アルファードの大きさはどのくらいか?他車との比較も紹介
アルファードは、広い車内空間と高級感あるデザインが人気のミニバンです。
車体の大きさがミニバンの魅力ではありますが、その中でもアルファードは他車と比べてどの程度大きいのでしょうか。
この記事では、アルファードのボディサイズや乗車定員、他車とのサイズ比較や走行性能、安全性能について解説します。
関連記事:【おすすめ】人気のミニバンランキング!ミニバンがおすすめの理由も紹介
INDEX
アルファードの概要
アルファードは、トヨタ自動車が製造・販売しているLクラスのミニバンです。
2002年に初代アルファードが登場し、2008年に2代目、2015年に3代目、そして2023年に発売された現行モデルが4代目になります。
広い車内と高級感溢れるデザインを押し出したアルファードは、同クラスのミニバンのなかでも圧倒的な人気があります。
外装で注目すべきは、フロントグリルです。
メッキ加飾によるデザインは、大胆さと優雅さを表現しています。
内装は、落ち着いた雰囲気で仕立てられ、上質なシートと共に車内の高級感を高めています。
新型の4代目アルファードのグレード構成はハイブリッド車4種、ガソリン車2種に加えて福祉車両がラインアップされています。
アルファードの大きさ

2023年に発売された現行のアルファードのサイズは、全長4,995mm、全幅1,850mm、全高1,935~1,945mmです。
室内サイズは、全長3,005mm、全幅1,660mm、全高1,360mmで乗車定員は7人です。
ボディサイズが大きいことで、多彩なシートアレンジによって後部座席を広く確保することもでき、乗車人数や荷物の量によってフレキシブルに室内をアレンジすることができます。
アルファードVSエルグランド、ステップワゴン!大きさ比較
広大なボディサイズを誇るアルファードですが、他車と比べるとどの程度の違いがあるのでしょうか。
サイズ比較のために選んだのが、アルファードと同じくLサイズミニバンのエルグランドです。
また、参考のためMサイズのステップワゴンも比較に加えました。
- アルファード ハイブリッド車 X(7人乗り)
- エルグランド 250Highway STAR S(7人乗り)
- ステップワゴン AIR FF(7人乗り)
上記3車種の比較から、アルファードのサイズについて検証します。
関連記事:新型アルファード&ヴェルファイア発表|ワールドプレミアから見る両者の方向性
車体の大きさ比較
他車との大きさを比較した結果は、以下です。
他車との車体の大きさを比較
4代目アルファード | 3代目アルファード | エルグランド | ステップワゴン | |
全長 | 4,995mm | 4,945mm | 4,965mm | 4,800mm |
全幅 | 1,850mm | 1,850mm | 1,850mm | 1,750mm |
全高 | 1,935mm | 1,935mm | 1,815mm | 1,840mm |
ホイールベース(前後ホイールの中心から中心までの長さ) | 3,000mm | 3,000mm | 3,000mm | 2,890mm |
車両重量 | 2,230kg | 2,110kg | 1,930kg | 1,710kg |
乗車定員 | 7人 | 7人 | 7人 | 7人 |
日産|エルグランド諸元表
ホンダ|ステップワゴン諸元表
サイズに関してアルファードとエルグランドとの比較を見ると、全長では4代目アルファードがエルグランドがより30mm長く、全幅は同一で、全高ではアルファードがエルグランドより120mm高いことがわかります。
関連記事:ミニバンのサイズはどのくらい?魅力やおすすめできる人なども紹介
車内の大きさ比較
次に車内空間で比較してみます。
車内の大きさ比較
4代目アルファード | 3代目アルファード | エルグランド | ステップワゴン | |
車内長 | 3,005mm | 3,210mm | 3,025mm | 2,845mm |
車内幅 | 1,660mm | 1,590mm | 1,580mm | 1,545mm |
車内高 | 1,360mm | 1,400mm | 1,300mm | 1,425mm |
日産|エ ル グランド諸元表
ホンダ|ステップワゴン諸元表
アルファードとエルグランドの車内空間についての比較では、車内長ではエルグランドが3代目アルファードが一番長く、車内幅において4代目アルファードがエルグランドより80mm広く設計されています。
ただし、車内高においては、ステップワゴンが3車種のなかで最も高くなっています。
3代目アルファードの走行性や安全性について

