【マツダ】CX-8が12月下旬で生産終了に!生産終了の理由とは?
日本の大手自動車メーカーであるマツダは、10月31日に3列シートのクロスオーバーSUV「MAZDA CX-8」の生産を終了することを発表しました。
生産終了の時期については、12月下旬を予定しています。
この記事では、なぜ「MAZDA CX-8」が生産終了になってしまうのかについて解説します。
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INDEX
マツダCX-8が生産終了
2017年に発表された「MAZDA CX-8」はマツダで唯一、多人数で乗車できる車です。
走りやデザインを両立させ、ドライブを楽しみたいという考えのユーザーに対して、多人数で乗車可能な車の新しい選択肢として開発されました。
そんな長い間多くの人に親しまれてきた「MAZDA CX-8」がなぜ生産終了してしまうのか疑問に思っている人も多いでしょう。
公式から明確な理由は発表されていませんが、後継車である「MAZDA CX-80」の発売の目途が立ったことが考えられます。
「MAZDA CX-80」は、一部の記事によると2024年3月ごろに製造し始めるという話があり、エクステリアデザインも意匠登録されているようです。
新しい3列シートのクロスオーバーSUVとなる「MAZDA CX-80」が発売されると、「MAZDA CX-8」とコンセプトが被るため、生産終了するのではないかと考えられています。
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CX-8ってどういう車?
「MAZDA CX-8」は、多人数乗用車ながら利便性の高さや充実したパワーが魅力のSUVです。
そんな「MAZDA CX-8」について詳しく解説します。
CX-8の概要
マツダでは6種類のSUVを展開していますが、「MAZDA CX-8」は唯一の7人乗りの車です。
荒れた路面でもスムーズに走行できるため、街乗りだけでなく、レジャーやアウトドアでも重宝されます
「MAZDA CX-8」は2017年12月に発売され、発売前の3ヶ月間では約7,000台以上の受注があるほどの人気ぶりです。
2018年には、最上級グレードに本革仕様の追加やパワートレインの再設定、ディーゼルエンジンの改良など、さまざまなマイナーチェンジが行われています。
また、「MAZDA CX-8」には先進の安全機能が搭載されており、自動でブレーキを制御してくれるサポートシステムや、車線からはみ出ると警告音で知らせてくれるシステムなど標準搭載のシステムが充実していることも特徴です。
燃費性能については、SKYACTIV-D2.2が搭載されたモデルなら15㎞/Lとなっています。
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CX-8のスペック
「MAZDA CX-8」のスペックは、以下のようになっています。
ボディタイプ | SUV |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4925×1845×1730 |
車両重量(㎏) | 25S:1,740 25T:1,810 XD:1,820 |
総排気量(cc) | 2,488 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 72 |
駆動方式 | 2WD/4WD |
トランスミッション | SKYACTIV-DRIVE 6EC-AT (スカイアクティブ・ドライ) |
カラー(全8種) | ジェットブラックマイカ チタニウムフラッシュマイカ ディープクリスタルブルーマイカ ポリメタルグレーメタリック プラチナクォーツメタリック ソウルレッドクリスタルメタリック マシーングレープレミアムメタリック ロジウムホワイトプレミアムメタリック |
※紹介グレードは「25S」「25T」「XD」
「MAZDA CX-8」は、上記で紹介した「25S」「25T」「XD」のグレードも含めて8種類のグレードが展開されています。スペックについては、どのグレードも基本的に差異はありません。
エンジンについては3つから選択可能で、力強さが特徴のSKYACTIV-D2.2、パワフルな加速が持ち味のSKYACTIV-G2.5T、優れた加速量が備わっているSKYACTIV-G2.5があります。
駆動方式は、2WDと4WDを採用しています。
グレードによりモードが異なるため、購入する前に事前に確認しましょう。
