【三菱】アウトランダーの特徴|各所のサイズとその特徴についても解説
2012年に発表された三菱が製造・販売するアウトランダーは、ミドルサイズのSUVとして人気がある車です。ダイナミックなデザインと大きさを誇るアウトランダーの特徴は、ガソリンとEVによる走行だけではありません。
この記事では、アウトランダーの特徴を各所のサイズも交えてご紹介します。
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INDEX
アウトランダーの概要
アウトランダーは、三菱が製造・販売しているSUVです。国内向けのフラグシップSUVとして開発されたアウトランダーは、2012年に販売開始が発表されて以降高い人気を誇り、2021年にフルモデルチェンジも実施されました。
「自然と併走して、未来へ」のキャッチコピーを持つアウトランダーは、電気とガソリンの両方で走行が可能です。2021年と2022年には日本カー・オブ・ザ・イヤーの部門賞である「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
アウトランダーの特徴
ミドルサイズのSUVである三菱のアウトランダーは、SUVの快適性とスポーティーな格好よさが人気です。それ以外にもアウトランダーには、走行性能が高い、使い勝手のよい内装が充実しているといった特徴があります。
ここでは、アウトランダーの具体的な特徴について見ていきましょう。
快適で低燃費のよい走り
PHEVであるアウトランダーは、電気による走行が可能です。ガソリンに比べて走行音が静かであるため、夜の住宅街でも周辺の住宅に迷惑をかけずに、快適な走りを楽しめるでしょう。車高も高く、視界が広いため、見晴らしがよいこともアウトランダーの魅力です。
また、フルタイム4WDに2.4Lエンジンが装備されているほか、「ツインモーター×S-AWC」というモーターが装備されています。これによりハンドリング性能が安定し、スムーズかつ迫力のある加速が可能なため、操作性も高いです。燃費も比較的よいため、長距離や悪路でもストレスなく走行できます。
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安全機能
アウトランダーには、さまざまな先進安全機能が搭載されています。運転者はもちろん、周囲の人の安全を守る車を意味する「サポカーSワイド」の対象となっているほか、衝突被害軽減ブレーキシステムや踏み間違い衝突防止アシストなどが搭載されているため、安心して走行することが可能です。
誤って急発進しても自動的にストップがかかるため、万が一のトラブルも未然に防げます。また、アダプティブLEDヘッドライトで路肩を歩く歩行者の発見がしやすくなったり、カーブを曲がる際も見通しがよくなったりするため、夜間の走行も安心です。
さらに、高速道路での負担を減らすサポートを行うマイパイロットや標識認識システム、休憩を促すふらつき警報など、運転者の負担も考えた安全機能が搭載されています。
広々とした快適性の高い車内
スキーやキャンプなどのアウトドアを楽しめるSUVであるアウトランダーは、広々とした車内も特徴的です。特に7人乗りの「G」もしくは「P」を選ぶことで、大人数でも楽しい雰囲気を維持したまま長距離移動が可能です。
また、全長が4,710mmと非常に長く、シートアレンジが多彩でセカンドシートやサードシートを完全にフラットにすることもできます。高さもあり、ラゲッジスペースの入り口部分も広いため、使い勝手は非常によいといえるでしょう。後席にもカップホルダーや独立したエアコンが装備され、USBポートも完備されています。
現行アウトランダーにおける各所のサイズ
現行のアウトランダーは大きいというイメージがある人も多いでしょう。ここでは、各所のサイズを紹介しながら、それぞれどのような特徴があるのか解説します。
アウトランダーのボディサイズ
全長 | 4,710mm |
全幅 | 1,860mm |
全高 | 1,745mm |
アウトランダーは全長4,710mmあり、かなり長さがあります。特に横から見るとノズルが長い印象を受けるため、国産車というよりも外車のイメージに近いという印象です。加えて、全高は1,745mm・全幅1,860mmの台形型であるため、重厚感が感じられます。
アウトランダーの室内サイズ
アウトランダーは、エントリーグレードの「M」以外に「G」「BLACK Edition」、最上級グレードの「P」があります。
室内長 | 1,920/2,450mm |
室内幅 | 1,520mm |
室内高 | 1,240mm |
「M」は5人乗りのみ、「G」「BLACK Edition」は5人乗りと7人乗りがあり、「P」は7人乗りのみとなるため、必然的に室内長に違いがあります。
しかし、エントリーモデルである「M」でも室内幅が1,920mmもあるため、ゆったりと過ごすことが可能です。幅や高さも十分あるため、子供がいる家族や身長が高い人でも広々とした車内で快適に過ごせるでしょう。
アウトランダーの荷室サイズ
アウトランダーは大きな荷室を有しているため、ファミリカーとしての使用やアウトドアでの使用を考えている人に人気があります。
荷室高 | 最小 約850mm |
最大 約865mm | |
荷室長 | セカンドシート使用時:約1,015mm |
セカンドシート折りたたみ時 約1,685mm | |
荷室幅 | 最小(ホイールハウス間):約975mm |
最大:約1,305mm |
荷室の高さは最大865mmあり、セカンドシートを倒せば最大1,685mmにまで長くなります。大きさによって異なりますがスーツケースが3つ入る広さであり、荷室容量は7人乗りで469Lです。
ただし、オプションであるBOSEプレミアムサウンドを付けた場合、荷室幅は最大1,230mmになるため注意しましょう。
アウトランダーのホイールサイズ
アウトランダーのホイールサイズは、グレードによって異なります。
M | 18インチ |
G | 18インチ |
BLACK Edition | 18インチ |
P | 20インチ |
最上級グレードである「P」のみ、ホイールサイズが20インチです。18インチと比べると、20インチの方が車の脚が長く見えます。
アウトランダーのホイールは、スタイリッシュなデザインや上品さを感じるデザインを選べるのも特徴です。目を引きやすいホイールサイズであるため、街中でのドライブが楽しくなるでしょう。
アウトランダーは小回りが利く?
SUVとしてはミドルサイズでどっしりとした見た目が特徴のアウトランダーですが、想像以上に小回りが利くため運転のしやすさも魅力の一つです。最小回転半径は5.5mであるため、大型の車の中でも平均的な数値といえるでしょう。
ただ、ボディサイズがもともと大きいため、道幅が狭いところでは何度も切り返しが必要になる可能性が高いといえます。
アウトランダーはサイズ上、機械式駐車場に入庫できる?
大きな車の購入を検討した際、機械式駐車場に入庫できるかどうかが不安という人は少なくないでしょう。狭い場所でもより多くの車を駐車できるように設計されている機械式駐車場は、全高が1,550㎜以下という制限が設けられているところがあります。
アウトランダーの全高は1,770㎜であるため、駐車できないケースも少なくないでしょう。また、幅も1,860㎜とかなり広いため、機械式駐車場や一般の駐車場に駐車するとかなり狭いと感じる人も多いようです。近年マンションの駐車場も機械式駐車場を採用しているところが多いため、購入前に確認することをおすすめします。
まとめ
アウトランダーは全長や全幅が大きいことから、ゆとりのある車内や収納が魅力のSUVです。高さもあるため、背が高い人でもリラックスして過ごせるでしょう。小回りも利くため、運転もしやすい車といえます。一方で、高さと幅があるため、機械式駐車場には入庫が難しい場合があることに注意しましょう。
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出典元:三菱自動車工業株式会社