オートポリスはどのような施設?イベントやアクセスを紹介
オートポリスは大分県にある国際クラスのレースやイベントでも活用される施設です。毎月多くのイベントが開催され、また施設内には楽しめる要素が満載です。
今回は、オートポリスはどのような施設なのか、普段行われるイベントの紹介、そしてアクセス方法を紹介します。
INDEX
オートポリスの概要
オートポリスは大分県日田市にあるサーキット施設で、さまざまなレースやイベントが開催されています。年間を通して国内外から多くの人々が訪れるレース会場です。
SUPER GTやSUPER FORMULA、全日本ロードレース選手権、スーパー耐久レースなどの大きなイベントも、オートポリスで開催されています。
入場料
オートポリスの入場料は700円で、中学生以下の人は無料で入場できます。イベント時には別料金となるため事前に確認しましょう。
また、宿泊で利用できるコースサイドロッジも別途利用料金が必要です。1日につき700円の入場料が再度発生するため1泊2日の場合は2日分の入場料を支払う必要があることも把握しておきましょう。
営業時間
オートポリス営業時間は9時00分~17時00分で、定休日は原則毎週火曜です。ただし定休日の火曜が祝祭日の場合は営業されます。
また、12~2月までは1週間程度の冬季休日があったり、レース内容によってはゲートオープンの時間が異なる場合があったりするため、事前に確認が必要です。
コース概要
オートポリスにはレーシングコースとレイクサイドコースがあります。
レーシングコースは全長4,674mで幅が12~15m程度です。国際規格コースに認定されており、ビッグレースも実施可能なコースです。また、レイクサイドコースは全長1,760mで、レーシングコースの練習に使えます。セカンドショートコースとしての位置づけです。
オートポリスで開催された大会
オートポリスではさまざまな大会が開催されています。プロが走るレースもあれば一般人も大歓迎の大会も含まれており、幅広い人々が楽しめるイベントが満載です。
ここでは、オートポリスで開催される大会の一例を紹介します。
【4輪】ゴールドカップレースシリーズ
オートポリス創設当時から続いているゴールドカップは、4輪の地方選手権シリーズです。開催されるレースとしてはJAF地方選手権の「スーパーFJ」、初心者歓迎の「VITA」、ナンバー付き車両で走れる「オートポリス86/BRZ」が挙げられます。
【2輪】九州ロードレース
九州ロードレースは、九州における3つのサーキットで開催される地方選手権です。九州エリアのライダーが集結して、九州ナンバー1を決める大会となっています。
オートポリス以外に、SPA直入、HSR九州でも開催されます。
【イベント】KYUSHU Magical ENDURANCE GAME(マジ耐)
この大会はVITAを使用してサーキットを楽しむ大会です。5時間耐久レースの形式が取られていますが、ただ勝敗のみにこだわるのではなく、サーキットを純粋に楽しみたい人も参加できるようなイベントとなっています。
ドライバーは2~5名が必要で、ピットクルーやヘルパーには最大10名の登録が可能です。
【イベント】ママチャリワールドグランプリ
お子さまから大人まで全員が楽しめる大会がママチャリワールドグランプリです。本大会は2017年から毎年開催されています。
一番を目指したい人から仮装を楽しみたい人、仲間と一緒にがんばりたい人など幅広い層に対応しています。
オートポリスでできること
オートポリスでは車やバイクを乗る際の技術を高める教室や、キャンプやバーベキューを楽しめる施設などがあります。
施設内で何ができるのか詳しく解説します。
KAZE オートポリス ライディングスクール
KAZEオートポリスライディングスクールは、ツーリングに役立つテクニックを身につけられる教室です。ベーシッククラス、初級クラス、中級クラスのカリキュラムが用意されています。
ベーシッククラスでは障害物がない広い場所で、経験豊富なインストラクターからのレクチャーを受けられます。初級クラスでは、カリキュラムの最後にその日に学んだ技術を試せるフリー走行の時間があるのが特徴です。
