トヨタ名車ランキングTOP10!選定理由も解説

トヨタ自動車は愛知県豊田市に本社がある日本の大手自動車メーカーであり、世界的にも有名です。

1933年、株式会社豊田自動織機製作所内に自動車部を設立し、自動車づくりを始めたのがトヨタ自動車の起源になります。

1936年にはトヨタ自動車初のトヨダAA型乗用車を発表し、1966年にはカローラ、1989年にはレクサスブランドを立ち上げ世界進出を果たしました。

今回は、そんなトヨタ自動車がこれまでの歴史の中で作り上げた名車について、ランキング形式で紹介します。
車の特徴や性能、名車と呼ばれる所以についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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出光のカーリース・ポチモへ
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トヨタ車の名車ランキング

ここからは、トヨタの名車を1位から10位までランキング形式で紹介します。

1位:プリウス

トヨタ初代プリウス
初代 プリウス(1997年)

プリウスは、「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーとともに発表された、世界で初めての量産型ハイブリッド車です。

歴代のモデルの中でも、国内で爆発的にヒットしました。

プリウスの最大の特徴は、燃費がよく二酸化炭素の排出が抑えられた設計になっているため、地球に優しい点です。

性能としては、気持ちのよい運転ができる走行性能や安全性能が向上される高剛性ボディ、低燃費とシームレスな加速を実現するハイブリッドシステムなどが搭載されています。

世界的にハイブリッドカーという認識を広げ、車の電動化やエコカーブームの火付け役になったプリウスは、これからもトヨタの名車として語り継がれていくでしょう。

トヨタ5代目プリウスHEV(2023年)
5代目 プリウス HEV(2023年)

2位:トヨタ2000GT

トヨタ2000GT(1967年)
2000 GT(1967年)

トヨタ2000GTは国産初のスーパーカーで、ライバルである日産に対抗すべくヤマハとの共同開発で作り上げました。

わずか337台しか生産されていないことから、幻のスポーツカーとして現在も人気を誇っています。絶版となった後も、状態によっては数千万円で取引が行われるほど人気が高い名車です。

当時は、国際的に通用できるスポーツカーとして高級スポーツカーにも負けない装備であるDOHOエンジンや4倫ディスクブレーキなどが搭載されました。

インテリアもヤマハ楽器の技術が取り入れられており、ウッドステアリングや3点式シートベルトなど、スポーツカーらしい雰囲気を醸し出しています。

最高速度は220km/hを実現しており、当時の同じクラスの車の中でも世界トップレベルの速さです。

3位:セルシオ

トヨタ初代セルシオ(1989年)
初代 セルシオ(1989年)

セルシオは納車までに1年以上を要するほど人気のある車で、メルセデスベンツやBMWといった高級車市場に一石を投じたトヨタの一台になります。北米市場にてレクサスとして発売され、後に国内仕様に変更されたのがセルシオです。

当時、高級セダンに対抗するために販売され、大型のエンジンを大型のボディに搭載したラグジュアリーな車として生まれました。

また、当時では考えられないほどの驚異的な静粛性と動力性能を備えており、素晴らしい乗り心地を実現していた一台です。

太いトルクで燃費も抑えられるV8エンジンが搭載されているほか、マニュアルモード付きの6速ATやセーフティ性能といった先進システムも採用していました。

トヨタ3代目セルシオ(2000年)
3代目 セルシオ(2000年)

2006年にレクサスLSにモデル継承され、生産は中止となりましたが、海外でも注目されるほど人気を集めたセルシオは、間違いなくトヨタの名車の1つといえるでしょう。

レクサスLS500h“I package”(2023年)
LS 500h “I package”(2023年)

関連記事:レクサスの車種一覧を紹介!グレード順に特徴を解説

4位:ランドクルーザー

トヨタランドクルーザー20系(1955年)
ランドクルーザー 20系(1955年)

ランドクルーザーは1951年に発売されてから、世界でも誇れるクロスカントリーの王者として君臨している一台です。

2014年に累計販売台数を800万台達成し、大型SUV車として世界的に人気があります。

トヨタランドクルーザー2代目70系(2014年)
ランドクルーザー 70系(2014年モデル)

現行のランドクルーザーは、従来と変わらない足回りの頑丈さや耐久性、パワーのある走行性能を有しているのはもちろん、現代のニーズに合わせた大型SUVらしいボディサイズや高い地上高、高級感溢れるモダンな内装を兼ね備えているのが特徴的です。

トヨタランドクルーザー300系(2021年)
ランドクルーザー 300系(2021年)

また、ランドクルーザーの中でも1984年に発売されたランドクルーザー70系は、海外で根強い人気があります。

トヨタランドクルーザー70系(2023年モデル)
ランドクルーザー 70系(2023年モデル)

仕様変更を繰り返されたランドクルーザーは、史上最長のロングランの記録を今なお更新し続ける名車です。

関連記事:トヨタ新型ランドクルーザー“250”!歴代モデルを振り返りながら紹介!

5位:クラウン

トヨタ初代クラウン(1955年)
初代 クラウン(1955年)

クラウンは1955年に発売されてから、長い間販売され続けてきたセダンの名車です。

特に安定感のある走りや高いハンドリング性能が魅力であり、車との一体感を出すために車の重心点にドライバーを近づけるといった工夫が施されているなど、こだわりが感じられます。

加えて、スポーティで高級感溢れる外観や快適なシート、ブレーキを保持できるブレーキホールドシステムの搭載など、機能や装備などが豪華である点も特徴的です。

また、クラウンの中でも特に「ゼロクラウン」というモデルが名車とされています。

関連記事:歴代クラウンの内装をいつクラの8代目から画像で紹介!ゼロクラや今のクロスオーバーも!

