法定点検を受けないデメリットは?車検と比べて重要度は低い?
法定点検(12ヶ月点検)は車検の簡易バージョンぐらいに思われがちです。
車検と同時に受ける24ヶ月点検はついでにやってても、12ヶ月点検は最近やった記憶がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は法定点検を受けないデメリットについて解説しますので、ぜひ最後まで読んでご参考になさってください。
12ヶ月点検をしっかりと行なって困ることのないようにしましょう。
INDEX
法定点検を受けないデメリット
法定点検を受けないデメリットはいくつかあります。以下にいくつか挙げてみましょう:
- 法律違反
- 安全性のリスク
- 保険への影響
- 車両価値の低下
以上のデメリットから、法定点検は車両の安全性と法的コンプライアンスを確保するために重要です。点検期限を守り、定期的に点検を受けることをお勧めします。
法律違反
法定点検は法律で義務付けられています。受けなくても罰則はありませんが、事故やトラブルが起こった際に法定点検を受けていないことを指摘される可能性があります。
法定点検を受けないことにより、整備不良であることに気づかずに運転している可能性もあり、実は危険な状態だったという可能性もあります。
安全性のリスク
車検は車が保安基準を満たしているかを点検するのに対し、法定点検は車両の安全性を確保するために行われます。
保安基準は、周囲へ及ぼす悪影響も加味されている分、車本体の安全性に関しては若干ガードが甘い部分もありますが、法定点検は車本体の安全性をチェックするので、安全面でのリスクをかなり軽減できます。
点検を受けないことで、車両の安全性が低下し、事故にあう確率が増加する可能性があります。
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保険への影響
一部の自動車保険契約では、法定点検を受けない場合、保険費用が上がるなどの影響を与えることがあります。
事故や故障のリスクが増加するためです。
このような保険の補償を受けるためには、しっかり確実に法定点検を受けることが必要です。
関連記事:自賠責保険の期間は本当に車検と合わせた方が良いのか
車両価値の低下
車両の法定点検を受けないことは、車の価値を低下させる要因となります。
中古車市場での売却時にリセールバリューが下がる可能性があり、せっかく見た目の綺麗さを保っていても希望するような価格で売却できない可能性があります。
関連記事:リセールバリューが高い車の特徴とは?調べ方や価格が変動する理由も解説
法定点検を受けていないとバレる?
バレなければ良いという考え方をしている方もいらっしゃるでしょう。
確かに通常の路上では法定点検をしていない車を見極めるのは難しいです。
点検ステッカーで見分けられないこともないですが、走行中に見られるというのは現実的にできるものではありません。
しかし、以下の場合にバレる可能性があります。
点検記録簿が車検証と一致しない
車検では、点検記録簿の提出が求められます。
この点検記録簿には、法定点検の実施日や内容が記載されていますので、点検記録簿が車検証と一致していない場合、法定点検を受けていないことがバレます。
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車両に不具合がある
法定点検では、ブレーキやタイヤなどの消耗品や、エンジンやサスペンションなどの重要部品の状態がチェックされます。
法定点検を受けていない場合、知らないうちに整備不良車になっている可能性があり、整備不良で引き止められた時にバレます。
法定点検を受けていないこと自体に罰則はありませんが、整備不良での罰則はあります。
事故を起こす
法定点検を受けていない場合、車の安全性が低下し、事故につながる可能性があります。
そして、事故を起こした場合、警察による調査で法定点検を受けていないことがバレます。
法定点検を受けるデメリットはある?
法定点検をしない方々も、いろいろな事情があるのかもしれません。
「法定点検をしない」といった方々の理由として多かったのは、「面倒だから」「お金がかかるから」「時間がかかるから」「法定点検を知らなかった」などが挙げられます。
しかし、これらのデメリットは実はあまりありません。
関連記事:法定点検をしない割合は?12ヶ月に1回もやる必要ある?
お金はかからない
実は、⾞検時以外の定期点検整備ではお⾦はかかりません。
付随して、自動車重量税、自賠責保険料も定期点検時には負担がありません。
しかし、修理箇所が発見されると修理費用がかかります。
それは法定点検を受けていても受けていなくてもかかるものなので、悪化する前に受けておいた方が良いでしょう。
法定点検を知らずに受けている人もいる
法定点検の知名度が低すぎて、整備工場やディーラーの言われるがままに車の点検に行っている方もいらっしゃいます。
6ヶ月ごとに点検を行なってくれる業者さんもいらっしゃるので、その2回に1回は法定点検をしてくれています。
おそらく説明もあったと思いますが、専門用語が難しくてあまり聞いていない可能性もあります。
6ヶ月ごとに点検をしている方は法定点検を行なっていると思っていいでしょう。
実は半日で終わる
車の法定12ヶ月点検は、点検する業者によって異なりますが、一般的には2~3時間かかります。ただし、ディーラーなどの場合は半日程度かかることもあります。
丸々1日かかるようなことはあまりないですが、不具合を起こしたらそれこそ数週間単位で車を預ける必要があります。
整備不良の方が面倒
「面倒だから」と答えた方は感覚の問題なので否定はできません。そして確かに面倒だとも思います。
しかし、整備不良車となった時の方が面倒なことになります。
重大な整備不良を起こした場合、自走しないなどでレッカーで運ばなければならないかもしれませんし、数週間の代車生活を送った後、代車を返しに行かなくてはなりません。
そう考えると、半日で終わる法定点検の方が楽かと思います。
関連記事:代車はガソリンを満タンにすべき?返却時の基本マナー
ドライブオンで点検の予約を
法定点検ですが、実は「予約すること」と「忘れないこと」が一番の難関っだったりします。
罰則のない1年に1度のイベントなんてうっかり忘れてしまう方も多いでしょう。
そのような時には車のメンテナンスをアプリで計画をすることをおすすめします。
「ドライブオン」というアプリでは、車両状態を登録するだけで通知してくれる上に、そのまま予約までできてしまう優れものです。
この機会にぜひ、ドライブオンをダウンロードしてみてはいかがでしょうか?