中級クラスでは、インストラクターが参加者の走りの観察・分析を行い、カメラの映像で自分自身の走りを確認できます。
体験走行
気軽にサーキットを楽しみたい人に体験走行をおすすめします。自分の車でレーシングコースを2周走行でき、走行後には記念撮影タイムも設けられています。
車やバイクをレンタルするサービスはないため、自分の車やバイクの持参が必要です。
OFFROAD BUGGY VILLAGE
モータースポーツをもっと身近に感じてもらうために採用された新しいアトラクションです。家族や友達と一緒に体験できるファミリー層向けのバギー教室としておすすめします。
バギーならではの走行力を、悪路を走ることで存分に味わえます。たとえば、丸太の上を走ったり、水路を渡ったり、階段を上ったりなどさまざまなコースがあるのが特徴です。
モータースポーツフェスタ
オートポリスではモータースポーツイベントも開催されており、車にまつわるさまざまな体験ができます。
たとえば、自分の車を使用してサーキットを走るタイムトライアル、プロドライバーが同乗してアドバイスをしてくれる同乗走行会など車好きには嬉しいイベントが体験可能です。
ほかにも、2019年のモータースポーツフェスタでは、メーカーデモカー体験走行やチャリティーオークション、ドローン操縦体験会、ファミリー走行会などのイベントが開催されています。
コースサイドロッジ
早朝レースの参加や遠方からの来場ならロッジの利用が便利です。ロッジはメインコースの最終コーナーを見渡せる高台にあるため、景観は抜群です。ロッジ内には冷蔵庫やミニキッチン、バス、トイレが付いています。1室6名まで入室可能で広々とした空間が魅力です。
なお、ロッジのチェックアウト時間は午前10時で、1時間超過ごとに1,000円支払う必要があるため注意しましょう。
ドライバーズサロン
レースに参加する人、見学する人に向けたレストランです。メニューはカツカレー、エビピラフ、うどんなどさまざまな料理が用意されています。
また、ほかにも「うかれ亭」というお食事処も場内で営業しており、食事場所に困ることはないでしょう。
キャンプ・バーベキューエリア
オートポリスにはキャンプやバーベキューを楽しめるエリアが用意されています。
キャンプ場は完全予約制で、1区画4,000円で使用可能です(2023年8月現在)。オートポリスの会員の場合は3,000円で使用できます。静かなキャンプ場で夜のオートポリスや星空を楽しめます。簡易トイレやシャワールームも設置されており、快適に過ごせるでしょう。
また、BBQは完全予約制ではありませんが、8炉のみのため予約することをおすすめします。
オートポリスへのアクセス
オートポリスへはさまざまなルートがあり、基本的には自家用車で行く必要があります。ビッグイベントが開催される際は、熊本市や日田市からのシャトルバスが利用できる場合もありますが、事前確認が必要です。
各方面からの主なルートは以下のとおりです。
・福岡方面
福岡IC⇒日田IC⇒国道212⇒松原ダム⇒県道647号線⇒県道12号線⇒オートポリス
・日田方面
日田IC⇒国道212号線⇒松原ダム⇒県道647号線⇒県道12号線⇒オートポリス
・大分方面ルート
湯布院IC⇒やまなみハイウェイ⇒瀬の本⇒大観峰⇒菊池阿蘇道路⇒オートポリス
・熊本方面ルート
熊本市内⇒国道3号線⇒浄行寺⇒国道57号線⇒大津町⇒ミルクロード⇒オートポリス
まとめ
今回は、オートポリスはどのような施設なのか、普段行われるイベントの紹介、そしてアクセス方法を紹介しました。
オートポリスは大きなレースが開催される施設でありながら、一般人も楽しめる要素が満点の施設です。キャンプやバーベキュー、ロッジ、バギーのアトラクションなどお子さまから大人まで十分遊べるため、ファミリー層にもおすすめします。
興味がある人は、公式ホームページで詳細を確認してみてください。
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画像出典元:トヨタ自動車株式会社