ポルテが生産終了したのはなぜ?ポルテの魅力や生産終了した理由を解説

ポルテは、トヨタが製造・販売していたコンパクトなボディサイズと助手席側の大型電動スライドドアが特徴のミニバンです。
ユニバーサルデザインで設計され、誰にでも使いやすく、利便性が高いと好評だったポルテですが、2020年に生産が終了しました。

ポルテとはどのような車なのでしょうか。また、なぜポルテが生産終了してしまったのでしょう。

この記事では、ポルテの魅力や、生産終了した理由などについて解説していきます。

また、ポルテと同時期に生産終了したスペイドについても解説しているため、中古車での購入を検討している人は参考にしてください。

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ポチモバナー青
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2020年に生産終了したポルテ

トヨタポルテ
出典:トヨタ自動車株式会社

ポルテは、「Smart Life Supporter」というコンセプトのもと、車によってユーザーの生活を楽しく快適にするために開発されました。

2004年7月に初代が登場し、2012年7月に2代目が発売されます。その後、2020年7月にFとGのグレードで特別仕様車が発売されましたが、2020年の12月に販売が終了しました。

ポルテはフランス語で、扉やドアを意味する言葉です。これは、ポルテ最大の特徴である大開口の電動スライドドアが由来となり名付けられました。

2代目ポルテのグレードはV、X、Y、F、Gの5種類で販売開始され、その後さまざまな特別仕様車も発表されました。

2代目ポルテの基本スペックは以下の通りです。

メーカートヨタ
車名ポルテ
ボディタイプミニバン・ワンボックス
ドア数4
全長×全幅×全高(mm)3,995×1,695×1,690
車両重量(kg)1,170
総排気量(cc)1,496
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)42
駆動方式2WD
トランスミッション自動無段変速機(Super CVT-i)
カラー(全4種)・シルバーメタリック
・クリームベージュ
・アクアブルーメタリック
・ホワイトパールクリスタルシャイン
※参考元:トヨタ公式サイト|ポルテ
※紹介グレード:Gセーフティエディション(2WD車)

ポルテの魅力

トヨタポルテ
出典:トヨタ自動車株式会社

2004年から2020年までの16年間販売されたポルテにはどのような魅力があるのでしょうか。
ここでは、ポルテの魅力について解説していきます。

なお、ここに記載する情報は2012〜2020年に発売開始された2代目ポルテのものです。

低床・スライドドアで乗り降りがしやすい

ポルテは助手席側に大開口の自動スライドドアを備えています。これにより狭い駐車場であっても、隣の車にドアをぶつける心配がないため安心です。

大きなスライドドアは、赤ちゃんと一緒にいるときにベビーカーごと車に乗り込むことも可能です。ほかにも傘をさしたまま乗り降りができるため、雨の日も濡れる心配がありません。

また、地面から車の床までの距離が短いため、お子さんから高齢者まで誰でも楽に乗り降りができます。

車内にゆとりがある

ポルテはコンパクトなボディサイズでありながら、独自設計のレイアウトにより車内にゆとりがあります。そのため、後部座席に大人が座った場合でも窮屈さを感じることはありません。

また運転席から助手席、前後席間はウォークスルーになっているため、停車時に後部座席に移動してお子さんの世話をすることも可能です。

そのほかにも室内高は、1,380mmあるため、小学校低学年のお子さまであれば、立った状態でも着替えができます。

小回りが利いて運転しやすい

ポルテの最小回転半径は、5.0mと小回りが利くため、細い路地や駐車場でもスムーズに運転ができます。

また、運転席は、座席とハンドルの高さ調整ができるため、自身の身長に合った最適な姿勢での運転が可能です。

全グレードに搭載した「Super CVT-i」は、発進や加速がスムーズで、エンジンは効率のよい回転数をキープします。一時停止の際に自動的にアイドリングを停止する機能や、燃費状況がひと目で確認できるエコ運転サポート機能が装備されていて便利です。

