車の各部位・部品の名称や役割、メンテナンスの方法を外装・内装ごとに解説
車の構造には、フロントやリア、内部など数多くのパーツが存在しますが、「具体的な部位の名称がわからない」という人は多いでしょう。
部位の名称を把握することで、故障した際に正確に説明できるだけでなく、メンテナンスやカスタマイズなどにも役立ちます。
この記事では、車の各部位のパーツの名称や役割について解説していきます。
メンテナンスに関しては主に清掃になりますが、目的が違います。
車の知識を広げて、車について理解を深めましょう。
関連記事:車のパーツごとの名称とは?それぞれの役割をご紹介!
INDEX
車の外装のフロント部位ごとの名称
まずは車のフロント部分の外装パーツの名称と役割をご紹介します。
フロントガラス
車の正面に装備されたガラスで、外部の風やものから乗員を保護する役割を果たします。
運転者にとって良好な視界を確保し、道路上の状況を把握するのに重要なパーツで、約5mm〜6mmの厚さがあります。
フロントガラスのメンテナンス方法には以下のようなものがあります。
汚れやゴミをこまめに拭き取る
フロントガラスに汚れやゴミが付着すると、視界が悪くなり、安全運転に支障をきたすので、こまめに拭き取るようにしましょう。
拭き取りには、柔らかい布やウエスを使用し、水や中性洗剤を薄めた液体で拭きます。洗剤は、フロントガラスに傷をつけないように、必ず適した洗剤を使用してください。
傷が入った場合は、早めに修理する
フロントガラスに傷が入ると、そこからヒビが入り、割れてしまうことがあるので、傷が入った場合は、早めに修理するようにしましょう。
修理には、ガラス専門店やカーディーラーなどに依頼します。
修理費用は、傷の程度によって異なりますが、数万円程度です。
ガラスコーティングを施す
ガラスコーティングを施すと、汚れがつきにくくなり、撥水効果や防汚効果が高まるので、フロントガラスの汚れや傷を防ぐためにも、ガラスコーティングを施すことをおすすめします。
ガラスコーティングは、カーディーラーやガラスコーティング専門店などで施してもらえます。
ガラスコーティングの費用は、車種やコーティングの種類によって異なりますが、数万円程度です。
関連記事:車のフロントガラスにヒビが入ったらどうすればよい?原因や対応策について解説
ワイパー
車のワイパーは、フロントガラスに付着した雨や雪、泥などを拭き取る役割を果たしています。
ワイパーがなければ、雨や雪がフロントガラスに付着して視界が悪くなり、安全な運転ができません。運転中に視界を確保するために大切なパーツです。
また、ワイパーゴムは劣化しやすいため、定期的にメンテナンスする必要があります。
以下のようなものが主な、ワイパーのメンテナンスです。
ゴムブレードの交換
ゴムブレードは、使用することで劣化し、拭き取り性能が低下するので、定期的に交換するようにしましょう。
ゴムブレードの交換は、カーディーラーやガソリンスタンドなどで依頼できます。
交換費用は、車種やゴムブレードの種類によって異なりますが、数千円程度です。
アームの確認
アームは、錆びや破損があると、ワイパーの動作に異常をきたすことがあるので、定期的に確認するようにしましょう。
アームの確認は、肉眼で確認するか、ワイパーの動作をチェックすることでできます。
錆びや破損が見つかった場合は、交換が必要です。
ワイパーの動作のチェック
ワイパーの動作が不安定な場合は、ワイパーの故障やワイパーブレードの劣化が原因の可能性があります。
ワイパーの動作のチェックは、ワイパーを動作させて、異音や拭き取りムラがないか確認します。異音や拭き取りムラがある場合は、ワイパーの故障やワイパーブレードの劣化が原因の可能性があります。
関連記事:ワイパーのビビリを改善するには?原因と対策を解説!
