マーク X(エックス)の歴代モデルを振り返る!比較されやすい類似車も紹介

マークエックスはトヨタが製造・販売するスポーツタイプの高級車です。
高級車の位置づけゆえに、精密な動きや美しいボディなど高品質な車の条件が揃っており人気を得ています。

マークエックスは2004年から販売され2019年に生産が終了していますが、シリーズで見ると非常に歴史が長いです。マークエックスの歴史と進化が気になる人も多いでしょう。

そこで今回はマークエックスの歴代モデルを振り返るとともに、比較されやすい類似車についても紹介します。

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マークエックスの概要

マークエックスは2004年に高級セダンとして人気の高かった「マークⅡ」の後継車として販売が開始されました。

マークⅡは1968年から販売されており、マークエックスに切り替わる2004年の36年間、多くの人から愛され続けた車です。

それゆえ、マークエックスへの進化は非常に衝撃的なものでした。

マークエックスは、マークⅡから生まれ変わる際にスポーツ車要素を取り入れ、外観や走りが大きく進化しています。

タイプ3.5L
2.5L
駆動方式2WD
2WD/4WD
乗車定員5
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,750×1,795×1,435
4,750×1,795×1,445
総排気量(cc)3,456
2,499
使用燃料無鉛プレミアムガソリン
無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)71
※参考元:トヨタ|マークX 主要諸元表

初代マークエックスはマークⅡの進化版

トヨタマークX
初代マークX(2004)
出典:トヨタ自動車株式会社

マークⅡからマークエックスへ切り替わり、スポーツ要素が色濃く出ています。
マークⅡの最終モデルは9代目となっており、マークエックス誕生の際に「10代目マークⅡ」とも呼ばれ注目を集めていました。

また、マークエックスでは車高を低くしたことで、外観のスポーティーな印象が強くなっています。
外観で特徴的なのが3連ランプです。3連ランプによって、暗さに合わせて明かりを調整できるようになりました。

マークエックスには「S package」が展開されており、スポーツ走行向きのグレードとなります。
大きな特徴は18インチアルミホイールやリアスポイラー、大径ディスクブレーキが標準装備されている点です。走りにこだわりのある人におすすめの仕様となっています。

2代目マークエックスはフルモデルチェンジで上質に

2代目マークX(2009年〜)特別仕様車 250 G “Relax Selection・Black Leather Limited”
マークX(2011年)特別仕様車 250 G “Relax Selection・Black Leather Limited”
出典:トヨタ自動車株式会社

初代が発売されて5年後の2009年には、2代目マークエックスが発売されました。

初代に続いて、スポーティーでありながら高級志向を引き継いだ仕様となっています。

2代目マークエックスと初代マークエックスの違いは、搭載エンジンと燃費性能です。
2.5Lのハイオク仕様からレギュラーガソリン仕様へと変更し、燃費性能が向上しました。

ラゲージスペースも最大容量480Lに拡大され、ゴルフバックを4人分ほど収められる大きさです。

セダンのデメリットに挙げられる「荷物を詰め込むスペースが少ない」という点が解決され、使い勝手のよい仕様へと進化しました。

トヨタマークX特別仕様車250G“Yellow Label(イエローレーベル)”
マークX(2014年)特別仕様車 250 G “Yellow Label”
出典:トヨタ自動車株式会社

2代目マークエックスでは安全性能も向上し、7つのエアバッグ搭載や旋回時の横滑り抑制など、運転手にとって安心できる仕様になっています。

さらに、幅広いニーズに応えられるよう3グレードが展開されています。

「Premium type」は最上級グレードで、走りや内装がこだわり抜かれた贅沢な仕様です。

「Sports type」はスポーツカーが好きな人が満足できるグレードで、パドルシフトや車両姿勢制御安定化システムが搭載されています。

「Standard type」はスタンダードタイプで、できるだけコストを抑えたい人におすすめのグレードです。

マークエックスの特別仕様車はデザインと安全性能が充実

トヨタマークX
2代目マークX(2009年〜)特別仕様車 250 S Final Edition
出典:トヨタ自動車株式会社

2019年12月にマークエックスは生産を終了しますが、最後の締めくくりとして同年4月に特別仕様車が発売されました。

外観や内装のデザインだけでなく、安全性能をさらに上げています。

例えば、18インチアルミホイールやダークメッキのフロントバンパーモールを採用し、上質な外観が特徴です。

内装はブラックとレッドのシートが採用されており、スポーティーな雰囲気を残しながらも上質な空間を演出しています。

トヨタマークX
マークX 特別仕様車 250 S Final Edition
出典:トヨタ自動車株式会社

また、安全性能として「クリアランスソナー&バックソナー」を標準装備し、駐車の際の接触や衝突を回避してくれます。

駐車が苦手な人も安心できるサポート機能です。

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マークエックスと比較されやすい車

高級スポーツカーとして人気の高いマークエックスですが、主に以下の車と比較されています。

  • クラウン アスリート
  • カムリ
  • スカイライン
  • ティアナ

続いては、上記の4台とマークエックスの違いを解説します。
マークエックスと類似した車を探している人は、ぜひ参考にしてください。

クラウン アスリートと比較

トヨタクラウンアスリート特別仕様車“J-FRONTIER Limited”
クラウン アスリート 特別仕様車 “ J-FRONTIER Limited ”
出典:トヨタ自動車株式会社

クラウンアスリートはマークエックスと同じトヨタが製造販売していた車で、ハイブリッド車とガソリン車があります。

フロントグリルが特徴的でボディカラーの展開も豊富です。

クラウンアスリートの方が上位種の位置づけで車体価格も高く、運転の安定感や内装の上質感もマークエックスより優れています。

そのため、高級スポーツセダンに乗りたいけれど、できるだけコストを抑えたい人にはマークエックスがおすすめです。

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カムリと比較

トヨタカムリWSレザーパッケージ
カムリ WS レザーパッケージ
出典:トヨタ自動車株式会社

トヨタが製造・販売するカムリは、環境や燃費性能に特化したハイブリッド車です。

燃費性能ではカムリが魅力的ですが、スポーツセダンとしてのデザインやハンドリング、エンジン音など運転の楽しさではマークエックスが優れています。

比較されやすい2台ですが、求める基準次第では違いが大きいようです。

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スカイラインと比較

スカイラインは日産が製造販売する高級セダン車です。

スカイラインはマークエックスと同様スポーツ要素を強く持っており、走りを重視する人に人気を集めています。スカイラインの特徴は安全性能です。

例えばブレーキアシスト、レーンアシスト、車間距離自動制御などが備わっており、より安全面を考慮した仕様になっています。

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ティアナと比較

ティアナは日産が製造・販売する車です。
価格帯から走りにおいて、マークエックスと近い車として比較されます。

しかし、内装において、ティアナとマークエックスは大きく異なります。

ティアナは「モダンリビング」をテーマにしており、比較的明るく落ち着いた仕上がりです。

一方、マークエックスは高級感のあるスポーツカーを前面に出しており、クールな印象を受けます。

ティアナとマークエックスを比較する場合は、内装のデザインを判断基準にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、マークエックスの初代モデルや2代目、特別仕様車を振り返るとともに、比較されやすい類似車についても紹介しました。

スポーツタイプの高級車であるマークエックスは、2004年から販売され2019年に生産が終了していますが、類似した車を探す人がいるほど根強い人気を誇っています。

マークエックスに似た車の購入を検討している人は、今回紹介した類似車の中から探してみてはいかがでしょうか。

走行のよさや安全性能、乗り心地、デザインなど比較する基準を設けて自分に合う一台を見つけてみてください。

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