スズキ ジムニーの3つのグレードの違いを徹底解説!おすすめグレードも紹介
オフロード軽自動車の代表格ともいえる、スズキ ジムニーの見た目に思わずひかれる人は少なくないのではないでしょうか。ジムニーはその見た目に違わず、オフロード走行においては力を存分に発揮します。
そう聞くと、つい過酷な環境にでも冒険に行きたくなるような車です。
また、軽自動車であるジムニーは小回りがきくため、街中の走行でも苦労しにくいという利点も持ち合わせています。
そこで、今回はジムニーの3つのグレードの違いを解説し、おすすめのグレードについて紹介します。
ジムニーが気になっている方には参考になるテーマになるため、ぜひ最後までお読みください。
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INDEX
ジムニーの概要
スズキが製造・販売しているジムニーは、悪路での走行性能が高くデザイン性にも優れているオフロード(悪路に適した設計がなされた車種)軽自動車です。車に詳しくない人が見ても一目でオフロード車とわかるジムニーは、荒れた山道や砂浜といった悪路から雪道などの走行にも耐えられる力強い車です。
全グレード共通で駆動方式はパートタイム4WD(4WDと2WDの切り替えが可能なもの)となっており、どのようなシチュエーションの道も難なく走破できるのが大きな魅力です。
2022年12月現在で販売されているのは、2018年7月に発売された4代目ジムニーです。
4代目ジムニーはグッドデザイン金賞を受賞していることからも、人気の高さが伺えます。
オフロードでの力強い見た目だけではなく、街中での可愛らしさも併せ持つ車といえるでしょう。
ただ、現在は半導体不足の影響などもあり、納期は1年ほどかかるとされています。残念ながらすぐに新車を手に入れられない状況となっています。
ジムニーの各グレードの違いとは?
ジムニーには、ベースグレードの「XG」、ミドルグレードの「XL」、最上位グレードの「XC」という3つのグレードが用意されています。
3つの違いを解説する前に、XCグレードを例にジムニーのスペックを紹介します。
【スズキ ジムニー|スペック表】
メーカー | スズキ |
車名 | ジムニー |
ボディタイプ | クロスカントリーSUV |
ドア数 | 3ドア |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,725mm |
車両重量 | 1,040kg(MT)/1,050kg(AT) |
総排気量 | 658cc |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク | 40L |
駆動方式 | パートタイム4WD |
トランスミッション | 5MT/4AT |
カラー(全12種) | ・キネティックイエロー ・シフォンアイボリーメタリック ・ブリスクブルーメタリック ・ジャングルグリーン ・ミディアムグレー ・ブルーイッシュブラックパール3 ・シルキーシルバーメタリック ・ピュアホワイトパール ・キネティックイエロー ブラック2トーンルーフ ・シフォンアイボリーメタリック ブラック2トーンルーフ ・ブリスクブルーメタリック ブラック2トーンルーフ ・キネティックイエロー ブラックトップ2トーン |
※紹介グレードは「XC」
ジムニーは悪路での高い走破性が魅力ですが、グレードにより走破性が変わることはありません。
グレードによって異なるのは、主に内外装の見た目や車内空間の快適性です。
ここでは、各グレードの特徴の違いについて順に紹介していきます。
ベースグレードのXG
XGグレードは、4色展開されているベースグレードです。
運転席・助手席のシートヒーター機能がついていなかったり、リモート格納できる電動格納式のリモコンドアミラーがついていなかったりと、便利機能が他のグレードに比べて少なくなっています。
また、XC・XLグレードの後部座席シートは左右独立しており、リクライニングができる仕様になっているのに対し、XGグレードの後部座席は左右一体型の可倒式シートとなっています。
このように、車内での快適性という面では他のグレードに劣る部分があります。
ただし、走破性の面では上位グレードと遜色がないため、少しでも価格を抑えてオフロードを楽しみたい人にとっては、最適のグレードになります。
ミドルグレードのXL
