シエンタが人気の理由とは?特徴やおすすめの人について紹介
トヨタは2022年8月23日に3代目となる新型シエンタのフルモデルチェンジを行い発売を開始しました。
シエンタは、ミニバンの中でもコンパクトなサイズ感と燃費性能に優れた車として人気を博しています。
本記事では新型シエンタの概要や人気を集める理由、グレード別の特徴について解説するとともに、どのような人にシエンタはおすすめなのかご紹介します。
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トヨタの「シエンタ」とは?
ここではシエンタの概要について解説します。
トヨタから発売されたコンパクトミニバン
シエンタは、トヨタ自動車が販売するコンパクトサイズのミニバンです。
初代は2003年9月に登場し、運転しやすいサイズ感や広い車内空間から運転者にも同乗者にも快適に過ごせるファミリーカーとして人気を集めました。
初代シエンタは2010年に一度生産を終えたものの、人気の高さから1年と経たずに再生産が行われました。
2代目は2015年に発売され、ヘッドライトのデザインがスタイリッシュかつ特徴的なものになり、ハイブリッド車もラインナップに加わりました。2022年8月には現行型の3代目が登場しています。
2022年8月に新型が登場
3代目シエンタは、落ち着いたデザインが特徴でトヨタ独自のダイナミックフォースエンジンを採用し、走行性能と燃費性能が大幅に改善されています。デザインは、丸みのあるデザインで構成されており、イメージカラーはスタイリッシュかつシックなカラーとして人気なアーバンカーキです。
また、2列シートと3列シートが選べる仕様や、豊富なカラーなど前の世代で人気だった要素を引き継ぎながら、ドライブレコーダーや「Toyota Safety Sense」を始めとした安全装備が充実しています。
新型シエンタが人気の理由とは?
シエンタは幅広い層から人気を集める車です。ここでは、新型シエンタが人気の理由について紹介します。
選べるシートと荷室の広さ
シエンタは発売当初から2列シートと3列シートが選べる仕様になっています。
シート選びは、子育て世代からシニア、業務で使う層までが重要視するポイントと言えるでしょう。
また、シエンタの荷室は開口部が広く低床に設計されているため、荷物の積み込みが簡単です。
7人乗りの3列シート車では、2列目と3列目を折りたたむことで、奥行きのある荷室長1,525mm、5人乗りの2列シート車では、2列目を格納することで荷室長2,045mmの空間を確保できます。
長尺のものや大量の荷物が積めるだけでなく、車中泊も可能な広さとなっています。
安全運転支援技術が搭載されている
シエンタには、安全な運転を実現する、安全運転支援技術がいくつも搭載されています。
例えば、高速道路の走行時だけではなく、一般道でも常に前走車との距離や歩行者などの動きを察知し、減速やカーブの走行をスムーズにしてくれるPDA(プロアクティブドライビングアシスト)が搭載。
かなり急なカーブや前走車の急ブレーキによる急停車など、日常における運転のリスクを軽減してくれるでしょう。
その他にも、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置など、安全運転を支援する装置が搭載されています。
ちなみに、シエンタは全車「セーフティ・サポートカーS<ワイド>」に認定されています。
セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)とは、政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発しているものです。
移動時間が快適
新型シエンタ(Zグレード)の後部座席には「後席サンシェード/セラミックドット」が装備されており、直射日光を遮ってくれます。
また、ZグレードとGグレードのオプションにある「天井サーキュレーター」や「ナノイーX」は、室内を快適な空気環境にしてくれるため、ドライブや移動の際も快適に過ごすことができます。
狭い道でも運転しやすい
コンパクトサイズのシエンタは、狭い道でもスムーズに走行できます。
最小回転半径は5.0mを実現しており、細い路地に入る時やUターン、車庫入れや縦列駐車時の操作がスムーズに行える点も人気の理由です。
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新型シエンタのグレードの違いとは?
2022年8月に発売された新型シエンタには「X」「G」「Z」の3つのグレードがあります。ここでは、グレードごとの違いを紹介します。
シンプルでお手頃な「X」
シエンタの中でも最も価格が安いグレードが「X」です。
グリルやヘッドライトのデザインは「G」と共通ですが、指先でスライドドアをオープンできる「ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドア(挟み込み防止機能付)」が助手席のみの設定で、必要最低限の機能のみです。
装備やカラーにこだわらない人には、全グレードの中で比較的安価のためおすすめのモデルです。
程よい中間グレードの「G」
最安価グレードである「X」と最高級グレード「Z」の中間である「G」は、2つのよいところを兼ね備えたグレードです。
グリルはブラックで統一された「X」と同一のデザインとなっているものの、ボディカラーのバリエーションは「X」より充実しています。ヘッドライトは2灯式LEDで、内装は4.2インチのディスプレイが採用されています。
また、指先でスライドドアをオープンできる「ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドア(挟み込み防止機能付)」がGグレードにも標準装備されています。
上品なモールが施された「Z」
シエンタの最上級グレードとなる「Z」は、グリルにメッキ風のモールが施されています。ホイールも専用デザインのものが装備されているため、新型シエンタのグレードの中でも高級感を演出してくれます。
また、ヘッドランプは「Bi-Beam(バイ ビーム)LEDヘッドランプ」と呼ばれる1灯のもので、ハイビームとロービームが一つのバルブで切り替えできるタイプとなっています。このヘッドライトはデザイン面に優れているだけでなく、消費電力を抑えることや点灯速度が早いというメリットがあります。
また、スライドドアの挟み込みを防止する機能である「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」や、日差しを気にせずに運転できる「後席用サンシェード」などの便利機能も多く標準で搭載されています。
新型シエンタはどんな人におすすめ?
新型シエンタは、さまざまな場面で活躍する車ですが、具体的にはどのような人におすすめなのでしょうか。ここでは、新型シエンタはどんな人におすすめなのかを紹介します。
子育て世代の人
シエンタには、子どもが乗り降りしやすいスライドドアや大きなラゲージスペースが備わっているため、子育て世代におすすめです。3列シートのモデルであれば大人数での旅行やドライブなどにも適しています。
また、3人家庭であれば5人乗りの2列シートモデルもおすすめです。2列シートモデルは、3列シートモデルより多くの荷物を載せることができます。
荷物を多く載せたい人
新型シエンタは、コンパクトサイズのミニバンながらも、多くの荷物を積むことができます。
3列シート車は3列目を格納することで、2列シート車は後席スペースを利用することで、大空間のラゲージルームが確保できます。3列シート車で1,525mm、2列シート車で2,045mmの荷室長があるため、ベビーカーやマウンテンバイクを載せることも可能です。
乗り降りのしやすさを求める人
新型シエンタは、低床・フラットフロアを採用しており、高さや段差が少ない設計になっているため乗り降りのしやすさを求める人におすすめできます。
また、Zグレードに標準装備されている「ハンズフリー デュアルパワースライドドア」は、足先を出し入れするだけでスライドドアが自動で開閉します。お子さまを抱っこしている時や、多くの荷物で両手がふさがっている時などに便利な機能です。
また、全グレードでスライドドア自体は標準装備となっているため、駐車場で小さなお子さまが隣の車にドアをぶつけてしまう心配もありません。
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まとめ
新型シエンタは車内空間の広さと運転のしやすさ、機能面などを兼ね備えた車です。
新型シエンタの人気の理由として、シートを選べることや荷室の広さ、移動が快適に過ごせる、運転のしやすさなどが挙げられます。
新型シエンタの購入を考えている人は、今回紹介した内容を参考に検討してみてください。