生産終了したアルファロメオミトはどんな車?魅力やおすすめの人を紹介

車名を知らなくても、街角で見かけるとついその姿を目で追ってしまう車があります。

アルファロメオミトも、そのような車のひとつといえるでしょう。アルファロメオミトは、すでに販売終了しているにもかかわらず、いまだに多くの人を魅了している車です。

この記事では、アルファロメオミトの特徴や人気の理由について詳しく解説します。

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アルファロメオミトの概要

アルファロメオミトは、日本で2009年から2018年まで販売されていた3ドアハッチバッククーペです。

イタリアの自動車メーカーならではの鮮やかなカラーリングが特徴的な車です。
国産車ではあまり見ないかわいらしい外見と上質感溢れる内装に加え、コンパクトカーらしい取り回しのよさで人気を集めました。

アルファロメオミトの「ミト」の由来は、ミラノ(Milano)でデザインされ、トリノ(Torino)で作られたことから、「M」と「T」を取ったといわれています。

惜しまれつつも、2018年にアルファロメオミトは生産終了となりました。
3ドアハッチバック車の需要が欧州で減ったことが、販売終了の主な要因ともいわれています。

日本においても、3ドア車の需要は5ドア車に比べると高くはありません。

とはいえ、多くの人がアルファロメオミトの販売終了にショックを受けたといえるでしょう。

生産終了してもなお人気?アルファロメオミトの魅力

アルファロメオミトは販売終了してから時間が経ちますが、いまだに人気が衰える気配はありません。

ここでは、人気の根強いアルファロメオミトの魅力を紹介します。

類似のないデザイン

流れるような美しい曲線と、曲面を組み合わせた丸みを帯びたシルエットは、イタリアの自動車メーカーであるアルファロメオならではの車です。

かわいらしさとスポーティーさを両立したデザインは他に類を見ず、乗る人の心を満たしてくれます。

高い居住性

アルファロメオミトの車体サイズは、コンパクトカーとしては大きめです。

ミト スーパーというモデルは、全長×全幅×全高が4,070mm×1,720mm×1,465mmという大きさになっています。

ちなみに国産車で人気のコンパクトカー、トヨタ ヤリス(Zグレード)の大きさは3,940mm×1,695mm×1,500mmです。

車体サイズの大きさが、アルファロメオミトの居住性を高めています。

またアルファロメオミトのシートには、イタリアの高級家具ブランドとして有名なポルトローナ・フラウが手がける本革シートが採用されています。

このクラスのコンパクトカーで本革シートが採用されている車は多くはありません。上質な本革シートは、洗練された車内空間を演出します。

前席にはアームレストがついており、長時間のドライブでも快適に過ごせるでしょう。

後部座席も広めに設計されており、ゆっくりとくつろげるスペースが確保されています。
また後部座席は6対4の分割可倒式になっているため、必要に応じてシートを倒すことで大きな荷物の積み込みも可能です。

アルファロメオミトの走行性能

ここでは、アルファロメオミトの走行性能について、項目別に解説します。

高いエンジン性能

アルファロメオミトは、スポーツカーを数多く輩出するアルファロメオの車だけあり、コンパクトカーながら高いエンジン性能を誇ります。

エンジンにはターボ搭載の1.4L直4DOHCを採用しており、最高出力は155ps(馬力)となっています。

また通常の最大トルクは20.5kgf・mですが、ダイナミックモードを使うことで23.5kgf・mにまで増幅できます。

先ほども紹介したトヨタ ヤリス(Zグレード)が、最高出力120ps、最大トルク14.8kgf・mということを考えると、アルファロメオミトのエンジン性能の高さが分かるでしょう。

関連記事:車の馬力とは一体何?トルクとの違いや計算方法などを詳しく解説

アルファロメオD.N.Aシステムの搭載

アルファロメオミトには、サスペンションやブレーキ、エンジンといった駆動系を統合制御する、「アルファロメオD.N.Aシステム」が搭載されています。

スポーツドライビングに最適な「ダイナミック(D)」、市街地走行に適した「ノーマル(N)」、滑りやすい状況下でもコントロールしやすい「オールウェザー(A)」の中から自由にモードを選択できます。選択したモードは、メーター内にあるマルチファンクションメーターで確認可能です。

どのモードを選ぶかにより、電動パワーステアリングのアシスト量やエンジンの出力特性、アクセルレスポンスなどが変化します。

このシステムの搭載により、走行環境に適した軽快な走りを実現できます。

コーナリングの安定性

アルファロメオミトは、コーナリングの安定性の高さにも定評があります。
コーナリング走行時は、ステアリングの応答のよさを感じられるでしょう。

コーナリングの際、タイヤが地面にぴったりくっつく感覚が得られるのも特徴です。またサスペンションの効きのよさも随所に体感できるでしょう。

このようにアルファロメロミトは、コンパクトカーでありながら走行性能の高い車といえます。

アルファロメオミトの中古車価格はどのくらい?

冒頭で解説したように、アルファロメオミトはすでに販売を終了しています。
よって、アルファロメオミトを手に入れたい場合は、中古車市場で探すことになります。

以下、昨今の中古車市場を参考に、価格をピックアップしてみました。

モデル年式走行距離本体価格
ミト レガーレ20161.8万km195万円
ミト スーパー20171.9万km197万円
ミト コンペティツィオーネ20152.2万km176万円
ミト コンペティツィオーネ20122.9万km85.9万円
ミト スプリント20123.6万km63.9万円

中古車の平均価格は50万円〜200万円程度ですが、年式、走行距離だけでなく、付属品やボディカラーによっても値段は変わります。

販売終了が2018年と比較的最近なため、中古車市場でアルファロメオミトを見つけることは、さほど難しくありません。

ただし輸入車ということもあり、そもそも流通している量自体多くないのが現状です。
条件が決まっている人は、こまめに中古車情報サイトを覗いたり、中古車売買代行業車に相談したりするなど、対策を取るとよいでしょう。

また左ハンドルモデルなど、希少性の高い車はすぐに売れてしまう可能性があります。

条件に当てはまる車を見つけたら、すぐに動けるようにしておきましょう。

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アルファロメオミトがおすすめな人

ここまでアルファロメオミトの特徴を見てきましたが、最後にどのような人におすすめなのかを解説します。

運転を楽しみたい人

運転を楽しみたい人にとって、アルファロメオミトは魅力的な車です。

本格的なスポーツカーを買うのは難しいものの、ただ日常生活で利用するだけではつまらないと考えている人におすすめです。コンパクトカーでありながら走行性能の高さも実感できるでしょう。

またアルファロメオミトは居住性も高いため、ロングドライブにも向いています。
快適な車内空間で、走る喜びも味わえる贅沢なドライブを楽しめます。

とことんオシャレにこだわる人

ドライバーの中には「車は乗った後は外見は見えないため、そこにこだわるのはナンセンス」と考える人もいるかもしれません。

しかし、実際は外見が素敵な車に乗っていると、駐車場で自分の車を見つけたときに気分が上がる人も多いでしょう。

アルファロメオミトは、他に類を見ない独特でオシャレなフォルムを持つ車です。
車の外見にもこだわりたい人におすすめの一台です。

まとめ

この記事では、アルファロメオミトの特徴や、おすすめできる人などについて解説しました。

アルファロメオミトは2018年に販売終了となったにもかかわらず、今でも絶大な人気を誇っています。

美しいデザインと快適な居住空間、そして高い走行性能を兼ね備えた車がほしい人はアルファロメオミトを選択肢に入れてはいかがでしょうか。

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