【三菱】アウトランダーの内装の特徴|居住性について詳しく解説
三菱が製造・販売するアウトランダーは、重厚感のあるボディと安定した走行が特徴で、SUVの中でも人気が高いです。特にアウトドアが趣味である人にとっては、車を購入するにあたって選択肢に入る車種といえます。
しかし、内装の質感や収納性がわからず、購入すべきかどうか迷っている人も多いのではないでしょうか。現行のアウトランダーは「M」「G」「P」「BLACK Edition」の4つのグレードが展開されており、グレードによって内装が異なります。
この記事では、アウトランダーの内装の特徴についてグレード別に紹介するとともに、収納やシートアレンジについて解説します。アウトランダーの購入を検討している人は、この記事を参考にしてみてください。
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【グレード別】アウトランダーの内装の特徴
日本が誇る自動車メーカーの一つ三菱自動車が製造・販売する現行アウトランダーには、4つのグレードがあります。ミドルサイズのSUVとして人気を集めるアウトランダーですが、それぞれ内装にどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、グレードごとの内装の特徴について解説します。
アウトランダー「M」
「M」グレードはアウトランダーのエントリーグレード(グレードの中で最も低価格なグレード)で、5人乗り仕様です。シートはシンプルなデザインで、手触りのよいファブリックシートが採用されています、滑りにくい素材であるため、運転中も体にフィットするシートです。
また、開放感のあるインストルメンタルパネルが採用されたフロントや機能的な収納が多いことも魅力です。加えて、スマートフォンをつなぐことで動画を大画面で楽しめるHDMIポートや寒い日の運転を快適にするヒート付きの本革ステアリングホイール、雨滴感応オートワイパーも標準装備されています。
エントリーグレードではあるものの、内装は上質であり、快適に過ごせる空間となっているでしょう。
アウトランダー「G」
「G」は、「M」の次に高いグレードです。「G」の内装は「M」でのオプション装備が標準装備となっているほか、シートカバーを本革に変更できることにより上質な雰囲気が感じられる点が魅力です。
フロントコンソールには、置くだけで自動的にスマートフォンを充電できるワイヤレス充電器や充電用USBポートが装備されています。また、ヒートポンプ式エアコンやHDMIポート、腰を刺激してリフレッシュを促すランバーサポートなど、装備も充実しているため快適性が高いです。
さらに、リヤガラストリムはロールサンシェードが引き出して光を遮断できるため、車中泊を楽しみたい場合にも向いているでしょう。
アウトランダー「BLACK Edition」
アウトランダー「BLACK Edition」は他のグレードと違い、ボディが黒で統一されていることが特徴です。アウトランダーの特別仕様車であり、「G」をベースにしています。ボディはもちろん、ルーフもブラックマイカで塗装されており、重厚感にあふれた見た目が特徴です。
内装も同じように黒で統一されており、シックで上品な雰囲気が好きという人におすすめのグレードといえるでしょう。加えて、「BLACK Edition」のみ電動パノラマサンルーフが標準装備されています。快晴の日には広々とした開口部から青空が見えるため、優雅に運転を楽しめるでしょう。
また、シートには鮮やかなレッドのステッチが施されており、ブラックが基調である内装のアクセントとなっています。スポーティーさも感らじれるデザインであるため、「G」の内装では物足りない人におすすめでしょう。
アウトランダー「P」
「P」は、アウトランダーの最上級グレードです。「M」や「G」のグレードとは違い7人乗りの仕様で、広々した車内や充実した装備が特徴となっています。「G」グレードと同様、リアガラスにはロールサンシェードが装備されており、オプションで電動パノラマサンルーフを装着することも可能です。
また、「G」や「BLACK Edition」のグレード同様、フロントコンソールトレイにはスマホを置くだけで充電できるワイヤレス充電器や充電用USBポート、HDMIポートが備わっています。
加えて、ランバーサポート(理想的な着座姿勢をサポートしてくれるクッションのこと)や暖房による消費を抑えられるシートヒーター、フロントのドアハンドルが光るLEDルームイルミネーションも標準装備です。
「BLACK Edition」にも装備されている、3列シートすべてでそれぞれ快適な温度を設定できる「3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコン」も利用できます。
アウトランダーの内装【収納編】
家族でキャンプやBBQなどに行くときには大荷物になるため、余裕のあるラゲッジスペースが必要です。アウトドアでも活躍できるアウトランダーは、収納力も優れています。ここでは、アウトランダーの収納について詳しく見ていきましょう。
充実した車内収納
アウトランダーのフロアコンソールには、2口のカップホルダーがあるほか、ライト付きのグローブボックスやアームレスト付きのフロアコンソールボックスがあります。加えて、運転席や助手席のシートバックにはモバイルポケットが付き、ルーフにはサングラスホルダーが完備されています。
収納が充実しているだけでなく、小物や細かい物を取り出しやすい位置に収納があるため、運転中でも使い勝手がよいです。
また、セカンドシートまで倒した場合、奥行き約1,740mm・幅975mmとなり、非常に広いです。高さは約865mmあるため、広々とした収納を自分好みに活用できるでしょう。
足だけで開閉ができるエレクトリックテールゲート
「M」はメーカーオプション、「G」「BLACK Edition」「P」は標準装備としてエレクトリックテールゲートが装備されています。エレクトリックテールゲートとは三菱が開発した技術であり、バンパー下に足のつま先をかざすことでセンサーが反応し、自動的にテールゲートが開閉する利便性の高い機能です。
両手に荷物を持っていても足だけでラゲッジスペースにアクセスできるため、楽に荷物を収納できます。
アウトランダーの内装【シートアレンジ編】
アウトランダーは、SUVの中でもシートアレンジが多彩です。サードシートを折りたたむことでラゲッジスペースが拡大するため、アウトドアに必要な荷物やスーツケース、ゴルフバックといった大きめの荷物も楽に収納ができます。
また、セカンドシートも倒すことで、さらに大容量のラゲッジスペースを確保することが可能です、ラゲッジスペースからサイドストラップで折りたたむだけで倒せるため、簡単に操作できます。
3名が乗車できるセカンドシートの配分は40:20:40、サードシートは50:50であるため、片側だけ折りたたんで荷物を収納し、もう片方に乗員が座ることも可能です。
アウトランダーの居住性
アウトランダーは車内空間が広いため、大人が横になってもゆとりがあります。そのため、車中泊にとって重要といえる居住性は高いといえるでしょう。
セカンドシートを倒せばフラットになるため、大人2人が横になることも可能です。ただし、完全なフラットにはならないため、クッションやマットレスで隙間を埋める必要があります。
また、サンシェードを使えば遮光ができるため、日中でも快適に過ごせます。運転席だけでなく、セカンドシートにも500㎖のペットボトルが2本入るドリングホルダがあるため利便性も高いです。
車内で電気が使えるAC1500W電源も全グレードの標準装備であるため、災害やアウトドアの電源としても使用できます。
まとめ
アウトランダーのグレードは、エントリーモデルである「M」やMのワンランク上の「G」、特別使用車の「BLACK Edition」、最上級グレードの「P」があり、それぞれ標準装備が異なります。どのグレードも上品で使い勝手がよい内装であるため、車中泊などのアウトドアも楽しめる一台です。
シートアレンジが多彩であることにより収納力・居住性も優れているため、アウトドアや車中泊を楽しみたい人はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。