トヨタ12代目クラウン(2003年)左:クラウンアスリート、右:クラウンロイヤルサルーン
12代目 クラウン(2003年)
左:クラウン アスリート、右:クラウン ロイヤルサルーン

ゼロクラウンとは、2003年〜2008年に販売された180系クラウンのことです。

スポーティを感じさせるデザイン性やパワフルでキレのある加速が特徴で、今までのクラウンのイメージを一新しました。

6位:カローラ

トヨタ初代カローラ(1966年)
初代 カローラ(1966年)

1966年に初登場したカローラは、世界で5,000万台以上販売されているほど世界中から愛されている名車です。

セダンのカローラ、SUVのカローラクロスといった多くのボディタイプがあり、ニーズに合わせたさまざまなモデルが販売されている特徴があります。

トヨタカローラクロス(2021年)
カローラクロス(2021年)

また、カローラは、モデルごとにさまざまな特徴があるのが魅力です。
たとえば、セダンのカローラは、洗練されたスポーティなデザインや心地よい室内空間、狭い道も意に介さない走りやすさを実現しています。

7位:ハリアー

トヨタ初代ハリアー(1997年)
初代 ハリアー(1997年)

ハリアーは高級SUVの先駆者であり、SUVの歴史を変えたともいわれるトヨタの名車です。

こだわり抜かれたボディや高級感溢れるインテリア、買い物や旅行でも便利に使える大きいラゲッジスペースなどが特徴的で、幅広い層から人気を集めています。

トヨタハリアー
4代目 ハリアー(2020年)

また、トヨタ独自の「Toyota Safety Sense」が標準装備になっており、自動ブレーキや白線からはみ出さないようにサポートしてくれる機能、車間距離を自動的に保つ機能など、さまざまな安全装備を備えている一台です。

ハリアーが発売されたことをきっかけに他のメーカーが続々とSUVが発売されているため、SUVの火付け役となった車種といえるでしょう。

ハリアーPHEV充電口
ハリアー PHEV(2022年)

8位:スープラ

トヨタ スープラ MA70型(1988年)
スープラ MA70型(1988年)

スープラはトヨタ車が誇るスポーツカーであり、生産終了から17年後に5代目スープラの復活を果たすほど、根強い人気があります。

国内だけでなく世界的にも人気があり、シリーズ累計の全世界興行成績が1兆円突破したカーアクション映画「ワイルド・スピード」の1作目にて、オレンジ色のA80型のスープラが登場するほどです。

関連記事:「ワイルドスピード」で使用された車を紹介!

トヨタスープラ 特別仕様車「Plasma Orange 100 Edition」
スープラ 特別仕様車「Plasma Orange 100 Edition」(2023年)

一般的なファミリーカーにはない走りを追求したスープラは、スポーツカーならではの走りを実現しています。

9位:GRヤリス

GRヤリス RZ“High performance・Sébastien Ogier Edition”・ RZ“High performance・Kalle Rovanperä Edition(2024年)
GRヤリス RZ“High performance・Sébastien Ogier Edition”・ RZ“High performance・Kalle Rovanperä Edition(2024年)

2020年に登場したGRヤリスは、トヨタのコンパクトカーであるヴィッツをフルモデルチェンジした車です。

コンパクトカーで初めての新プラットフォーム「TNGA」を採用し、ボディの高剛性や重心化を実現することで、走りやすさや操縦安定性を高めることに成功しました。

トヨタGRヤリス(2020年)
GRヤリス(2020年)

また、高い燃費性能と力強い走行を両立させたことはもちろん、先進安全機能も搭載されたヤリスはトヨタの名車の1つといえるでしょう。

10位:MIRAI

トヨタ初代MIRAI(2014年)
初代 MIRAI(2014年)

MIRAIは、世界初の量産型燃料電池車です。

水素を燃料とした次世代型自動車で、水素と酵素の化学反応で起きた電気を使ってモーターで動かします。

二酸化炭素の排出がないため、トヨタのこれまでの技術を結集した究極のエコカーといえるでしょう。また、1回の充電で約850kmを走行でき、1回の充電でかかる時間は3分ほどと驚異的です。

トヨタ2代目MIRAI(2020年)
2代目 MIRAI(2020年)

走行性能やハンドリング性能にもこだわりがあり、上質な乗り心地やスポーツカーのようなコーナリング性能も兼ね備えています。

国内では水素ステーションの設置個所が少ないため、まだ目新しいのが現状ですが、設置個所や選べるボディタイプが増えれば、今後たくさんの人に選ばれる名車となるでしょう。

まとめ

この記事では、トヨタの名車ランキングを紹介しました。

ご紹介した車種は、いずれも車の歴史に大きな影響を与えており、名車といっても遜色ないでしょう。
どれもトヨタの技術力があってこそできた名車ばかりです。

高級感のあるセダンや洗練されたSUV、地球に優しいハイブリッド車など、多くのモデルを販売しているトヨタ車が気になる人は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

画像出典元:トヨタ自動車WEBサイト

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カーナレッジ編集部

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