ボンネット
ボンネットとはエンジンルームをカバーしている部品のことで、エンジンルーフやエンジンフードとも呼ばれています。エンジンの保護と振動や騒音を吸収する役割を担います。
ボンネットは、アルミやスチールでできているのが一般的です。
しかし、なかにはカーボン製のものもあります。
ボンネットの裏側には、ボンネットダンパーやエンジンルーム内の配線などが収納されています。
以下のようなものが、ボンネットのメンテナンス方法です。
汚れやゴミの拭き取り
ボンネットに汚れやゴミが付着すると、ボンネットの塗装が傷つき、サビや腐食の原因になることがあるので、こまめに拭き取るようにしましょう。
拭き取りには、柔らかい布やウエスを使用し、水や中性洗剤を薄めた液体で拭きます。
サビや腐食の確認
ボンネットにサビや腐食が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。
サビや腐食を放置すると、ボンネットが破損する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、サビや腐食の程度によって異なりますが、数万円程度です。
ボンネットダンパーの動作のチェック
ボンネットダンパーの動作が不安定な場合は、ボンネットダンパーの故障が原因の可能性があるので、定期的にチェックするようにしましょう。
ボンネットダンパーの動作のチェックは、ボンネットを開閉して、スムーズに開閉できるか確認します。
スムーズに開閉できない場合は、ボンネットダンパーの故障が原因の可能性があります。
関連記事:ボンネットの開け方はどうやるの?車の種類による違いも解説!
ヘッドライト
前方を照らすための明かりで、夜間や悪天候の際に視界を確保するために使用します。道路上の障害物やほかの車を確認し、安全な運転をするための大切なパーツです。
ヘッドライトは、ハロゲンやHID、LEDなどの種類があり、ヘッドライトの光軸がずれていると、対向車や歩行者に迷惑をかける可能性があります。
以下のようなものが、主なヘッドライトのメンテナンスです。
レンズの汚れやゴミの拭き取り
ヘッドライトのレンズに汚れやゴミが付着すると、光量が低下し、視界が悪くなるので、こまめに拭き取るようにしましょう。
光軸の調整
ヘッドライトの光軸がずれていると、対向車や歩行者に迷惑をかける可能性があるので、定期的に調整するようにしましょう。
光軸の調整は、カーディーラーやガソリンスタンドなどで依頼できます。調整費用は、車種によって異なりますが、数千円程度です。
バルブの寿命に注意
ヘッドライトのバルブには、寿命があります。バルブの寿命は、一般的に約2年です。
バルブが寿命を迎えると、光量が低下したり、点滅したりするため、バルブの寿命に注意して、定期的に交換するようにしましょう。
バルブの交換は、カーディーラーやガソリンスタンドなどで依頼できます。交換費用は、車種やバルブの種類によって異なりますが、数千円程度です。
関連記事:ヘッドライトのバルブ交換はどこでできる?交換方法についてもご紹介!
ピラー
車体の構造を支える柱状の部品で、フロントガラスやサイドウィンドウを固定するのが役割です。
フロントウィンドウの前方にあるのはAピラーと呼ばれ、そのうしろ(前席と後席の間)はBピラー、さらにそのうしろ(後部座席とリヤガラスの部分)はCピラーと呼ばれます。
ミニバンといった、大きな車になるとDピラーまで存在します。この場合は、2列目と3列目の間がCピラー、3列目座席とリヤガラスの間がDピラーとなります。
Aピラーは特に、視界を遮らないような緻密な計算がされている車種も多くあります。
以下に、ピラーのメンテナンス方法について、詳しく説明します。
汚れやゴミの拭き取り
拭き取りには、柔らかい布やウエスを使用し、水や中性洗剤を薄めた液体で拭きます。
洗剤は、ピラーの塗装を傷つけないように、必ず適した洗剤を使用してください。
サビや腐食の確認
ピラーにサビや腐食が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。
サビや腐食を放置すると、ピラーが破損する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、サビや腐食の程度によって異なりますが、数万円程度です。
損傷の確認
ピラーに損傷が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。
損傷があると、車体の強度が低下する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、損傷の程度によって異なりますが、数万円程度です。
ドアミラー
前方のドアに取り付けられた鏡で、後方や側方の視界を確保する役割を果たします。運転中に車両の周囲を確認するために使用され、安全な車線変更や駐車ができるように支援するパーツです。
近年では、ドアミラーの位置にカメラが設置され、モニターで確認するものもあります。
以下に、ドアミラーのメンテナンス方法の一例を説明します。
汚れやゴミの拭き取り
ドアミラーに汚れやゴミが付着すると、視界が悪くなる可能性があるので、こまめに拭き取るようにしましょう。
特に洗車直後や冬場のミラーの曇りが強い場合には重要になります。
調整がずれていないか確認する
