高級車について紹介していきます。
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高級車の定義
高級車には、明確な定義というのは存在しません。
しかし、高級車といわれている車には、いくつかの共通する特徴があります。
それは、車両が高額である(500万円以上)、高い排気量・加速性能がある、ブランド力がある(歴史がある)などです。
車両価格が500万円以上の車といわれているのは、給与水準が関係しています。
令和3年分の民間給与実態統計調査によると、1年間を通じて働いた給与所得者の1人あたりの平均給与は443万円であるため、500万円以上の車は簡単に購入できない高額な車といえるでしょう。
また、高い排気量や洗練されたデザイン、ラグジュアリーな車内空間など、ほかの車を凌駕するスペックを持っていることも高級車の特徴です。
ほかにも、ベンツといえば高級車というイメージが浮かぶような、高いブランド力がある車も高級車の特徴といえるでしょう。
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国内の高級車ブランド
高級車といえば欧州ブランドばかりに目がいきがちですが、国内にも高級車を販売するブランドは存在します。ここでは代表的な国内の高級車ブランドを紹介していきます。
レクサス
レクサスはトヨタ自動車が展開する高級車ブランドです。
もともとトヨタは、アメリカで大衆向けの車を販売していました。
しかし、アメリカでは高級志向のユーザーが多く、高級車を販売していないトヨタは売れ行きに伸び悩んでいました。
この問題を解決するため、1989年に登場した高級車ブランドが「レクサス」です。
レクサスが販売している車は、トヨタ車より高級感・上質感が追求されていることが特徴として挙げられます。
ほかにもボタン1つで道案内からレストラン・ホテルの予約など、さまざまなサポートが受けられるコンシェルジュサービスがあることも特徴の一つです。
レクサスは、北アメリカ向けのトヨタ高級ブランドとして登場しましたが、2005年には日本にも進出し、高い人気を得ています。
インフィニティ
インフィニティは1989年に登場した日産が海外向けに販売する高級車ブランドです。
アメリカをはじめ、世界30ヶ国以上で展開されています。
インフィニティが販売している車の特徴は、スポーティーな外観と、日産の最先端技術が惜しみなく投入されていることです。
販売車種は、クーペやSUVなどが中心となっています。
また、インフィニティは海外向けに展開しているという理由から日本では正規販売されていません。
しかし、インフィニティの輸入車を取り寄せて販売する店舗もあるため、日本で購入することも可能です。
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高級車のメリット
ここでは、高級車のメリットについて解説していきます。
ハイスペックな性能・乗り心地
高級車に乗るメリットとして高い走行性能や乗り心地のよさが挙げられます。
高級車はメーカー技術を結集しているという理由から、一般車とは比較にならないほどのスペックです。
たとえば、軽自動車には排気量660cc以下、ボディサイズは幅1.48m以下、長さ3.4m以下といった規定があるのに対し、高級車には厳格な規定がないため、中には排気量5,000cc以上ものパワーを発揮する高級車や、ボディサイズの全長が5mを超えるほど巨大な高級車も存在します。
資産価値が高い
高級車は性能以上に所有自体がユーザーに大きな喜びをもたらす価値の高い存在です。
生産工程は手作業で進められるため、手間が多く、中には希少性を高めるために販売台数を極端に少なくするケースもあります。
高級車は、手間と希少性が高いことから中古車になっても価格が落ちにくく、高い価格で取引されやすいのが特徴です。
そのため高級車は資産価値と捉えられており、特に富裕層の間では投機対象として購入されるケースも多々あります。
国内のおすすめの高級車
ここでは、国内のおすすめの高級車を紹介していきます。
レクサス LS
レクサスが販売する LSはレクサスのフラッグシップ的モデルです。
現行型のLSは圧倒的な高級感と静粛性に加え、トヨタの先進技術が惜しみなく投入されています。
たとえば、「Lexus Teammate Advanced Drive」というシステムは高速道路走行という条件下であればある程度の自動運転が可能です。
車間距離や車線維持のほか、車線変更や追い越しのウインカー操作まで自動で行ってくれます。
また、車内空間も「プラチナ箔」や「西陣織」といった日本の伝統工芸技術をあしらった装飾がふんだんに取り入れられているほか、本革のシートはリクライニングに加え、マッサージ機能まで搭載されています。
さらにボディカラーには月の光によってコントラストが強調される「銀影ラスター」という独自の装飾も施されており、高級志向へのこだわりが高い車です。
なお新車価格は最も安価なグレードでも1,000万円以上であり、最上級グレードになると1,800万円近くもの費用がかかります。
レクサス LX
レクサスが販売するLXはレクサスの中でも最高品質を誇るSUVです。
日本を代表するSUV「ランドクルーザー」がベースモデルとされており、圧倒的な走破性の高さに加え、レクサスならではの贅沢な技巧が随所に盛り込まれています。
たとえば、安全支援技術である「lexus safety system +」は、車両への追突や歩行者・走路逸脱・交差点での出会い頭の衝突を防ぐシステムです。
ほかにも走行中の不快な振動や音などを解消し、乗り心地の追求が徹底的に行われています。
そのため、オフロードの走行性能の高さはそのままに、安全性能や乗り心地が大幅に向上しました。
また、指紋認証でエンジンがかかるなど、盗難のリスクを低減するシステムも備わっています。
新車価格も最高品質のSUVにふさわしく、1,250万円~18,00万円ほどの費用がかかります。
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日産 GT-R
GTRは日産を代表する高級スポーツカーです。
2007年のデビュー以来、今なおモータースポーツで活躍するほど性能・人気ともに高く、世界中にも多くのファンが存在します。
現在もマイナーチェンジを繰り返しながら販売されており、レースを前提に設計されたエンジンは最高出力570馬力、637Nmトルクを発揮するほか、安定性や乗り心地にも追求しており、サーキットだけでなく高速道路や市街地など場所を問わず走りを楽しめることがGT-Rの大きな特徴です。
なお新車価格は1,000万円~1,800万円程度となっています。
※2022年モデルはオーダーを終了しています。
トヨタ グランエース
トヨタが販売するグランエースは2019年に登場したミニバンです。
全長5,300m、全幅1,970mもの圧倒的なサイズのグランエースにはトヨタの先進技術と豪華絢爛な装飾が施されています。
中でも特徴的なのは車内空間にあります。後部座席が独立しており、座面も広く快適に過ごせるよう設計されているほか、カップホルダーや新聞、スマートフォンを収納できるポケット、さらにはUSB端子を全ての席に備えるなど、収納スペースも充実しています。
新車価格は、620万円~650万円と上記の車よりお得に購入できることも魅力の1つです。
まとめ
高級車には、明確な定義は、定められていません。
しかし、高級車といわれている車には、いくつかの共通する特徴があります。
その特徴とは、500万円以上かつ高性能、高排気量、贅沢な装備などです。
高級車は、ただ運転するだけでも優雅な体験ができるのが大きな魅力でしょう。
「いつかは高級車に乗ってみたい」という人は今回紹介した車を参考にしてみてください。