スライドドアとは?メリットやデメリット、おすすめのミニバンと軽自動車もご紹介

自動車に設置されているドアはさまざまな種類が存在しますが、一般的に多く見られるのは「スイングドア」「スライドドア」でしょう。

それぞれに特徴があるため、自動車を購入する際は、自身にとって使いやすいものを選ぶことが大切です。

本記事では、スライドドアの概要やスイングドアとの違いについて解説するとともに、おすすめのミニバンや軽自動車もご紹介します。

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スライドドアとは?

スライドドアとは、引き戸と同じように開閉するタイプのドアを指し、後部座席に多く設置されています。

その他にもスイングドアなどのさまざまな種類が存在しますが、国内生産の自動車であれば「スライドドア」や「スイングドア」が採用されていることが多いでしょう。

スイングドアは、開き戸のように開くタイプでヒンジ式ドアとも呼ばれ、運転席や後部座席に限らず、さまざまな場所に採用されています。

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スライドドアの3つのメリット

スライドドアのメリットには以下のようなものがあります。

乗り降りがしやすくなる

スライドドアは設計上、開口部が大きくなるように設計されているので、乗り降りの際に大きく体をかがむ必要がありません。

地面と車体の足を置く位置の差が低いため乗り降りがスムーズに行えます。

スライドドアが設置された車両は車高が高く、ミニバンや軽自動車でも室内空間は広々としており、リアシートを倒して後ろに大きな荷物や自転車を積載する空間を確保することができます。

また、ヒンジドアだと荷物をドアにぶつける心配がありますが、スライドドアであれば積み込みもラクに行える点もメリットと言えます。

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狭いスペースでもドアを最大に開ける

スライドドアは、車体と並行にドアが開閉するため、車のそばに障害物があったとしてもドアを最大限に開くことができます。

例えば、隣の車との距離が近い駐車場では、スイングドアだと注意しながら開く必要があるでしょう。

しかし、スライドドアであれば、隣の車を気にせず開いても問題ありません。

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荷物が多くても開閉がしやすい

スライドドアには電動で開閉するタイプがあります。

そのため、ドアノブを引くだけでドアを開くことが可能です。

また、運転席にスライドドアを開閉するボタンが設置されている自動車もあります。

重い荷物を抱えているなど、ドアを開ける動きに制限がある人にとっては魅力的だといえるでしょう。

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スライドドアの4つのデメリット

デメリットイメージ

スライドドアのデメリットには以下のようなものがあります。

スライドに力がいる

スライド時に力を必要とする理由は以下の通りです。

  • スイングドアに比べてサイズが大きい
  • ドア自体が重量に耐えられるような構造になっている

このことから、子供や高齢者のドア開閉が難しくなってしまいます

電動のスライドドアも増えてきましたが、すべてのスライドドアが電動であるとは限りません。

そのため、購入を検討している車種がスライドドアの場合、電動かどうか確認をしましょう。

また、大きなスライドドアを採用すると車両重量が重くなってしまい、燃費にも影響を与えます。

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修理費用が高い

スライドドアはスイングドアに比べてサイズが大きいため、修理費用が高い傾向にあります。

特に電動スライドドアの場合は、サイズが大きいだけでなく、さまざまなシステムが構築されているので、さらに修理費用が高くなります。

また、モーターの故障やワイヤー切れなどの経年劣化が原因で修理が必要となることも理解しておきましょう。

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開閉スピードが遅い

電動のスライドドアは、万が一の事故を防ぐために開閉のスピードが遅く設定してあります。

そのため、スイングドアや電動ではないスライドドアに比べると開閉に時間を要してしまうという特徴があります。

自動車のドアの開閉にスピードを求める人にとってはデメリットといえるでしょう。

ただし時間を要するといっても数秒の差ではあります。

燃費が悪い

スライドドアを採用している車両は、スイングドアを採用している車両と比較して燃費が悪い傾向にあります。

これは、スライドドアの構造が複雑であることが影響しています。

スライドドアは、開閉時に必要な追加の部品や構造があるため部品数が多く、ドア自体の重量に耐えるための補強も必要なため、スイングドアと比較して重量が重くなってしまいます。