ドアミラーの調整がずれていると、視界が悪くなるため、定期的に調整がずれていないか確認するようにしましょう。
調整は、車種によって方法が異なります。車の取扱説明書を参照してください。
破損がないか確認する
ドアミラーに破損が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。破損があると、視界が悪くなります。鏡という性質上、小さな破損でも一気に広まる可能性もあります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、破損の程度によって異なりますが、数千円程度です。
フロントグリル
エンジンやラジエーターなどを通気するための格子状の部品です。空気の流れを制御し、エンジンの冷却や排気の効率を向上させる役割を持ちます。
また近年では、デザイン面も重視され、グリルの形状で車を特徴づける役割もあるでしょう。
車のデザインにも大きな影響をあ与えるため、EV(電気自動車)ではグリルは必要ないはずですが、デザイン上あえて搭載している車種もあるほどです。
以下に、グリルのメンテナンス方法の主な手法を説明します。
汚れやゴミの拭き取り
グリルに汚れやゴミが付着すると、冷却効率が低下する可能性があるため、こまめに拭き取るようにしましょう。
サビや腐食の確認
グリルにサビや腐食が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。サビや腐食を放置すると、グリルが破損する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、サビや腐食の程度によって異なりますが、数万円程度です。
損傷の確認
グリルに損傷が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。損傷があると、冷却効率が低下する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、損傷の程度によって異なりますが、数万円程度です。
フロントバンパー
フロントバンパーは、ボディの前についている部品です。前方からの衝撃を吸収し、車体を保護する役割を果たします。
車のデザインにも大きな影響を与え、バンパーガードやバンパープロテクターなどのオプションパーツがあります。
フロントバンパーの表面には、プラスチックが使われていることが多く、内側は金属でできた骨組みがあります。
以下のようなものが、フロントバンパーの主なメンテナンス方法です。
汚れやゴミの拭き取り
フロントバンパーに汚れやゴミが付着すると、車の外観が損なわれる可能性があります。
拭き取りには、柔らかい布やウエスを使用し、水や中性洗剤を薄めた液体で拭きます。洗剤は、フロントバンパーの塗装を傷つけないように、必ず中性洗剤を使用してください。
サビや腐食の確認
フロントバンパーにサビや腐食が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。サビや腐食を放置すると、フロントバンパーが破損する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、サビや腐食の程度によって異なりますが、数万円程度です。
損傷の確認
フロントバンパーに損傷が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。損傷があると、車の安全性が低下する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、損傷の程度によって異なりますが、数万円程度です。
ルーフ
ルーフは車体の屋根部分にあたる部品のことです。乗っている人や荷物を雨や風から守ってくれます。
素材は鉄板やプラスチック、カーボンなどが使用されていますが、ガラスを使用することで開放感を出している車もあります。
ガラス製のルーフは、開放感があり明るい室内を実現できる一方、金属製のルーフは耐久性に優れています。
以下のような手法が、主なルーフのメンテナンス方法です。
汚れやゴミの拭き取り
ルーフに汚れやゴミが付着すると、車体の塗装が傷つき、サビや腐食の原因になることがあります。清掃はしにくいですが、こまめに拭き取るようにしましょう。
洗車機でも充分に効果はあるので、近くのガソリンスタンドなどでも対応可能です。
サビや腐食の確認
ルーフにサビや腐食が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。サビや腐食を放置すると、ルーフが破損する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、サビや腐食の程度によって異なりますが、数万円程度です。
損傷の確認
ルーフに損傷が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。損傷があると、車体の安全性が低下する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、損傷の程度によって異なりますが、数万円程度です。
関連記事:SUVのサンルーフを付けるメリットとは?オプション価格の相場やおすすめ車も紹介!