また、一部のカラーは特別塗装色であり、ソウルレッドクリスタルメタリックは77,000円(税込)、マシーングレープレミアムメタリックおよびロジウムホワイトプレミアムメタリックは55,000円(税込)が別途でかかります。
CX-8の長所
CX-8の長所には、主に以下の3つが挙げられます。
- スタイリッシュなデザイン
- 車内空間が広い
- 走行性能が高い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スタイリッシュなデザイン
「MAZDA CX-8」には、マツダが掲げている「魂動」というテーマに沿った質感やデザインとなっており、ダイナミックさを感じられます。
多人数で乗れる車でありながら、デザイン性にもこだわっている点は、他のSUVにはない魅力です。
車内空間が広い
「MAZDA CX-8」は3列シートであるため、7人乗りが可能であるほか、大人もゆったりと座れるシートが搭載されています。
後部座席はリクライニング機能が備わっているため、ラゲッジスペースとしても活用可能です。
家族連れはもちろん、大人が複数人乗っても余裕を持って座れるのが、「MAZDA CX-8」ならではの特徴といえるでしょう。
走行性能が高い
「MAZDA CX-8」のエンジンは、安定した走行性能と迅速な加速が持ち味です。
マツダは人馬一体の走りを追求しており、軽快な走りや自分の体の一部みたいに動かせる一体感は、「MAZDA CX-8」でしか味わえない走りでしょう。
CX-8の短所
CX-8の短所には、主に以下の5つが挙げられます。
- ボディサイズが大きい
- 乗り降りしにくい可能性がある
- 3列目が狭いと感じる場合がある
- エンジン音が気になる
- 燃費性能が低い
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ボディサイズが大きい
国産のSUVの中でも「MAZDA CX-8」は、ボディサイズが大きいです。
特に都市部では道や駐車場が狭い場合もあるため、運転に慣れていない人や苦手な人には大きいボディサイズがネックになるでしょう。
乗り降りしにくい
「MAZDA CX-8」はスライドドアではなく、ヒンジドアを採用しています。
ステップが比較的高く設定されているため、特に高齢者や小さいお子さまは乗り降りしづらい可能性があります。
3列目が狭いと感じる
「MAZDA CX-8」は、大型のミニバンと比べると3列目が狭いと感じる場合があります。
しかし、あくまでも大型のミニバンと比べた場合のため、他のSUVと比べると3列目でもゆったりと座れるでしょう。
エンジン音が気になる
「MAZDA CX-8」はガソリンエンジンだけでなく、ディーゼルエンジンが搭載されているモデルもあります。
ディーゼルエンジンには特有のエンジン音があるため、その音が気になってしまうという人もいるでしょう。
しかしマツダでは、ディーゼルエンジンのエンジン音を低減させる独自の技術を用いています。
そのため、他のディーゼル車に比べると消音性能が優れているといえるでしょう。
燃費性能が低い
SUVの中でも大型の部類に入るため、一般的なSUVと比較すると燃費性能は低い傾向です。
加えて、「MAZDA CX-8」には燃費性能が高いハイブリッド車のラインナップがないため、燃費性能を求める人には物足りないといえるでしょう。
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CX-8が向いている人
「MAZDA CX-8」の最大の特徴は、3列シートのSUVで多人数乗車ができる点です。
そのため、大人数の家族がいる人、大人数の友人とドライブを楽しみたい人に向いています。
また、車中泊やアクティビティが趣味である人にも向いている車種です。
さらに、SUVの購入を決めている場合で、大きい荷物を載せたい人や走行性能を重視したい人、高いデザイン性を求めている人にも「MAZDA CX-8」がおすすめといえるでしょう。
まとめ
この記事では「MAZDA CX-8」の生産終了の理由や特徴、スペック、長所と短所を解説しました。
生産終了の理由については明確に公式からは発表されていませんが、「MAZDA CX-8」の後継車である「MAZDA CX-80」の発売の目途が立ったことが考えられます。
「MAZDA CX-80」についてはまだ明確な情報が出ていませんが、おそらく2024年年上旬くらいに製造が開始されるようです。
来年中には発売の発表と予約受注がスタートする可能性があるため、大型SUVの購入を考えている人は、「MAZDA CX-80」も検討してみてはいかがでしょうか。
画像出典元:マツダ 株式会社