スズキ「アルトワークス」の燃費を徹底解説。走行性能も確認

軽自動車の中でも、さらにコンパクトな部類に含まれる、スズキのアルトワークス。

その身軽な車体を活かした小回りの効き方も好評ながら、「パワーのある走りを実現してくれる」との評判もあります。

しかしアルトワークスの購入を検討している方の中には、「走行性能はいいかもしれないけれど、燃費はどうなの？」と気になる方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、スズキ「アルトワークス」のカタログ燃費、実燃費を解説します。
さらにアルトワークスの走行性能なども解説。

「アルトワークスの購入を迷っている方」「走行性能の良い軽自動車をお探しの方」は、最後までお読みください。

アルトワークスのカタログ燃費

アルトワークスのカタログ燃費は、以下です。

アルトワークスの駆動方式には、2WDと4WDの2種類があります。
トランスミッションは、2WDと4WDそれぞれ5MT、5AGSの2種類があります。

2WD車と4WD車では、若干ではありますが、2WD車の方がカタログ燃費が良いです。

しかし、駆動方式4WDの方が、悪路などの走行も含め走行安定性に優れています。
日常の走行において、山道や雪道などの悪路を走行する機会が多い人や走行安定性を求める人は、4WDを選択するのも一つです。

アルトワークスの実燃費

2024年3月26日現在において、e燃費のサイトによると、スズキのアルトワークスの実燃費は、2WDと4WDともに平均して18km/L前後です。

ちなみに2024年3月26日時点におけるe燃費のサイトによると、車種別の軽自動車実燃費のランキングの第一位は、スズキのアルト 23.83km/Lでした。

そしてアルトワークスの実燃費 18.99km/Lと同等の実燃費のランキング順位は、321位中40位です。

この結果からアルトワークスの実燃費は、他の車種の燃費と比較すると「かなり燃費が悪いわけではなく、平均と同等の燃費の良さ、もしくは平均よりも少し良い」ぐらいでしょう。

ただし実燃費は、路面の状態や運転の方法によって変化します。
上記の数値は、あくまでも参考値として捉えておきましょう。
燃費を良くするためにも、急発信急ブレーキなどの運転はできるだけ避けることを心がけましょう。

アルトワークスとライバル車のカタログ燃費を比較

今回は、アルトワークスと以下の車種のカタログ燃費を比較します。

• ダイハツ｜キャストスポーツ

ダイハツ｜キャストスポーツのカタログ燃費

ダイハツ キャストスポーツのカタログ燃費は、2WD、4WDともに24km/L以上です。
カタログ燃費上では、アルトワークスよりも燃費が良い車と言えるでしょう。

ちなみにダイハツのキャストは、2015年の9月に販売が開始されました。
愛着が湧くデザインの「キャスト」シリーズは、都会的なテイストの「スタイル」の他、SUVテイストを盛り込んだ「アクティバ」、高性能な走りを追い求めた「スポーツ」、以上３シリーズを展開していました。

キャストスポーツは、ばね定数を上げたコイルスプリング、減衰力を高めたショックアブソーバーの採用、専用サスペンションを装備し、操縦安定性、旋回性能を向上させたスポーツモデルになります。

アルトワークスの走行性能

スズキのアルトワークスは、軽量ながらパワフルな走りを実現したモデルと言われ、発売当初から車好きを筆頭に多くの人に選ばれてきました。そんなアルトワークスの走行性能の特徴は、以下です。

• 軽い。なのにパワーのある走り
• 小回りが効くので、街乗りにもOK
• ステアリングの操作性を向上させる、秘密のサスペンション

特徴①：軽い。なのにパワーのある走り

「軽いのに、パワーのある走り」、アルトワークスが多くの車好きの心を鷲掴みした要因の1つと言えるでしょう。

アルトワークスの重さは、約670kg。
軽自動車の平均的な重さは、約700kg〜1,000kgと言われているため、アルトワークスが他の車種よりも軽いことがわかります。