フェンダー
フェンダーとはタイヤ周りの部分のことで、泥除けの役割があります。
タイヤが巻き上げた石や泥を飛び散らせない役割や、回転中のタイヤに異物の接触を防ぐこともフェンダーの役割です。
フェンダーには、プラスチック製と金属製の2種類があります。
プラスチック製のフェンダーは、軽量で衝撃に強いのが特徴で、一方金属製のフェンダーは、耐久性に優れているのが特徴です。
以下に、フェンダーのメンテナンス方法について説明します。
汚れやゴミの拭き取り
フェンダーに汚れやゴミが付着すると、車体の塗装が傷つき、サビや腐食の原因になることがあるため、こまめに拭き取るようにしましょう。
サビや腐食の確認
フェンダーにサビや腐食が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。サビや腐食を放置すると、フェンダーが破損する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、サビや腐食の程度によって異なりますが、数万円程度です。
損傷の確認
フェンダーに損傷が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。損傷があると、車体の安全性が低下する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、損傷の程度によって異なりますが、数万円程度です。
ドア
ドアは人が乗り降りするときに開閉する部品のことで、車によって枚数が違います。
手前に引いて開けるヒンジ式のものや、リアのドアには子どもでも使いやすいスライドドア式を採用している車もありますが、スライドドアの欠点としてドアが重いので若干燃費が悪くなる傾向にあります。
以下のような手法が、主なドアのメンテナンス方法です。
汚れやゴミの拭き取り
ドアに汚れやゴミが付着すると、車体の塗装が傷つき、サビや腐食の原因になることがあるため、こまめに拭き取るようにしましょう。
サビや腐食の確認
ドアにサビや腐食が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。サビや腐食を放置すると、ドアが破損する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、サビや腐食の程度によって異なりますが、数万円程度です。
損傷の確認
ドアに損傷が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。損傷があると、車体の安全性が低下する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、損傷の程度によって異なりますが、数万円程度です。
関連記事:スライドドアとは?メリットやおすすめのミニバンや軽自動車もご紹介
サイドシル
サイドシルとはドアの下にある部品のことで、車体の両サイドを構成するフレームとしての役割を持ち、車の強度に関わる重要な部品です。
形状によって乗り降りのしやすさにも影響を与えます。
車のサイドシルは、意外と汚れが溜まりやすい部品です。
定期的にメンテナンスをして、良好な状態を保つようにしましょう。
また、サイドシルは、車体の剛性を高める役割も果たしています。そのため、サイドシルが損傷している場合は、早めに修理するようにしましょう。
マフラー
マフラーとはエンジンから出る排気ガスが通るパイプのことを指します。形状によってエンジンの出力調整や排気音を抑えることが可能です。
以下のようなものが、マフラーの主なメンテナンス方法として挙げられます。
排気ガスの漏れや異音の確認
マフラーに排気ガスの漏れや異音が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。排気ガスの漏れがあると、車内へのガス漏れの原因になる可能性があります。
また、排気ガスの異音は、エンジンやマフラーの故障の原因になる可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、漏れや異音の程度によって異なりますが、数万円程度です。
サビや腐食の確認
マフラーにサビや腐食が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。サビや腐食を放置すると、マフラーが破損する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、サビや腐食の程度によって異なりますが、数万円程度です。
触媒コンバーターの劣化の確認
触媒コンバーターは、排気ガスの有害物質を浄化する装置です。触媒コンバーターが劣化すると、排気ガスの有害物質が排出されてしまいます。
触媒コンバーターの劣化は、定期点検で確認することができます。
車の外装のリア部位ごとの名称
ここでは、車のリア部分の外装パーツの名称と役割をご紹介します。
リアドア
車の後部にあるドアで、後部座席へ乗車するためのドアです。リアドアには、ヒンジドアとスライドドアの2種類が主流でしょう。
ヒンジドアは、軽量で剛性の高さが特徴です。一方のスライドドアは、ドアがスライドして開くため、狭い駐車場でも安心して開けられます。
以下に、リヤドアのメンテナンス方法について説明します。
汚れやゴミの拭き取り
