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モーター・フォト・ジャーナリスト

諸星 陽一もろほし よういち

クラウンスポーツ発表|デザイン、カラー、装備、イベントの様子を紹介[MJ]

トヨタ自動車は2022年7月に新型クラウンを発表しました。

従来、クラウンといえば4ドアセダンが当たり前でしたが、かつては4ドアハードトップや2ドア、ワゴンなども存在するモデルでした。

2022年に発表されたクラウンはクロスオーバー、スポーツ、セダン、ワゴン(エステート)の4種のボディタイプが用意されました。

2022年9月、最初にクロスオーバーの名を持つモデルの発売。そして2023年10月、第二弾となるスポーツの発売が開始されました。

○文:諸星 陽一

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かつてのスポーツカー

かつてはスポーツと名の付くクルマや、スポーツカーというのは2ドアが定番でした。

トヨタでいえばスポーツ800というクルマが代表的な存在です。

しかし、今やスポーツと名が付いてもドア数が2つあるいは3つということはなくなりました。

今回クラウンシリーズの第二弾と発売が開始されたクラウンスポーツも、リヤハッチを持つ5ドアボディを採用しています。

トヨタクラウンスポーツ。写真:諸星陽一

ボディデザイン

トトヨタクラウンスポーツ。写真:諸星陽一ヨタクラウンスポーツ。写真:諸星陽一

ボディデザインは非常に抑揚のあるもので、とくにサイドまわりのパネルは大きくうねった波のような曲面で構成されています。

デザイナーはこの曲面について「プレス技術の限界」とまで表現しているので、かなり苦労をしつつ製造を実現したのでしょう。

世界的に見ても、現代のクルマではなかなかお目にかかれない、マッシブな曲面だと言えます。

フロント

トヨタクラウンスポーツ。写真:諸星陽一

フロントまわりはクラウンシリーズに共通の細いデザインのLEDヘッドランプとLEDデイタイミングライトが組み合わされたシャープなデザイン。

グリルまわりにはクラウンシリーズに共通の格子模様が採用されています。
グリルサイド部分には大きめなエアロスタビライジングフィンを1対ずつ配置し、レーシングカーのカナードのように見せるデザイン効果も生んでいます。

リヤ

トヨタクラウンスポーツ

リヤバンパー下を斜めにスパッと切り落としたかのような割り切りのいいスタイルが目を引く。
リヤコンビランプもフロント同様に細めのデザイン。

半分がフェンダー、半分がリヤハッチに配置され、左右を連結するデザインを採用さし、水平感が強調しています。

ボディサイズ

トヨタクラウンスポーツ

ボディサイズは全長×全幅×全高が4720×1880×1565(mm)で、クラウンクロスオーバーよりも全長が210mm短く、全幅が40mm広く、全高が25mm高い。ホイールベースは2770mmでクロスオーバーよりも80mm短い。

しかし、見た目ではサイズが小さくなった感じを受けません。

これは大きく張り出したリヤフェンダーや若干ながら車高が高くなっている部分がそう見せているのでしょう。

トヨタクラウンスポーツ。写真:諸星陽一

数値よりも大きく見える、力強いデザインだといえます。

全長もホイールベースもクロスオーバーよりも短くなっているものの、寸法そのものは短いことはないので、後席に座ってみてもとくに不満はない。

トヨタクラウンスポーツ。写真:諸星陽一

もちろん、クロスオーバーと比べるとレッグクリアランスは少ないのでしょうが、それを比べはじめるとキリがありません。

ラゲッジスペース

トヨタクラウンスポーツ。写真:諸星陽一

ラゲッジスペースは定員乗車時で397リットル、ゴルフバッグ1個の搭載が可能です。

この状態でのラゲッジスペース奥行きは959mm、最小幅が987mm、最大幅が1439mmです。

ラゲッジスペース高さは最小部で632mm、最大部で725mm。
リヤシートは6対4分割タイプで、リヤシートのシートバックを倒した場合の奥行きは1439mmです。

エンジン

トヨタクラウンスポーツ

今回登場したクラウンスポーツは、Zというモノグレードの設定です。

搭載されるパワーユニットは2.5リットル直列4気筒エンジンをベースにハイブリッド仕様とした4WDです。
エンジンのスペックは186馬力/221Nm、モーターはフロントが119.6馬力/202Nm、リヤが54.4馬力/121Nmです。

