新型クラウンはダサいという意見が?賛否両論ある新型クラウンについて解説
新型クラウンは、2022年にトヨタから第一弾が発表されました。
これまでのモデルから大きく方向転換がされたためか、ネットではダサいという意見も見受けられます。
この記事では、意見が賛否両論に分かれる新型クラウンにおける概要や特徴、スペックについて解説していきます。
関連記事:【2024年】トヨタの高級車一覧!価格順のランキングTOP10を紹介
INDEX
新型クラウンがダサいといわれる理由
2022年には、第一弾として「クロスオーバー」が発売されています。
ダサいという意見が出ているのは、形状や雰囲気がこれまでのクラウンとは大きく異なり、違和感を持つ人がいるからかもしれません。
ここでは、新型クラウンがダサいといわれる理由について考えられる以下の3つを見ていきましょう。
- 理由1.従来のセダンの形ではない
- 理由2.クラウン特有の雰囲気がなくなった
- 理由3.チープな素材の部品が使われている
理由1.従来のセダンの形ではない
新型クラウンの1つである「クロスオーバー」は、従来のセダンの形ではありません。
新規の顧客層を獲得することを狙いとし、見た目と性能の両立にこだわっているためです。
トランクスペースを分け、セダンの見た目は維持したまま、駆動力を上げ、走行性能を高めています。
これまでのコンセプトから一新したことが影響し、ダサいと感じる人もいるのでしょう。
理由2.クラウン特有の雰囲気がなくなった
クロスオーバーは以前のクラウンよりも全体的に大きくなり、人によってはダサいという印象につながっています。
特に車高が高くなり、セダン特有の低重心の雰囲気が失われたと感じる人も多いかもしれません。
実際のところ車高が高いほど、乗り降りのしやすさに直結するため、幅広い層が使いやすい車となっています。
また、ヘッドライトが切れ長に変更され、シャープな印象になったことも従来タイプと雰囲気が変わったと感じる要因の1つでしょう。
理由3.チープな素材の部品が使われている
今回の新型クラウンは、タイヤの泥除け部分に樹脂パーツが取り付けられました。
樹脂パーツでカバーすることで、泥や小石の跳ね上がりで車が傷つくのを防ぐメリットがあります。
一方で、光沢のある部分に樹脂を組み合わせるとカジュアルに見えることもあり、高級車と認められない人もいるのかもしれません。
新型クラウンの概要
クラウンは、トヨタが製造・販売する高級車の1つです。「国産車を常にリードし続ける王座のしるし」との想いから王冠を意味する「クラウン」が名付けられました。
初代クラウンは1955年に発売され、以降4〜5年に一度新しい型が発表されています。
およそ68年もの間、人気が続く歴史あるブランドです。
今回で16代目となる新型クラウンは、特徴が異なる4種類のボディタイプが同時に発表され話題を呼んでいます。
発表されたのは「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4タイプです。
顧客の幅広いニーズに応えることを目的とし、世界を視野に入れ、さらには若い層にも支持されるクラウンを目指した開発がされています。
新型クラウンと旧クラウンのスペック比較
新型クラウンと旧クラウンにはどのような違いがあるのでしょう。
ここでは、先代の15代目クラウンと新型クラウンである「クロスオーバー」と「セダン」のスペックについて比較していきます。
トヨタ|旧クラウン(型式:AZSH20)
AZSH20は、2018年に発売が始まった15代目のクラウンです。スペックは以下となります。
メーカー | トヨタ |
車名 | クラウン |
ボディタイプ | セダン |
ドア数 | 4ドア |
全長×全幅×全高(mm) | 4,910×1,800×1,455 |
車両重量(kg) | 1,770 |
総排気量(cc) | 2,487 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 66 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
カラー(全7種) | プレシャスホワイトパール シルバーメタリック プレシャスメタル ブラック プレシャスブラックパール エモーショナルレッドⅡ ダークブルーマイカ |
※紹介グレードは「RS Advance」
トヨタ|クラウン(クロスオーバー)
