車についた深い傷の消し方は?

車を運転していると事故や運転のミスでボディに傷をつけてしまうことがあります。

その傷が深いものであれば修理を検討しますが、そこまでひどい傷ではなければ自分で修理することも考える人がいると思います。
傷の深さによっては修理が難しいものもあるため、技術力や経験が必要となります。

この記事では、車についてしまった深い傷に対して、自分で修理するにはどうすれば良いのか、またプロの業者に任せる場合の費用感や車を傷つけないための予防策などを紹介していきます。
愛車をきれいに保つため、ぜひ参考にしてください。

関連記事:車の傷は消える?修理方法の注意点・修理時の費用について解説!

車に深い傷がついた際の対処法とは?

車に深い傷がついた際の対処法として、自分で修理するか、業者に任せるかの2通りがあります。

まずその判断をする前に確認することは、傷がどのような状態のものなのかを把握することです。
傷の状態を確認できれば、その傷に合った修理方法を選択することができます。

自分で修理する場合、修理するための工具や部品・材料の費用のみで、費用は安価に抑えることができます。
しかし、傷の状態によっては修理するための知識や技術が求められます。

一方、業者へ修理する場合、知識や技術的な面はクリアでき車がきれいに修理されることが期待できます。
しかし、そのために必要な技術料金や部材料金などに費用が発生します。

もし車に深い傷がついた際は、自分の腕に自信があり修理できそうであれば自分で修理する選択も良いでしょう。
しかし、自分の知識や技術力に自信がない場合は業者に任せることをおすすめします

深い傷をそのままにするとどうなる?

深い傷がついてしまった場合、修理にかかる費用を考えると業者に修理を任せるべきかどうか悩む人もいるでしょう。

しかし、車のボディの深い傷は放置してしまうと車の走行に対して致命的なダメージにつながる可能性があります。

傷の場所によっても対応が変わるため、ここではボディとバンパーの2点について傷を放置した場合にどうなるのかについて、それぞれ解説します。

ボディの場合

車のボディに深い傷がついたまま放置した場合、塗装が剥がれた部分やその傷の部位からサビが発生する可能性があります。

さらにサビを放置すると、サビがどんどん広がっていくため、車の見た目だけでなく強度にも関わる問題となります。

つまり、深い傷がボディについた場合は早めの処置が必要です。

バンパーの場合

バンパーの傷は見た目だけの影響なため、基本的にはバンパーに大きな割れなどがない限りは、そのままにしても問題はありません。

ただし、傷が目立つと見た目を大きく損ねるため、自分で修理することを検討しても良いかもしれません。

業者に依頼するといくらくらいかかる?

ここでは、深い傷を修理するための費用がどのくらいなのか、ディーラー・板金業者・カーショップの3つの業者ごとに特徴と参考価格を紹介します。

ディーラー

ディーラーは傷の修理を依頼できる業者の中で品質やサービスに安心感があることが特徴です。

純正のパーツで新車に近い仕上がりで修理してくれる反面、修理代が高額になるのが欠点です。

参考価格(ボディ部分の擦り傷):30,000円~60,000円程度

板金業者

板金業者は修理代の安さが特徴です。
自社の修理工場があるため、修理にかかる時間も短く、最短で修理を終わらせたい人におすすめします。
ただし業者によって技術の差が大きく、信頼できる業者を探すのに手間がかかる可能性があります。

参考価格(ボディ部分の擦り傷):20,000円~30,000円程度

カーショップ

カーショップでも傷の修理を依頼できます。
品質に関してはバラつきがありますが、金額は比較的安価です。
費用面を重視される人にとっては、カーショップでの修理を検討するのもおすすめです。

参考価格(ボディ部分の擦り傷):30,000円~

自分でできる傷の消し方とは?

車についた深い傷でも自分で簡単に修理できる方法もあります。ここでは3つの方法を紹介します。

線状の深い傷にはタッチペン

タッチペンでの修理は傷消し材では直しきれない少し深めの傷に向いている修理方法です。

特に線状の深い傷には適した修理方法で技術力もあまり必要ないため、誰でも簡単に作業ができます。

へこみ修理にはパテ

深い傷をつけてしまった場合、その傷の周辺にはへこみも発生することが多いです。
そんな時に効果的なのがパテです。

パテは高い技術力が必要な作業なため、自分の腕に自信がある、経験がある人でなければプロの業者へお任せしたい作業でしょう。

お手軽にできるスプレー

誰でも簡単にできる塗装としてスプレーがあります。
スプレーを使用する際はしっかり下地を作ることが大切です。
ほこりや汚れなどが傷周辺に付着していると色ムラの発生につながるためです。
スプレーによる修理は、深すぎる傷には効果が薄いですが、少しの傷をごまかす程度であればおすすめの傷の消し方です。

傷がつかないためにできること

大切な車にはできる限り傷をつけたくありません。ここでは、車に傷をつけないためにできることを4つ紹介します。

車間距離を空けて運転

十分な車間距離を空けていなければ、前方を走る車と接触する危険性が高まります。
接触すれば大きな傷の発生につながるため注意が必要です。

また、飛び石による傷も非常に危険です。
特に高速道路での車間距離には注意が必要で、前にトラックが走っていると飛び石による被害の危険性が高まります。
早めにトラックを追い越すか車間距離を空けるなどの対応が必要です。

細い道は通らない

細い道を運転する場合、壁や電信柱、岩などにぶつかる危険性が高まります。
運転に自信がない人はできる限り細い道は避けて大きな広い道を選ぶようにしましょう。

駐車時は慎重に運転

駐車する時はサイドミラーやバックカメラを見ながら運転しますが、死角になっている部分に車をぶつけてしまうトラブルが多いです。

慣れない出先での駐車では、毎回気をつけるポイントが違うため、十分な注意が必要でしょう。

車の保管方法に注意

家の駐車場に車を止めておいても車に傷がつくことがあります。
いたずら対策として防犯カメラをつけるまたは車庫自体を外部の人間が侵入できないものにするなどの対応も効果的でしょう。

まとめ

今回の記事では車についた深い傷に対して、自分で修理するためにはどうするべきか、またプロの業者に任せる場合の費用、そして傷への予防策などを解説しました。

深い傷だと自分の技術力では直せないものもあります。特にボディへの傷は致命的なダメージにつながる可能性もあるため、プロの専門業者に任せることをおすすめします。

この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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