アルファードといえば、ゆったりとした車内空間も魅力的ですが、走行性能や安全性能も充実しています。
ここでは、大型なボディサイズをものともしないパワーユニット、全車標準装備されている先進の安全機能について解説します。
アルファードの走行性能
アルファードのパワーユニットは3種類が準備されています。
- 直列4気筒・2.5Lガソリンエンジン
- V型6気筒・3.5Lガソリンエンジン
- 直列4気筒・2.5Lガソリンエンジン+モーター(ハイブリッド)
V型6気筒・3.5Lガソリンエンジンにおいては8ATのトランスミッションを採用し、低速から高速までスムーズに加速させます。
パワーの必要な山道走行や高速道路の追い越し加速でも、アクセルを踏み込めばすぐに追従してくれます。
また、直列4気筒・2.5Lガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドのパワーユニットでは、モーターによる加速が、燃費性能と静粛性に優れた走りを実現します。
パワーではV型6気筒エンジンに劣るものの、力強い走りができることに変わりはありません。
最後に、直列4気筒・2.5Lは、他の二つと比較するとスペックで見劣りするものの、実用的には十分にパワーのある走りができます。
エントリーモデルの「X」と、「S」グレードで採用されています。
関連記事:アルファードの運転しやすさはどうなのか?サイズや安全性能をふまえて紹介!
アルファードの安全性能
アルファードには、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されています。
「プリクラッシュセーフティ」は、ミリ波レーダーと単眼カメラで前方の車両や歩行者を検知し、衝突回避や被害軽減をサポートする予防安全機能の一つです。
その他にも、車線からの逸脱を知らせる機能やステアリングの操作支援を行う「レーントレーシングアシスト」、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール」など、多くの機能で安全な走行をサポートしています。
関連記事:アルファードの運転しやすさはどうなのか?サイズや安全性能をふまえて紹介!
3代目アルファードのグレードの選び方
ここでは、数多くあるアルファードのグレードについて、検討する方向性ごとにおすすめできるグレードを紹介していきます。
価格をなるべく抑えたい人
価格最優先でアルファードを手に入れたい人におすすめできるグレードは、エントリーモデルの「Ⅹ」です。
このグレードなら必要最低限の装備で価格を抑えてアルファードを購入できるため、初めてアルファードに乗る人でも安心です。
ハイブリッド車がお好みなら「HYBRID X」という選択肢もあります。
関連記事:新車を安く買う方法9選!購入タイミングや交渉術など一挙紹介!
パワフルな走りを楽しみたい人
アルファードでパワフルな加速を味わいたい人には「GF」または「SC」グレードをおすすめします。
これらのグレードではV型6気筒・3.5Lガソリンエンジンを採用しており、力強い走りを感じられ、特に坂道での発進や高速道路での加速時にワンランク上のパワーを体感できます。
燃費性能を重視したい人
燃費性能に重きを置くなら「HYBRID X」グレードがおすすめです。
「HYBRID X」は、アルファードのハイブリッド車のなかで価格も抑えられているため、総合的なコストパフォーマンスに優れたグレードだと言えます。
関連記事:アルファードの燃費はどのくらい?カタログ燃費や実燃費を比較検証
最高級の車内空間を味わいたい人
高級ホテルのように優雅な空間に浸りたい人には、最上級グレードの「Executive Lounge」「HYBRID Executive Lounge」「Executive Lounge S」「HYBRID Executive Lounge S」が適しています。
これらのグレードには、シートの素材に高級車で採用されることの多いナッパレザーが使用されており、他のグレードとは一線を画すラグジュアリーさを演出します。
ナッパレザーは革本来の風合いを楽しめるばかりでなく、柔らかく滑らかな質感であるため座り心地も格別です。
まとめ

この記事では、アルファードの大きさに焦点を当てて特徴やライバル車との比較、走行性能や安全性能について解説してきました。
大きさについて、Lサイズミニバンの他車との比較で大差はないものの、車体の高さと車内の広さではアルファードが優れていることがわかりました。
また、アルファードは走行性能や運転サポート、事故の未然防止機能など安全性能も充実しており、大きなボディサイズでも問題なく快適で安心なドライブを実現できます。
高級ミニバンとしてアルファードの購入をご検討される方は、ぜひ試乗して車内の快適さや運転のしやすさを体感してみましょう。