XLは、内外装ともに充実したバランスの良いグレードです。選べるボディカラーも8色に増え、ジムニーの顔ともいえるキネティックイエローも選択できます。
カラードアハンドルも装備されており、統一感のある外観がジムニーの世界観をより一層際立たせます。
またXGグレードとは違い、安全装置である「助手席シートベルトリマインダー」や「後席シートベルトリマインダー」が装備されており、安全面にも配慮されています。
分割可倒式で12段階のリクライニング機能を備えた後席シートも備えられており、乗る人全てが快適に車内で過ごせるXLグレードは、最もコスパの良いグレードといえるでしょう。
最上位グレードのXC
スペック表でも紹介したXCグレードは、ボディカラーが全12色から選べる最上位グレードです。
特に、2トーンカラーはXCグレードのみで展開されているため、2トーンの車が欲しい人は、このグレードを選びましょう。また16インチのホイールも他のグレードと違い、スチールではなくアルミ仕様になるため、より存在感のある見た目になります。
XCグレードは車内空間にもこだわられています。
運転席周りでは、ステアリングホイールが本革巻仕様となっており、高級感を演出しています。また、ステアリングホイールにオーディオスイッチも付いていることから、利便性の面も向上しています。
運転する上での快適装備として、クルーズコントロール機能がついているのもXCグレードの特徴です。設定した速度(約45km~100km/h)を自動的に維持してくれるこの機能は、高速道路走行時などに、とても便利に利用できます。
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ジムニーのおすすめグレードはこちら
おすすめするジムニーのグレードは、ミドルグレードのXLです。
理由を解説する前に、ジムニーの各グレードの価格を紹介します。
【ジムニー|グレード別価格表】
グレード | トランスミッション | 車両本体希望価格(税込) |
XG | 5MT | 1,555,400円 |
XG | 4AT | 1,654,400円 |
XL | 5MT | 1,681,900円 |
XL | 4AT | 1,780,900円 |
XC | 5MT | 1,804,000円 |
XC | 4AT | 1,903,000円 |
全グレード ガソリン車|4WD
各グレード共通で、4ATモデルの方が5MTモデルよりも、約10万円程高価となっています。
同じATモデルで比較した場合の価格差は、XGとXLの差が126,500円、XLとXCの差が122,100円です。
今回おすすめするXLグレードは、最もバランスが良くコスパの良いモデルです。
ベースグレードのXGモデルでは利便性や快適性が良くない点がいくつかありますが、この点をカバーしているのがXLグレードといえるでしょう。
グレード別の部分でも紹介した、前席のヒートシーターや後席の分割可倒式といった仕様が、XGグレードとは違う良い例です。また、内装の細かい部分では、ラゲッジボックスが装備される点や、防汚タイプのラゲッジフロアが装備されている点も、車を使う上では嬉しいポイントになります。
一方で価格差を考え、走りの性能が同じであれば安価な方が満足度が高くなる人であれば、XGグレードの選択をおすすめします。
逆に、より内外装にこだわりがある人は、XCグレードの選択が良いかもしれません。高速道路を頻繁に利用する人などは、オートクルーズ機能も便利に利用できるでしょう。
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まとめ
この記事では、ジムニーの3つのグレードの違いについて解説しました。ジムニーにはベースグレードの「XG」、ミドルグレードの「XL」、最上位グレードの「XC」という3つのグレードが用意されています。
3つというのは決して多い数ではないものの、各グレードの違いははっきりとしているため、選びやすい利点もあります。
今回紹介したように、後部座席の形状やシートヒーターの有無、選択できるボディカラーなど、異なる点が多いため、各グレードの特徴をしっかりと押さえた上で、好みのグレードを選びましょう。
また、ジムニーは納期まで時間がかかるため、購入を希望する人は事前に各グレードの特徴を掴み、早めに予約注文することをおすすめします。
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