カーナビは車に必要?スマホナビとの違いや選ぶ際のポイントを紹介!
知らない道をドライブする際に便利なのがカーナビです。
カーナビにはポータブル型とインダッシュ型の2種類があります。
どちらも音楽や動画を再生できるなどの機能がついており、ドライブ先のルート案内だけでなく、ドライブを楽しくする演出も可能です。
しかし、現在はスマホのナビアプリもあるためカーナビは必要ないのではないかと考える人もいるでしょう。
この記事では、カーナビの特徴やスマホアプリとの違いを解説します。
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カーナビは必要?スマホで十分?
車でルートを検索する場合、スマホのナビアプリよりカーナビの方が使いやすいでしょう。
ここではカーナビを使用するメリットを、スマホアプリと比較して紹介します。
視認性が高い
カーナビの画面は7~9インチのサイズが主流ですが、スマホの画面サイズは5~6インチ程度です。
スマホの比較的小さい画面でのナビの使用は、大きい画面に比べて見づらさがあるため、画面を見る時間が増え、よそ見運転につながる可能性があるでしょう。
また、運転中にスマホの画面を注視することは、道路交通法の違反に該当します。
カーナビの画面もスマホと同じように、運転中に注視すれば検挙対象です。しかし、画面サイズが大きければナビが見やすいためモニターを見る時間も減り、安全運転につながります。
また、車にディスプレイオーディオが装備されている場合は、スマホとディスプレイオーディオを接続する「Apple CarPlay」や「Android Auto」を使用して、大きな画面でスマホのナビアプリを使用することも可能です。
ルート案内の精度が高い
ナビの正確性を求める場合は、スマホのナビアプリよりカーナビをおすすめします。
カーナビはGPSでの現在位置情報の取得に加え、ジャイロセンサーやタイヤの回転数などの車両情報からも現在位置を特定します。
車で市街地を運転する場合は、カーナビとスマホの現在位置の測定精度に大きな差はありません。
しかしトンネル内やビル群などの電波の受信が難しくなる場所では、スマホの現在位置の測定精度は落ちます。
しかし、車両情報からも現在位置を特定できるカーナビであれば、精度が落ちることなく正確な現在位置の特定が可能です。
ナビ以外の機能が使用可能
カーナビには、ドライブレコーダーと連携する機能やバックモニターとしても使用できるものなど、スマホのナビアプリにはない機能がついている種類があります。
また、危険な運転を警告する機能などがついているものもあるため、運転の安全性を求める場合はこのような機能がついたカーナビがおすすめです。
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カーナビを選ぶ際のポイント
車に設置するカーナビを選ぶ際は、確認すべきいくつかのポイントがあります。
ここではカーナビを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。
車に設置できるか
インダッシュ型のカーナビは、ダッシュボードに取り付けます。
ダッシュボードのサイズは、「DIN」という規格で定められており、設置の際は設置予定のカーナビのサイズとダッシュボードのサイズが合っているか確認が必要です。
1DINは幅が180mm、高さが50mmです。
ダッシュボードのサイズが1DINである場合は、2DINサイズのカーナビは設置できません。
自身の車がどのサイズに対応しているかは、車のメーカーやディーラーで確認しましょう。
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視界を遮らないか
ポータブル型のカーナビを使用する場合は、一般的にダッシュボードの上に設置します。
ダッシュボードの上に設置すると運転席から前方の視界を遮る可能性があるため、適切なサイズのカーナビを選ぶことが必要です。
ポータブル型のカーナビを選ぶ際には、運転席の着座位置やナビ画面が見えやすい距離などを考慮するとよいでしょう。
また、ダッシュボード上に設置する際、エアバッグの作動位置にも気をつけなければいけません。
ポータブル型のカーナビの選び方や設置に不安がある場合は、整備工場やカー用品店などに相談しましょう。
必要な機能が装備されているか
カーナビにはナビゲーション機能だけでなく、音楽や動画などの再生機能、バックモニター機能などの多くの機能があります。
カーナビに求める機能を考えて機種選びを行うとよいでしょう。
高価なカーナビは多くの機能を搭載していますが、自身が必要としない機能も入っている場合があります。
ナビゲーション機能のほかに利用したい機能が搭載された機種を中心にカーナビを選ぶことで、満足のいく買い物ができるでしょう。
スマホのナビを利用する際のポイント
車にディスプレイオーディオが搭載されている場合や、既存のカーナビがスマホ連動対応の場合は、スマホのナビをカーナビとして使用するのも選択肢の一つです。
ここでは、車でスマホのナビを使用する際の注意点をご紹介します。
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スマホとディスプレイオーディオの接続方法を確認する
スマホとディスプレイオーディオを接続する方法は、有線と無線があります。
有線はUSBケーブル経由、無線はBluetooth(ブルートゥース)が一般的です。
USBケーブルで接続する場合は、急な運転操作でUSBケーブルが抜けることがあります。
USBケーブルが抜けないよう、スマホを固定できるスマホホルダーを使用しましょう。
Bluetoothで接続する場合、電波干渉のない環境を整えることが大切です。
Bluetoothは電波を発する機器が近くにあると、通信できなくなります。Bluetoothが使用する電波の周波数は2.4GHzです。
この周波数帯はWi-Fiや電子レンジ、IHクッキングヒーターなどにも利用します。
車載用Wi-Fiを利用する場合は、Wi-Fi機器の周波数を5GHzに設定すると電波干渉がなくなるでしょう。
スマホホルダーを利用する
スマホをディスプレイオーディオと連動して使用する場合も、ナビ画面のモニターとして使用する場合も、車の運転時の安全性を考慮してスマホホルダーを使用することをおすすめします。
スマホをダッシュボードやセンターコンソールの上に置いて走行すると、車の方向転換や揺れなどでスマホが落ちやすく危険です。
スマホホルダーでスマホを固定すれば、スマホの落下による損傷や、スマホの固定に気を取られて運転が疎かになる危険性もなくなります。
充電しながら使用する
スマホのナビアプリはGPS衛星や基地局との通信を頻繁に行うため、バッテリーの消費が多くなります。
スマホのバッテリーがなくなってナビが使用不可にならないように常に充電しておくことが必要です。
スマホホルダーには、ワイヤレス充電が可能なQi(チー)規格に対応している種類があります。
お手持ちのスマホがワイヤレス充電に対応している場合は、Qi規格に対応したスマホホルダーの導入の検討をおすすめします。
まとめ
この記事では、カーナビとスマホのナビアプリを比較してご紹介しました。
ナビ画面のサイズや現在位置の正確性を考えると、カーナビは車に必要といえるでしょう。
しかし、最新のカーナビやディスプレイオーディオは、スマホ連動機能を備えたものもあります。
スマホ連動機能を利用すれば、カーナビを使用するメリットとスマホのナビアプリを使用するメリットのどちらも享受できるでしょう。
カーナビとスマホのナビアプリのどちらを利用する場合も、よそ見運転による事故や道路交通法違反に注意して安全に運転することが大切です。