ポルテと一緒に生産終了したスペイド

トヨタスペイド
出典:トヨタ自動車株式会社

ポルテと同時期に惜しまれつつ生産を終えた車が兄弟車のスペイドです。ここでは、スペイドの概要や特徴について解説していきます。

スペイドの概要

トヨタが製造・販売するスペイドは、ポルテのフルモデルチェンジの際に、デザイン違いの兄弟車として2012年7月に発売が開始されたミニバンです。

スペイドもポルテと同様で使い勝手のよさを追求して開発されました。しかし、2代目は発売されずに2020年12月に生産が終了しています。

スペイドには、X、Y、F、Gの4種類のグレードがあります。上級グレードがGで、エントリーグレードがXです。それぞれ、2WD車と4WD車の駆動方式が用意されています。また、2WD車のXは、排気量が異なる2つのグレードに分かれます。

スペイドの基本スペックは以下の通りです。

メーカートヨタ
車名スペイド
ボディタイプミニバン・ワンボックス
ドア数4
全長×全幅×全高(mm)3,995×1,695×1,690
車両重量(kg)1,150
総排気量(cc)1,496
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)42
駆動方式2WD
トランスミッション自動無段変速機(Super CVT-i)
カラー(全7種)・ダークブラウンマイカメタリック
・スーパーレッドV
・ダークバイオレットマイカメタリック
・シトラスマイカメタリック
・ブラックマイカ
・シルバーメタリック
・ライトブルーマイカメタリック
※参考元:トヨタ公式サイト|スペイド
※紹介グレード:G (2WD)

スペイドの特徴

スペイドとポルテは販売系列店が異なる兄弟車で、車の性能やボディサイズはほとんど一緒です。ポルテが丸みのあるシンプルなデザインであるのに対し、スペイドはシャープな印象を与える見た目をしています。

スペイドの魅力はポルテと同様、助手席側に大きなスライドドアがあることにより、乗り降りがしやすいことです。また低床なフロアと豊富なシートアレンジなどにより、使い勝手のよさも魅力として挙げられます。

ほかにも、アイドリングストップ機能や先進安全機能である「Toyota Safety Sense C」の搭載により、機能性も高い車といえるでしょう。

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ポルテはなぜ生産終了に?

トヨタポルテ特別仕様車
出典:トヨタ自動車株式会社

使い勝手のよい車として人気が高かったポルテですが、なぜ生産を終了してしまったのでしょうか。

ここからは、ポルテが生産終了に追い込まれた背景について解説します。

ライバル車の発売

ポルテの人気が低下し始めたのは、スーパーハイトワゴンの軽自動車は販売され始めたことが考えられます。N-BOX(2011年販売開始)やタント(2003年販売開始)など、利便性の高い軽自動車が登場し人気が高まったことにより、ポルテの需要は下がり始めました。

さらにトヨタのルーミーやダイハツのトール、スズキのソリオなどの両側スライドドアの車の登場により、助手席側しかスライドドアのないポルテの需要が低下し、生産終了に追い込まれたと考えられます。

生産工場の閉鎖

ポルテの生産終了が発表される前に、ポルテやスペイドを生産していた東富士工場の閉鎖が2018年には発表されていました。当初はポルテの生産が東北に移管する予定でしたが、工場閉鎖と共に生産も終了しています。

トヨタの車種整理という方針

トヨタが製造・販売する車は、ディーラーごとに専売車種がありましたが、今後はすべての販売店で全車種を取り扱うことが決定しています。

そのため、車種を60車種から30車種に削減する方針であることが発表されました。

トヨタの打ち出した方針により、似たような車は一本化され、需要が重複している車は統合や販売終了になります。このときにポルテとスペイドは人気が低迷しており、販売が好調であったルーミーやシエンタにその役目を引き継いだともいえます。

まとめ

トヨタポルテ特別仕様
出典:トヨタ自動車株式会社

トヨタが製造・販売していたポルテは、「Smart Life Supporter」をコンセプトに、車によってユーザーの生活を楽しく快適にするために開発され、2004年7月に初代が登場しました。その後2012年7月にフルモデルチェンジを行い、2代目が登場しています。

2代目が登場した際には、ポルテの兄弟車であるスペイドの販売も始まり、それぞれ使い勝手のよさや運転のしやすさなどの魅力がありましたが、2020年に惜しまれつつ生産終了しました。

ポルテ・スペイドの生産が終了した理由として、安価で使い勝手のよい軽自動車、両側スライドドア採用の普通車の登場やトヨタの車種整理などが挙げられます。

左右非対称のドアを持つポルテのような車は、現在はどこも販売していません。

ポルテに興味を持った人は、ぜひ中古車を探してみてください。

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