リヤドアに汚れやゴミが付着すると、車体の塗装が傷つき、サビや腐食の原因になることがあります。そのため、こまめに拭き取るようにしましょう。
サビや腐食の確認
リヤドアにサビや腐食が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。サビや腐食を放置すると破損する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、サビや腐食の程度によって異なりますが、数万円程度です。
損傷の確認
リヤドアに損傷が見つかった場合は、早めに修理するようにしましょう。損傷があると、車体の安全性が低下する可能性があります。
修理には、カーディーラーやガソリンスタンドなどに依頼します。修理費用は、損傷の程度によって異なりますが、数万円程度です。
バックドア
車の後部にあり、荷室へアクセスするためのドアです。
バックドアの種類は、横に開くタイプや上に開くタイプ、左右に開くタイプなどさまざまです。
車のバックドアは、意外と汚れが溜まりやすい部品です。定期的にメンテナンスをして、良好な状態を保つようにしましょう。
また、バックドアは、車体の強度を高める役割も果たしています。
そのため、バックドールが損傷している場合は、早めに修理するようにしましょう。
リアワイパー
リアワイパーは車の後方のガラスを拭くために使用されるワイパーです。雨や泥などが付着した場合に視界を確保し、安全な運転をサポートします。
以下に、リアワイパーのメンテナンス方法について、詳しく説明します。
ゴムのブレードの交換
リアワイパーのゴムのブレードは、経年劣化で硬化やひび割れが起こります。
ゴムのブレードが劣化すると、リアガラスを拭ききれなくなり、視界が悪くなります。
そのため、ゴムのブレードは、2~3年に1回程度の交換がおすすめです。
ゴムのブレードの交換は、以下の手順で行います。
- リアワイパーのアームを外す。
- ゴムのブレードをアームの溝から取り出す。
- 新しいゴムのブレードをアームの溝に差し込む。
- リアワイパーのアームを車体に取り付ける。
アームの清掃
リアワイパーのアームは、汚れが付着すると、ゴムのブレードの動きが悪くなり、視界が悪くなる可能性があります。そのため、アームは、定期的に清掃することが大切です。
アームの清掃は、以下の手順で行います。
- リアワイパーを停止させる。
- アームを水で洗い流す。
- アームを乾拭きする。
スイッチの点検
リアワイパーのスイッチは、経年劣化で故障する可能性があります。
スイッチが故障すると、リアワイパーが作動しなくなる可能性があるため、スイッチは、定期的に点検することが大切です。
スイッチの点検は、以下の手順で行います。
- リアワイパーのスイッチを操作する。
- リアワイパーが作動するかどうかを確認する。
車のリアワイパーは、意外と汚れが溜まりやすい部品です。定期的にメンテナンスをして、良好な状態を保つようにしましょう。
また、リアワイパーは、車の安全性にも大きく関わる重要な部品です。
リアワイパーが故障していると、視界が悪くなり、事故につながる可能性があります。
そのため、リアワイパーが故障した場合は、早めに修理するようにしましょう。
リアバンパー
リアバンパーは、車の後部に装着された保護パーツで、後方からの衝撃を吸収し、車体を保護する役割を果たします。
リアバンパーの素材はフロントバンパーと同様で、表面はプラスチック、内側は金属の骨組みで、車の重量の約20%を占めています。
リアバンパーのメンテナンス方法は、定期的に清掃することです。
汚れや泥が付着しやすいため、定期的に清掃して汚れを落としましょう。
また、傷やへこみがある場合は、修理や交換をする必要があります。
フューエルリッド
フューエルリッドとは、燃料タンクへガソリンを入れる際の給油口のカバーのことです。
給油する際に運転席から操作すると、フューエルリッドが開きます。国産車では、ボディと同じカラーになっているのが多いです。
後述するメーターパネルで、車の左右どちらについているかを確認することができます。
また、フューエルリッドには、給油口を誤って開けないようにする役割もあります。
フューエルリッドには、給油口を開けるためのロックが付いています。ロック解除レバーのある場所は運転席側のシートの下がほとんどですが、そこでロックを解除しないと給油口を開けることができません。
ウインカー
車の方向指示器で、走行する方向を周囲に知らせる役割を果たします。
点滅する光や点滅音で車の進路変更を知らせることが可能です。
あまり知られてはいないですが、ウィンカーを点滅させなければならない回数は、日本では3回です。これは、国際的な基準で、他の国でも3回が一般的です。
また、ウィンカーの点滅速度は、日本では毎秒60回です。つまり右左折時、車線変更時に3秒以上は点滅させないといけません。
ウィンカーのメンテナンスは以下の手順で行なえます。
- ウィンカーを点灯させ、動作を確認
- ウィンカーの球切れや故障がないかを確認
- ウィンカーのスイッチの動作が正常かを確認
ウィンカーの球切れや故障が見つかった場合は、早めに交換しましょう。
ウィンカーのスイッチの動作が正常でない場合は、修理が必要です。修理や交換は、ディーラーや修理工場に依頼しましょう。
関連記事:シーケンシャルウインカーとは?車検に通るための保安基準について
テールランプ