クロスオーバーは、旧クラウンよりも全長が20mm長く、車内空間が広い点が特徴です。
後部座席の着座位置が高くなり、乗り降りもしやすくなっています。
ボディカラーが2色の組み合わせから選べるのも、従来のクラウンと異なるところです。
メーカー | トヨタ |
車名 | クラウン |
ボディタイプ | SUV |
ドア数 | 4ドア |
全長×全幅×全高(mm) | 4,930×1,840×1,540 |
車両重量(kg) | 1,790 |
総排気量(cc) | 2,487 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 55 |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
カラー(全12種) | バイトーン ブラック×プレシャスホワイトパール ブラック×プレシャスメタル ブラック×プレシャスシルバー ブラック×エモーショナルレッドⅡ ブラック×プレシャスブロンズ ブラック×プレシャスレイ モノトーン プレシャスホワイトパール プレシャスメタル プレシャスシルバー ブラック エモーショナルレッドⅡ プレシャスブロンズ |
※紹介グレードは「CROSSOVER G“Advanced・Leather Package”」
トヨタ|クラウン(セダン)
16代目のクラウン(セダン)は、これまでのクラウンの中で最も大きいサイズです。
旧クラウンが4,910×1,800×1,455mmなのに対し、新型クラウンは5,030×1,890×1,475mmと、全長だけでも120mm長くなりました。
旧クラウンよりも伸びやかなシルエットと車内空間の広さを実現しています。
メーカー | トヨタ |
車名 | クラウン |
ボディタイプ | セダン |
ドア数 | 4ドア |
全長×全幅×全高(mm) | 5,030×1,890×1,475 |
車両重量(kg) | 2,020 |
総排気量(cc) | 2,487 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 82 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | マルチステージハイブリッドトランスミッション |
カラー(全6種) | プレシャスホワイトパール プレシャスシルバー プレシャスブラックパール プレシャスメタル プレシャスブロンズ マッシブグレー |
※紹介グレードは「Z(ハイブリッド車)」
新型クラウンの特徴
ここでは、2023年11月2日に発表された最新の新型クラウン「セダン」の特徴について、外装と内装に分けて紹介していきます。
外装(エクステリア)
新型クラウンは、フォーマルかつ新しい時代をイメージさせる外装です。
フロントはハンマーヘッドの形状と縦格子のグリルで存在感を出し、サイドは水平ラインにこだわり、伸びやかさを演出しています。
リヤは、どっしりとした形状で貫禄と威厳のある外装に仕上がっています。
さらに、フロント、リヤともに横一線でシャープなライトが特徴的です。
ヘッドライトは、4眼のLEDを採用し、クロスオーバーよりもさらに16mmほど縦幅が狭められています。
内装(インテリア)
内装は、手触りのよい本革シートが施され、高級車ならではの上質感が出ています。
間接照明付きで高級感を演出し、さらには64色の間接照明から気分に合わせて変えられる仕様です。
後部座席は、車内空間を広げてスペースをしっかり確保し、快適さを追求しています。
ジャケットなどの上着をかけられるフック付きです。
エアコンやオーディオ、シートなどの操作が後部座席からもタッチパネルで操作できます。
運転席では、音声でワイパーや窓の開閉操作ができ、運転中にハンドルから手を離さなくてもよい工夫がされています。
ハンドル裏のメーターは表示方法を選択でき、自分の使い勝手に合わせてカスタマイズ可能です。
関連記事:実はクラウンに乗るなら中古車カーリースのポチモがおすすめな理由
まとめ
2022年に第一弾の新型クラウンが発売され、今までの形状と大きくかけ離れていることがダサいという意見につながっているのかもしれません。
しかし、新しい技術やニーズを取り入れ、時代とともに進化したクラウンが今回の16代目として登場しています。
高級感や上質感はこれまで以上に追求されているため、クラウンを検討している人は店舗で実物を確認してみるとよいでしょう。