エンジン&モーターのスペックはクラウンクロスオーバーと同一です。
サスペンションもクロスオーバー同様でフロントがストラット、リヤがマルチリンクです。

安全装備

安全装備関連はフル装備といった状態で、衝突回避&被害軽減ブレーキはクルマはもちろん歩行者(昼夜)、自転車(昼夜)、自動二輪車(昼)にも対応。

自動車庫入れ機能はバック駐車だけでなく、前入れの駐車も可能。スマートフォンのアプリを使っての車庫入れからのリモート操作による出庫も可能。

白線や隣接車両がない駐車場でも使えるメモリ機能も備えます。
もちろん縦列駐車にも対応しているので、多くのシチュエーションで楽に駐車を行えます。

快適装備

トヨタクラウンスポーツ。写真:諸星陽一

快適装備の充実さはさすがクラウン。
エアコンは左右独立で、乗員がいないスペースの空調を調整し省エネルギーを実現するS-FLOWを採用。さらにナノイーXも装備される。

コネクティッド系では、トヨタの通信サービスであるT-connectと契約する(新車登録時から5年間は無料)することで、純正装着のコネクティッドナビの利用が可能です。

このコネクティッドナビは車載ナビをベースに通信ナビを併用するタイプなので、従来の車載ナビレベルの性能に加えてコネクティッドナビが使え、スマホナビなどとは異なるレベルの性能です。

事故によりエアバッグが展開した際や自身で緊急スイッチを押した際には、ヘルプネットに接続しオペレーターが対応。警告灯点灯時にはeケアコールセンターへの接続が可能で、適切な対応方法を即座に対応できます。

また有料オプションを選ぶと、車内でのWi-Fi環境の確立、スマートフォンを使ってのデジタルキー、ヘルプネット、オペレーターサービスなどを利用できます。

クラウンスポーツの車両本体価格は590万円。北海道地区は592万2000円です。

ボディカラー

トヨタクラウンスポーツ

ボディカラーは次のとおりです。

標準色

  • アッシュ
  • ブラック
  • マスタード

有料オプション色

  • エモーショナルレッドIII:5万5000円
  • プレシャスブロンズ:+5万5000円
  • ブラック;アッシュ・2トーン:+5万5000円
  • ブラック+マスタード・2トーン:+5万5000円
  • プレシャスホワイトパール:+5万5000円
  • ブラック+プレシャスホワイトパール・2トーン:+9万9000円
  • ブラック+エモーショナルレッドIII・2トーン:+9万9000円
  • ブラック+プレシャスブロンズ・2トーン:+9万9000円

クラウンスポーツ発表イベント

今回、クラウンスポーツ発表に伴って2つのイベントが開催されました。

CROWN STYLE TALK SHOW

トヨタクラウンスポーツイベント。写真:諸星陽一

第一部はCROWN STYLE TALK SHOWと名付けられたイベントで、クラウンチーフエンジニアである清水竜太郎氏、チーフデザイナーの宮﨑満則氏、クラウンスポーツ&エステート開発担当者の本間裕二氏、カラーデザイナー 宍戸恵子氏が登壇し、クラウンについて説明。

その後ゲストとしてモデルの秋元梢さん、俳優の大谷亮平さん、作家の川上未映子さん、実業家の細尾真孝さんを交えてのトークイベントが開催されました。

CROWN WARMING PARTY

トヨタクラウンスポーツイベント。写真:諸星陽一

夕方からは、CROWN WARMING PARTYというパーティ形式のイベントとなり、田中知之さん(FPM)のDJタイムやシンガーのKIRINJIさんのラブなどが行われ、クラウンスポーツのデビューを盛り上げました。

トヨタクラウンスポーツイベント。写真:諸星陽一

一部、二部ともに司会はクリス・ペプラーさんが担当。
クラウンに試乗したこともあるクリスさんは、クラウンの乗り心地のよさなどについて、トークのなかに織り込んでいました。

THE CROWN

クラウン横浜店

また、クラウンスポーツの発表に合わせて、クラウン専売店である「THE CROWN」の展開も発表されました

「THE CROWN」は神奈川県の横浜都筑(ウエインズトヨタ神奈川)と福岡県の福岡天神(福岡トヨタ)店を2023年10月6日に同時オープン。

2023年度中に愛知、2024年度には千葉と東京に開業が予定されています。
専売店には新モデルが発売に合わせて、全モデルが展示されるとのことです。

筆者は横浜店の見学をしました。

クラウン横浜店

店舗外観にはクラウンのデザインにも使われている格子を用いた木製の装飾が目を引きます。

エントランスにはクラウンのエンブレムをデザインしたのれんを掲げるという、和のテイストが盛り込まれています。

店内も和モダンの雰囲気にあふれていて、クラウンが日本を代表するモデルであることがアピールされています。

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この記事を書いた人

モーター・フォト・ジャーナリスト

諸星 陽一もろほし よういち

モーター・フォト・ジャーナリスト。東京生まれ、東京育ち。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ボッシュ認定CDRアナリスト。

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