車の後方に装着されたライトで、夜間や悪天候などで視界が悪いときの走行時に後方の車へ存在を知らせる役割を果たします。
テールランプは、ヘッドライトのスイッチと連動しており、ヘッドライトをつければテールランプも点灯する仕組みです。
テールランプには、ブレーキランプ、バックランプ、ストップランプ、方向指示器(ウィンカー)の4種類があります。
- ブレーキランプ:ブレーキを踏んだときに点灯し、後方の車にブレーキをかける意思を伝えます。
- バックランプ:バックギアに入れたときに点灯し、後方の車にバックする意思を伝えます。
- ストップランプ:ブレーキを急激に踏んだときに点灯し、後方の車に急ブレーキをかける意思を伝えます。
- 方向指示器(ウィンカー):車線変更や右左折などの際に、後方の車に方向を示すために点灯します。
テールランプのメンテナンス方法は、定期的に清掃することです。
テールランプは、汚れや泥が付着しやすいため、定期的に清掃して汚れを落としましょう。また、球切れや故障がある場合は、修理や交換が必要です。
車の内装の部位ごとの名称
ここでは、車の内装のパーツの名称と役割をご紹介します。
ホーンスイッチ
ハンドルの中央に備わっており、押すことでホーン(クラクション:警笛)が鳴ります。
周囲への注意喚起や危険回避時に使用され、車の安全性を高めるための重要なものです。
メンテナンス方法は、定期的な動作確認を行なうことですが、時間と場所の選定の方が大変です。
関連記事:クラクションは使い方次第で違法になる?正しい使い方や違反した場合の罰則も解説
ターンシグナルスイッチ
車の運転席内のレバーまたはボタンとして配置されており、方向指示器(ウインカー)を操作するためのスイッチです。
レバーを上下に動かすことで、車の進行方向を示す信号を発することができます。
車の方向変更時や車線変更時に使用され、周囲のドライバーに自分の意図を知らせる重要な機能です。
定期的な動作確認がメンテナンスの方法となりますが、日常的に使うものなのですぐ異変に気づくことができると思います。
ワイパー・ウォッシャースイッチ
運転席のコントロールパネルに配置されており、ワイパーとウォッシャー(洗浄液)を操作するためのスイッチです。
ワイパー・ウォッシャースイッチを上下に動かすとワイパーが作動し、手前に引くことで、フロントガラスに洗浄液を噴射します。
こちらも定期的な動作確認がメンテナンス手法ですが、よく使うものなので異変にはすぐ気づくと思います。
ウォッシャー液切れには注意が必要です。
関連記事:ウォッシャー液は水で代用してもよい?役割や種類について解説
メーターパネル
車の運転席前方に配置されたパネルで、スピードメーターやタコメーター、燃料計、温度計などの車両情報を表示する役割を持ちます。
メーターパネルには、以下のようなものがあります。
- スピードメーター:車の速度を表示する
- タコメーター:エンジンの回転数を表示する
- 燃料計:燃料の残量を表示する
- 水温計:エンジンの冷却水温を表示する
- オイル圧力計:エンジンのオイル圧力を表示する
- 充電計:バッテリーの充電状態を表示する
- 警告灯:異常を知らせる
ドライバーにとって重要な情報を提供し、適切な運転や状況把握に役立つインストルメントパネルです。
そう簡単に汚れるものでもないですが、見えないと大変危険なので、ある程度の清掃を心がけましょう。
イグニッションスイッチ
イグニッションスイッチは、運転席内のステアリングコラムやダッシュボードに配置されています。
エンジンの始動や停止を制御するためのスイッチで、キーを回すか、プッシュボタンを押すことでエンジンの点火や電源を操作します。
イグニッションスイッチには、以下の段階があります。
- ロック:エンジンを始動できない状態
- オン:エンジンを始動できる状態
- アクセサリー:電装品をオンにできる状態
- スターター:エンジンを始動するための状態
メンテナンスというよりは、エンジンのかかりが悪いなどに気づくきっかけとなります。
関連記事:車のエンジンがかからない!対処法と修理費用の相場を紹介
シフトノブ
マニュアルまたはオートマチックトランスミッションの車両において、ギアシフトを行うためのノブ状の部品です。
運転席のセンターコンソールやステアリングコラム上に配置されており、ドライバーが適切なギアを選択するために使用します。
しょっちゅう触るだけに、高級車などでは本革でできていたりと小さい割にこだわりを演出できる部品です。
ダッシュボード
フロントガラス下の内装部品を一括りにしてダッシュボードと呼びます。
メーターやカーナビ、オーディオユニットなどが取り付けられている場所です。表面はプラスチック製ですが、骨組みは金属を使用することが多いです。
車の内装の個性が最も出る箇所でもあります。
センタークラスター
車の中央部分に配置されている部品で、オーディオシステム、エアコンコントロール、ナビゲーションシステム、USBポートなどが集中的に配置されています。
センタークラスターには、以下のようなものがあります。
- インストルメントパネル:車の速度や燃料量などの情報を表示する
- オーディオシステム:音楽やラジオを聴くための装置
- エアコンシステム:車内の温度や湿度を調整する装置
- ナビゲーションシステム:目的地までのルートを案内する装置
- その他、車の操作に必要なスイッチやボタン
関連記事:カーナビは車に必要?スマホナビとの違いや選ぶ際のポイントを紹介!