そんなアルトワークスですが、ターボエンジン搭載のおかげもあり、車体の軽さを感じさせないパワーのある走りを実現しています。

軽自動車と聞くと、「アクセルを踏んでもなかなか加速しない」イメージがある方もいらっしゃると思います。
しかしそのイメージは、アルトワークスの前では不要です。

見た目は小さいけれど高い走行性能のアルトワークスなら、毎日の運転や休日のドライブが楽しくなること間違いありません。

特徴②：小回りが効くので、街乗りにもOK

アルトワークスは、その小さな見た目を活かし、比較的細い道でも問題なく走行可能です。
それに加えて、上述した力強い走りを実現する走行性能も持ち合わせています。

流れの早い公道やパワーのいる坂道なども、アルトワークスなら安心して運転できるでしょう。

特徴③：ステアリングの操作性を向上させる、秘密のサスペンション

アルトワークスのサスペンションには、専用のチューニングが施されています。

この専用のチューニングを施されたサスペンションのおかげで、ドライバーのステアリング後、スムーズに応答する操作性、さらにカーブを曲がる際、車体の動きの変化を抑えた安定性などを実現しています。

アルトワークスの弱点

軽いけれど力強い走りを実現し、操作性にも優れているアルトワークス。

一方で、運転をする上で以下の弱点も存在します。

• エンジン音がうるさい
• 加速の伸びがイマイチ
• 揺れが気になる

弱点①：エンジン音がうるさい

アルトワークスはエンジンの回転数が多いため、その分エンジン音が大きくなってしまいます。

しかし人によっては、その独特のエンジン音が好きという人もいるとのこと。

気になる方は、購入前に一度エンジン音を確かめましょう。

弱点②：加速の伸びがイマイチ

アルトワークスは、遅い速度からの加速力はありますが、ある一定の速度に達してからの加速力に対しては物足りない傾向にあります。

したがって、高速道路を走る際には、注意が必要です。

ただアルトワークスは、あくまでも軽自動車です。
軽自動車と割り切れば、そこまで気にならない範囲と言えるでしょう。

弱点③：揺れが気になる

アルトワークスは軽い車体のため、路面を走行するときの衝撃が伝わりやすい可能性が高いです。

一方で、気になるレベルの車体の揺れは、個人によって異なります。

気になる方は、走行時の揺れについても、購入前に試走し事前に確認しておくと良いでしょう。

アルトワークスはこんな人におすすめ

車の購入を検討している方で、以下のようなニーズがある方は、アルトワークスを選択肢の候補に入れてみましょう。

• 軽自動車が良い！でも走行性能も求めたい！
• 小回りが効き、走行性能が良い車に乗りたい！

おすすめな人①：軽自動車が良い！走行性能も求めたい！

「走行性能が良い軽自動車が欲しい！」は、アルトワークスがおすすめです。

軽自動車と聞くと、「加速力など走行性能に不安がある」方もいらっしゃると思います。

アルトワークスは、平均以下の重さ670kgと軽自動車の中でもさらにコンパクトな部類ながらも、ターボエンジンを搭載しているため、パワーのある走りを実現しています。

「アクセル踏んでるのに、なかなかスピードが出にくい」などの心配も不要です。

また専用のチューニングが施されたサスペンションのおかげで、ステアリングの操作性も非常に良いです。
車と一体感を持ちながら、運転できるでしょう。

「軽自動車が欲しい！でも走行性能が良い車に乗りたい！」方は、アルトワークスを一度試走してみましょう。

小回りが効き、走行性能が良い車に乗りたい！

「小回りが効き、走行性能が良い車に乗りたい！」方も、アルトワークスがおすすめです。

車両重量670kgと、軽自動車の中でもさらにコンパクトな車体であるアルトワークス。

ぶつけそうで怖くなるような離合が難しい道でも、アルトワークスならその身軽さを活かして、難なく運転が可能です。

そして上述したように、ターボエンジンと専用チューニングを施したサスペンションのおかげで、ステアリングの高い操作性と力強い走りで、スムーズな運転を実現します。

アルトワークスは、日頃から細い道を運転する機会が多い人々にとって、接触事故の確率を下げてストレスなくあなたを目的地まで運んでくれる存在なのです。

まとめ

スズキ「アルトワークス」の燃費は、かなり優れているレベルではないですが、平均値もしくは平均より少し良いぐらいの水準でしょう。

また小回りが効くという特徴はもちろん、ターボエンジンの搭載、専用のチューニングを施したサスペンションのおかげで、パワーのある走り、ステアリングの高い操作性を実現しています。

「アクセルを踏んでいるのに、なかなか車の速度が上がらない」などの不満もありません。

街乗りにもドライブにも最適な、スズキのアルトワークス。

「アルトワークスの購入を迷っている方」「走行性能の良い軽自動車をお探しの方」は、一度アルトワークスを試走してみてください。

その高い走行性能に、心を奪われること間違いなしです。