ルーフレールとは?使い方を解説!結局いる?いらない?

ルーフレールとは、その名の通り屋根(ルーフ)につけられたレールのことです。

よくSUVなどに取り付けられている、車の屋根に取り付けられた2本の棒のようなものを見て、「何のために使うのか?」「使い方がわからない」と疑問に思っていた方もいらっしゃるでしょう。

ここではルーフレールの使い方や、メリット・デメリットを紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考になさってください。

ルーフレールがご自身にとって必要なのかの判断材料になれば幸いです。

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ルーフレールとは?

ルーフレール

ルーフレールとは、上述の通り、屋根に取り付けられたレールのことです。
ルーフラックと呼ばれることもあります。

屋根の上に荷物を積載する時に使用します。
主に、スキー、サーフボード、自転車などの大きいアウトドア用品の持ち運びに使用します。

また、近年はテントを張ったりできるタイプもあります。

SUVやステーションワゴンなどの車体の長い車についている傾向があります。

車種によってついていたり、オプション装備だったりと様々です。

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ルーフレールの使い方

ルーフレール (3)

ルーフレールだけではロードバイクやサーフボードなどの荷物を車の上に積載することはできません。

レールの左右にベースキャリアと呼ばれる渡し棒を設置し、乗せるものの種類に応じたアタッチメントをつける必要があります。

ベースキャリアは、ルーフボックス、ルーフラック、システムキャリア、キャリアベース、ベースラック、カーキャリアなど、メーカーによってさまざまな呼称があるので注意が必要です。

ルーフレールには何を積む?

ルーフレール (5)

ルーフの上に積むという特性上、小さなものを積むと落下のリスクがあります。

ルーフレールに載せるものとしては、いすやテーブルなど、大きめのものが推奨されます。

どうしても小さなものを大量に載せる必要がある場合には、ルーフボックスやルーフキャリアバッグを使用しましょう。

できるだけ、ラックに載せる荷物の大きさを均等にした上で、隙間を作らないのが大切です。

ルーフレールの注意点

注意点

ルーフの上に積載スペースを確保することで多くの荷物を積載することのできるルーフレールですが、注意点もあります。

ここではルーフレールを使用する際の注意点について解説します。

落下の恐れがある

物を載せるということは落とす可能性があるということです。

どんなに注意しても注意しすぎるということはありません。

徹底したリスク管理をしないと大事故につながる恐れもあります。

高さ制限がある

「長さは車両全長の10分の1、高さは3.8m(軽自動車は2.5m)、幅は超えないこと」と道路交通法で定められています。

従って、ルーフレールを使用する際は、高さ、全長は荷物を載せた後に計測する必要があります。

また、全高が高くなることで入れなくなる駐車場などもあります。

駐車スペースがきちんと確保できるのかどうかをあらかじめ確認しておかなければなりません。

運転の妨げになってはいけない

  • ハンドル操作の妨げになる積載方法
  • ミラーで後方確認ができなくなる積載方法
  • ナンバー灯・制動灯・方向指示灯・尾灯・反射鏡などが視認できない積載方法

は法律で禁止されています。

また、ご自分の普段の運転の感覚の通りに運転をすると、ぶつける恐れがあります。

走行性能が低下する恐れがある

ルーフレールの上に荷物を載せるということは、その分体積と重量が大きくなるということです。

体積が大きくなると、空気抵抗が増し、走行性が下がります。

重量も同様で、走行性は下がります。

その結果、加速が思うようにできなかったり、燃費が悪くなったりという現象が起こります。

ルーフレールにはどんな種類がある?

ルーフレールには通常のものに加え、以下のようなものがあります。

ダイレクトルーフレール(フラッシュレール)

ルーフキャリア

ルーフとレールに隙間がないタイプです。

ルーフ部分の両側が少し盛り上がっています。

見た目もシンプルな構造となっており、ルーフレールがあるとどうしても発生してしまう走行中の風切り音が抑えられます。

フィックスポイント

フィックスポイントは見た目はルーフレールがありません。

普段はカバーで隠されているフィックスポイントにステーを固定する手法です。

しかし、対応車種は多くはありません。

ルーフレールの後付けはできる?

SUVイメージ

車種によっては可能なこともありますが、あまりおすすめはできません。

ルーフに穴を開けることになるので、雨漏りや空気との接触により腐食する恐れがあり、メンテナンスが大きな負担となります。

また、ルーフレールの取り付けに成功したとしても全高が高くなるため、構造変更の申請をしなければなりません。
勝手に全高を高くすると車検にも通らなくなるのです。

ルーフレールの後付けは現実的ではないと考えておいた方が良いでしょう。
メーカーオプションでルーフレールを装着できるような車の購入をお考えの方は、しっかりと吟味することが重要です。

ルーフレールを後から装着したい場合

ルーフボックス

ルーフレールの後付け自体はお勧めできませんが、ドア枠に固定できるベースキャリアを使用するという手もあります。

ルーフレールのデザインの実現はかないませんが、荷物を積載するのためにはドア枠に固定するタイプのベースキャリアを使用するのが最も現実的と言えるでしょう。

まとめ

今回は、ルーフレールの用途、種類、後付けできるのかについて解説しました。

ルーフレールは後から付けるのは現実的ではないので購入前にしっかりと考えておきましょう。

また、全高が変わることによるデメリットにも目を向けて、安全に使用するようにしましょう。

しっかりと注意をすれば、キャンプやスキーなどのアウトドアで快適な移動ができます。

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