レジスター
レジスターとは、エアコンやヒーターの風が出てくる吹き出し口のことです。
センタークラスターだけでなく、ダッシュボードや足元にも取り付けられています。
レジスターのメンテナンス方法は、定期的に汚れを拭き取ることです。
いわばエアコンのフィルター清掃のようなもので、意外と手間がかかりますが、放置しておくとエアコンの効きが悪くなります。
関連記事:車のエアコンが効かない状態になったらどうする?応急処置の方法を紹介
車の内部部位ごとの名称
最後に、車の内部パーツの名称と役割をご紹介します。
エンジン
車の動力源であり、燃料を燃焼させることで回転力を発生させます。
シリンダーやピストンなどの部品が連携し、車輪を駆動する力を生み出します。
車種によってガソリンエンジンやディーゼルエンジン、ハイブリッドエンジンが搭載されています。
エンジンのメンテナンスは多岐に渡り、以下のようなものが挙げられます。
- エンジンオイル交換
- オイルフィルター交換
- エアフィルター交換
- スパークプラグ交換
- タイミングベルト交換
- 水冷式エンジンの場合は、ラジエーター液交換
関連記事:クルマ関連記事を読むためにほしい基礎知識/エンジンの仕組み編
ミッション
ミッションは、エンジンからの回転力を適切なギア比で車輪に伝達するのが役割です。
シフトレバーの操作により、適切なギアを選択し、車の速度や負荷に応じた効率的な走行を可能にします。
ミッションのメンテナンスの方法は、定期的なオイル交換、点検を行い、異変に気づいたら修理をすることです。
関連記事:MT車はAT車とどう違う?メリット・デメリット、注意点などを紹介
ラジエーター
ラジエーターは、エンジンの冷却する役割です。
冷却水を通してエンジンから発生する熱を放熱し、エンジンの適正な温度を維持します。
ラジエーターのメンテナンスの方法は、定期的な水漏れチェックと清掃です。
水漏れチェックは、ラジエーターの故障を早期に発見するために重要なメンテナンスです。ラジエーターの水漏れは、エンジンのオーバーヒートの原因になります。
清掃は、ラジエーターの冷却効率を維持するために重要なメンテナンスです。ラジエーターの汚れは、冷却水の流れを妨げ、やはりエンジンのオーバーヒートの原因になります。
関連記事:油の沸点は何度?一覧で温度を解説!
ターボチャージャー
ターボチャージャーは、エンジンの出力を向上させることが可能です。
ターボチャージャーは、排気ガスのエネルギーを利用して、タービンを回転させ、その回転を利用してコンプレッサーを回転させます。
コンプレッサーは、吸入空気を圧縮して、エンジンに送り込みます。
メンテナンスとしては、オイル交換と点検が挙げられます。
ターボチャージャーのオイル交換の方法は以下の通りです。
- エンジンを停止し、エンジンが冷えるのを待ちます。
- ターボチャージャーのオイルドレンボルトを緩めて、オイルを抜きます。
- 新しいターボチャージャーのオイルを注入します。
- ターボチャージャーのオイルレベルを確認します。
ターボチャージャーの点検の方法は以下の通りです。
- ターボチャージャーの音や振動を確認します。
- ターボチャージャーの排気ガスを確認します。
ターボチャージャーを搭載している車の場合には、以下の点に注意しましょう。
ターボチャージャーは、エンジンの回転数が高くなるほど、効率が高くなるので、急加速や高速運転を避けましょう。
また、排気ガスのエネルギーを利用して回転するため、エンジンオイルの劣化が早くなります。定期的にエンジンオイルを交換しましょう。
故障すると、エンジンのパワーが低下するだけでなく、エンジンの故障につながる可能性もあるので、非搭載の車よりシビアに点検をしましょう。
関連記事:ターボエンジンとは?仕組みや構造、メリット・デメリットを徹底解説
ドライブシャフト
エンジンから出力された回転力を車輪に伝えるために使用され、車輪の回転と駆動を連携させる重要な部品です。
大きく分けてユニバーサルジョイント式とプロペラシャフト式の2つに分けられます。
ユニバーサルジョイント式は、ドライブシャフトの長さが変化しても、エンジンの回転を車輪に伝えることができます。
プロペラシャフト式は、ドライブシャフトの長さが変化しないため、車の振動が伝わりやすくなります。
