ハッチバックの安全性とは?ハッチバックの特徴や安全性の高い車3台を紹介
ハッチバックとは、跳ね上げ式のバックドアを持ち、荷室と車室を隔てる仕切りがない車種のことをいいます。
近年、ハッチバックは人気のある車種ですが、安全性が気になる人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ハッチバックの特徴や安全性について、また安全性の高いハッチバック車3台を紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考になさってください。
ご自身に合ったハッチバックを発見し、より良いカーライフを送れるようになりましょう。
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INDEX
ハッチバックの特徴
ハッチバックとは、トランクルームと乗車スペースが一体化している車のことです。
跳ね上げ式のバックドアを持っており、後部座席を倒せば大きい荷物や長い荷物も載せられるため、実用性が高いという特徴があります。
エンジンルームと乗車スペース及び荷室スペースの2つの空間に分かれていることから2ボックスとも言われ、ドア数は5ドアが主流になっています。
軽自動車やステーションワゴンなどがハッチバックタイプの車です。
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ハッチバックの安全性について
ハッチバックに限らず、安全性については車やメーカーによって機能が異なるため細かな安全性については車の機能性を確認することが大切です。
ハッチバックに共通することとしては、視認性が高いことが挙げられます。
近年は車体の後ろにカメラがついており手軽に後方を確認できる車が多いですが、バックをする際は目視で後方を確認するのが一般的です。
ハッチバックは、独立したトランクルームがないため、目視による後方確認もしやすいといえます。
なお、日本で販売されている車は、いずれも国によって定められた保安基準をクリアしています。
そのため車種に関わらず、すべての自動車が一定以上の安全性を有しているといえるでしょう。
安全性の高いハッチバック3台を紹介
ここでは、ハッチバックタイプの車の中でも安全性の高い車を3台紹介します。
今回紹介する車は、いずれも国土交通省から発表された「自動車安全性能2023の評価結果」で高い評価を得ている車です。
評価では、衝突安全性能・予防安全性能・事故自動緊急通報装置の3点それぞれの得点を合計した総合評価が示されています。
スバル インプレッサ
スバルの代表的な車種の1つである「インプレッサ」は、1992年に登場してから2024年3月時点で6代目となります。
時代に合わせて走行性能や安全性能を進化させ続けており、多くの人から高く評価されています。
スバルインプレッサのスペック表は以下の通りです。
関連記事:インプレッサの燃費はどのくらい?カタログ燃費と実燃費の違いを解説
メーカー | スバル |
車名 | インプレッサ |
ボディタイプ | ハッチバック |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,475×1,780×1,450~1,515mm |
車両重量(kg) | 1,380kg~1,590kg |
総排気量(L) | 1,995 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 36 |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | リニアトロニック |
※参考元:スバル|インプレッサ諸元表
自動車安全性能2023の評価結果
総合評価 | ★★★★★ 91% 193.53点/197点 |
衝突安全 | 97% 97.03点/100点 |
予防安全 | 99% 88.50点/89点 |
事故自動緊急通報装置 | 100% 8点/8点 |
マツダ・CX-60
マツダが製造・販売するCX-60は、CXシリーズの最新モデルとして2022年9月に発売されたクロスオーバータイプのSUV車です。
従来のCXと異なり、駆動方式2WDではFR(後輪駆動)がベースとなっております。駆動方式がFRの場合、車内が狭くなってしまうというデメリットがあります。
しかしスバルのCX-60は従来の車種に比べてほぼ変わりません。また、優れた燃費性能も特徴の1つとなっています。
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メーカー | マツダ |
車名 | CX-60 |
ボディタイプ | ハッチバック |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,740×1,890×1,685 |
車両重量(kg) | 1,680kg~1,890kg |
総排気量(L) | 2,488~3,283 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン、軽油 |
燃料タンク(L) | 58 |
駆動方式 | 2WD(FR)または4WD |
トランスミッション | 8EC-AT |
※参考元:マツダ|CX-60諸元表
自動車安全性能2023の評価結果
総合評価 | ★★★★★ 94% 186.77点/197点 |
衝突安全 | 90% 90.57点/100点 |
予防安全 | 99% 88.21点/89点 |
事故自動緊急通報装置 | 100% 8点/8点 |
日産セレナ
日産が製造・販売しているセレナは、長距離ドライブでも乗員が快適に過ごせるよう、ゆったりとした車内空間を備えているミニバンです。
高い収納力もあり、使い勝手が良いところもセレナの魅力として挙げられます。
走行性能も高く、第二世代e-powerの採用で力強さと静寂性を両立させています。
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メーカー | 日産 |
車名 | セレナ |
ボディタイプ | ミニバン、ハッチバック |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,685×1,695×1,865 |
車両重量(kg) | 1,610~1,740 |
総排気量(L) | 1,997 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 60 |
駆動方式 | 2WDまたは4WD |
トランスミッション | エクストロニックCVT |
※参考元:日産|セレナ諸元表
自動車安全性能2023の評価結果
総合評価 | ★★★★★ 93% 184.34点/197点 |
衝突安全 | 87% 87.40点/100点 |
予防安全 | 99% 88.93点/89点 |
事故自動緊急通報装置 | 100% 8点/8点 |
安全性能の評価基準「自動車アセスメント」
日本の自動車は国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)の「自動車アセスメント」によって客観的な評価が行われています。
自動車アセスメントとは、安全性の高い自動車などの普及を目的とする事業です。
新車販売されている自動車の試験及び結果の公表も行っています。
先述した「自動車安全性能2023の評価結果」は、自動車アセスメントによる試験の結果です。
評価は予防安全性能評価、衝突安全性能評価、事故自動緊急通報装置評価の3点で行われており、それぞれ評価方法及び項目が細かく設定されています。
試験の内容や評価項目は、必要に応じて修正が行われています。
2022年度には、予防安全性能評価の衝突被害軽減ブレーキの項目が追加されました。
※参考元:NASVA|自動車アセスメントのご案内
ハッチバックのメリット
ハッチバックのメリットとして、主に以下の3点が挙げられます。
- 車内空間の自由度が高い
- 荷物を出し入れする際の負担を抑えられる
- 車を降りなくても荷物に手が届く
ハッチバックは、乗車スペースと荷室スペースが分かれていないため、目的に応じた車内の活用が可能です。
車内空間の利用の自由度が高い点はメリットといえます。
また、ハッチバックは荷室のドアが大きく開くため荷物の出し入れしやすく、荷室スペースが独立してないことから、車から降りずに後部座席から荷物の確認や取り出しが可能な点も大きなメリットです。
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まとめ
本記事では、ハッチバックの特徴や安全性について、また安全性の高いハッチバック3台を紹介しました。
ハッチバックは、跳ね上げ式のバックドアを持つ車種です。
また、車内空間の自由度が高く荷物の出し入れがしやすいなどのメリットがあります。
同じハッチバックのなかでも、車によって搭載されている機能や装備が異なります。
そのため安全性の高さをしっかり把握するためには、車ごとにスペックや安全性能の確認が必要です。
用途に合わせて車内空間を自由に活用したい、荷物の出し入れを容易にしたいと考えるのであれば、ハッチバックを検討してみてはいかがでしょうか。