そのため、少しでも燃料費を抑えたい方にとっては、スライドドアを採用した車両よりもスイングドアを採用した車両を選択する方が良いでしょう。

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スイングドアとの違い

スイングドアとの違いは、ドアが開く方向です。

ドアの付け根を軸に扇型に開閉するスイングドアに対して、スライドドアは車体と並行に開閉します。

そのため、ドアを完全に開く際、スイングドアの方が周囲に広いスペースが必要です。

ドアの周囲のスペースに余裕があれば、障害物を気にすることなく乗り降りができます。

スイングドアとスライドドアで悩んでいる場合は、契約している駐車場など、自動車を使用する状況をイメージして選びましょう。

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最近のスライドドアの特徴

最近のスライドドアの特徴は以下の通りです。

ドアノブに触れるだけで開閉できる

従来のスライドドアは、電動であってもドアノブを引かなければ開かない仕組みでした。

しかし、近年で採用されているスライドドアは、ドアノブに触れるだけで開閉できます。

そのため、力のない子供でも簡単に開閉することが可能で、使い勝手の良さが魅力です。

なかには、触れるだけでドアが開閉するとなると不安に思う人もいるでしょう。

しかし、鍵を持っている人でないと開閉されない、といった対策を行っているので問題ありません。

足をかざすと開閉する

車種によっては、車の下に足をかざすとセンサーが読み取り開閉するスライドドアがあります。

この機能により、両手が完全に塞がっていてもドアを開閉することが可能です。

ドアの開閉を指示するセンサーは、高性能な光センサーを採用しており、障害物などで誤作動を起こすこともありません。

スライドドア付きの自動車がおすすめの人

スライドドア付きの自動車がおすすめの人を紹介します。

小さな子どものいる子育て世帯

小さな子どもがいると、両手が塞がってしまうことが多々あるため、楽にドアを開け閉めできるスライドドア付きのj自動車がおすすめです。

開口部が広いため、チャイルドシートが必要な時も着脱も比較的楽にできるでしょう。

また子どもがいると何かと荷物が多くなることもしばしば。心配でつい手持ちが増えてしまう時にも安心です。

子どもがドアを開け閉めする際に、加減を間違えてドアパンチしてしまわないかという心配も無用です。

高齢者の送迎をすることが多い人

高齢者の方を乗せることが多い場合は、乗り降りしやすいスライドドアの自動車がおすすめです。

大きく前にかがむ必要がないため、足腰に不安がある場合も安全です。

ドアを引かなくてもボタンで開閉するようなタイプのスライドドアであれば、より一層負担が少なく済むでしょう。

荷物をたくさん乗せることが多い人

荷物をたくさん乗せることが多い人にも、荷物の積み下ろししやすいスライドドア付きの車がおすすめです。

スライドドアであれば開口部が広く、電動で開くタイプのドアであれば、荷物を地面に置くことなく車に乗せることもできます。

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おすすめのスライドドアのミニバン3台

ホンダ フリード

​​フリードは本田技研工業株式会社が販売しているコンパクトミニバンです。

豊富なモデルが取り揃えられており、多くの人から人気を得ています。

ミニバンとしては小柄なボディサイズにも関わらず、3列シート備えているため最大6名分の乗車が可能です。

また、両側に使い勝手の良いパワースライドドアが設置されており、ワンタッチでドアを開閉できます。

小さいお子さまがいる家庭や高齢者の家族がいる人におすすめの自動車といえます。

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日産 セレナ

セレナは日産自動車株式会社が販売しているミニバンです。

車内が広いという特徴を持っており、長時間の運転でも快適に過ごせるでしょう。

エンジンとモーターを組み合わせたe-POWERといった動力伝動システムを採用しており、スムーズな加速や走行時の静音などを実現しています。

また、ハンズフリーオートスライドドアを採用しているため、車の鍵を携帯した状態でスライドドアの下に足を入れれば、ドアが開閉します。

普段から荷物が多い人におすすめの自動車といえるでしょう。

トヨタ アルファード

アルファードはトヨタ自動車株式会社が販売する高級ミニバンです。

最上級のグレードになるとエグゼクティブラウンジシートを採用していることから、移動中もリラックスできる車内になっています。

高級感があるアルファードは外観だけでなく内装にもこだわりがあり、運転席と助手席には、スイッチ操作で簡単に座席の位置を調整可能です。

また、車の鍵でドアの開閉を予約することで、検知された際に自動でドアが開くウェルカムパワースライドドアを採用しています。

その他にも予約ロック機能などが備えられているため、性能面に優れた自動車になりたい人におすすめです。

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おすすめのスライドドアの軽自動車3台

ホンダ N-BOX

N-BOXは、ホンダが製造・販売する軽自動車です。

2022年に国内新車販売台数1位を記録している人気の軽自動車であり、機能面や安全性が高いことで知られています。

シンプルなデザインで長く乗れることも人気が高いポイントです。

N-BOXはお子様が立ったまま着替えられるくらい広々とした車内空間でスライドドアの特徴を最大限に活かすことが可能です。

シートにはセダンと同等サイズのフレームを使用しており、しっかりとしたつくりで体をやさしく包み込みます。

静粛性も高いため、ゆったりと車内空間でリラックスして過ごせるでしょう。

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スズキ スペーシア

スペーシアは、スズキが製造・販売する軽自動車です。

軽自動車ではまだ数が少ないハイブリッド車でもあるため、購入費は高くなりますがガゾリン代を抑える効果が期待できます。

さらに、軽量で高剛性のあるHEARTECT(ハーテクト)というプラットフォームを採用しているので、走行の際に安定感があり、普段から走行距離が多い人におすすめです。

また、スライドドアの開閉がスムーズであることや燃費が良いこと、UVカットしてくれるフロントガラスなど装備も充実しているため、快適なカーライフを送れることでしょう。

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ダイハツ ムーヴキャンバス

ムーヴキャンバスは、ダイハツが製造・販売する女性に人気の可愛い軽自動車です。

コンパクトなボディサイズとスタイリッシュなデザインが特徴的で、カラーバリエーションも豊富です。

インテリアや装備面でも多くのバリエーションがあり、ユーザーのニーズや好みに合わせて選ぶことができます。

さらに外観だけでなく、広い車内空間や電動で開くパワースライドドアなども魅力です。

また、ダイハツならではのスマートアシストやDNGAなどの採用による快適な運転性能や走行性、安全性などの基本性能が向上しております。

おしゃれで可愛いよく走る車をお探しの人、車の運転が苦手な人、アウトドアなどでたくさん荷物を積みたい人へおすすめです。

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まとめ

本記事ではスライドドアやおすすめのスライドドアのミニバンについてご紹介しました。

スライドドアは、車体と並行に開くタイプのドアで、開ききった際にスペースをとらないといったメリットがあります。

しかし、ドアの開閉スピードが遅いため、ドアの開閉時にスピードを求める人にとっては煩わしく感じることもあるでしょう。

スライドドアタイプの自動車を購入される際は、自身がどのように自動車を使用するのかイメージしたうえで、自身にとって使いやすいものを選ぶことが大切です。

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この記事を書いた人

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カーナレッジ編集部

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