またドライブシャフトは、車の駆動方式によっても種類が異なります。
- 前輪駆動車のドライブシャフトは、エンジンから前輪につながっています。
- 後輪駆動車のドライブシャフトは、エンジンから後輪につながっています。
- 四輪駆動車のドライブシャフトは、エンジンから前輪と後輪につながっています。
さらに、ドライブシャフトは、車の燃費にも影響します。
ドライブシャフトの損傷によって、エンジンの回転が車輪に伝わりにくくなり、燃費が悪くなる可能性があります。
なお、ドライブシャフトは、車の走行距離が10万kmを超えると、故障しやすくなると言われています。そのため、10万kmを超えた車の場合には、ドライブシャフトの点検を早めに受けるようにしましょう。
サスペンション
サスペンションは、車両の乗り心地や安定性を向上させます。
ショックアブソーバーやスプリングなどの部品が連携し、路面の凹凸を吸収して車体を安定させるとともに、運転者や乗員への振動を軽減させるのが役割です。
点検と交換が主なメンテナンスです。
点検は、サスペンションの故障を早期に発見するために重要なメンテナンスです。
サスペンションのブッシュやゴムの状態、サスペンションのショックアブソーバーの状態などをチェックします。
点検の目安は、車の取扱説明書に記載されています。
交換は、サスペンションの寿命が来たときに行うメンテナンスです。
サスペンションの寿命は、車の走行距離や使用状況によって異なります。
マフラー
マフラーは内側から見ると、エンジンから排出される排気ガスの音を消音し、排気の流れを制御する役割を持っています。
騒音の低減と排気ガスの効率的な排出を実現し、環境への影響を軽減しながら同時にエンジンのパフォーマンスも向上させることが可能です。
車の各部位の名称を知っておくメリット3つ
車には、各部位やパーツごとに様々な名称があります。
「多すぎて覚えられない」人もいらっしゃるでしょう。
しかし、車の各部位やパーツの名称を知っておくことで、
- 車のカスタマイズ時に要望を正確に伝えられる
- 車への理解が深まり、運転が楽しくなる
- 修理箇所を正確に伝えられる
などのメリットがあります。
メリット①:車のカスタマイズ時に要望を正確に伝えられる
車のカスタム。
それは、車好きの人にとっては、ロマンであり最高に楽しい時間ですよね。
しかしカスタムをしたいときに、車の各部位やパーツの名称がわからないと、専門業者に要望を正確に伝えることができません。
部品の取り寄せやインターネットでもリサーチにも、時間がかかってしまうでしょう。
車の名称を知っていれば、このような事態は防ぐことができます。
車のカスタムで、愛車を、自分好みに変えたい。
自分色に染めたい。
という方は、車の各部位・パーツの名称を覚えてみると良いでしょう。
メリット②:修理箇所を正確に伝えられる
車の各部位・パーツの名称を知ることで、車の故障時に、整備士さんに修理箇所を正確に伝えることができます。
名称がわからない場合、「車のどこで、どんな現象が起きているか」を伝えることができず、修理費用の見積もりが誤ってしまうリスクも。
また整備士さんの故障修理の説明も、正確に理解することができ、万が一整備士さんの修理内容が誤っていた場合、指摘することもできます。
正確に車の修理を行い、安心して乗るために、車の名称を覚えておくことは大事になるのです。
メリット③:車への理解が深まり、車をもっと好きになる。
車の各部位・パーツの名称を知ることで、車の理解が深まります。
そうすれば、メリット①でも記載したように、車のカスタムを行うことで、あなたのマイカーをより理想の車へ近づけることができます。
またカスタマイズだけではなく車が故障したときにも、整備士さんに正確に修理箇所を伝えることができ、結果的に長く愛車に乗ることができるでしょう。
車のへの理解が深まる。
だから、車をもっと好きになり、車への愛情が湧く。
車の名称を覚えることは、あなたの中にある車への愛を増やし、大切に乗ることにつながっているのです。
まとめ
この記事では、車の各部位のパーツの名称と役割をご紹介しました。
車にはさまざまな部位があり、役割があります。
この記事を参考に自動車の部位について知識を深めてみてはいかがでしょうか。