シエンタ旧型モデルの特徴とは?新型モデルとの違いについても解説

シエンタは、ボディサイズがコンパクトなファミリーカーとして、多くの人に人気があります。

2003年に初代が登場し、2015年に2代目、2022年に3代目が発売されました。フルモデルチェンジされるたびに、外観が変更され、走行性能や安全性能もバージョンアップしています。

この記事では、シエンタ旧型モデルの特徴や、新型モデルとの違いを解説します。シエンタの歴史や魅力を知りたい人は、参考にしてください。

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シエンタの概要

出典:トヨタ自動車株式会社

シエンタは、トヨタが製造・販売しているミニバンです。

シエンタの車名は、スペイン語で7を意味する「Siete」と、英語で楽しませることを意味する「Entertain」を組み合わせた造語であり、「人を楽しませる7人乗りの車」として名付けられました。

シエンタは、街乗りしやすいコンパクトなボディサイズと、ゆとりのある車内空間を両立ていることが特徴です。また、最小回転半径が低いこともシエンタの魅力といえます。特に、3代目シエンタの最小回転半径は5.0mであり小回りが利くため、狭い道でも安心して走行できるでしょう。

低床フラットフロアを採用しているため、乗降性に優れており、家族に小さなお子さまや高齢者がいる場合に活躍できます。シートアレンジも多彩なうえに、荷物スペースも開口部が大きく低床なため、多くの荷物を積み込むことも可能です。家族でのショッピングやアウトドアなど、さまざまなシーンで活躍できるでしょう。

シエンタ バナー

初代シエンタの特徴

出典:トヨタ自動車株式会社

初代シエンタは、2003年9月に発売されました。2010年に生産が一旦打ち切られたものの、2011年にマイナーチェンジモデルとして復活し、2015年に2代目へ引き継がれています。

初代シエンタは、取り回しやすいコンパクトなサイズのミニバンながら、7人乗りで実用性の高さを実現しています。丸みのあるフォルムとヘッドライトでかわいらしい外観に仕上げられているため、親しみやすいデザインといえるでしょう。

エンジンには、1.5L直列4気筒自然吸気エンジンを採用しており、快適な走行が可能です。シエンタは、FFモデルとフルタイム4WDモデルの2モデルがあります。両方のモデルでは、トランスミッションやエンジンスペックが異なり、最高出力・最高トルクにも違いがあります。

スペックを変えることで、フルタイム4WDモデルの重量増加による燃費性能や走行性能の低下を補い、FFモデルにも遜色ない性能を実現できるでしょう。

2代目の旧型シエンタの特徴

出典:トヨタ自動車株式会社

2代目のシエンタは、初代シエンタから外観を大きく変えて2015年に登場し、2022年まで販売されました。

フォルムはトレッキングシューズをイメージし、丸みを残しつつもスポーティーな印象に仕上げられています。初代では丸みのあったヘッドライトもスタイリッシュな形状へ変更されました。親しみやすさもありつつ、アクティブさも取り入れたコンパクトミニバンとなっています。

2代目からは、7人乗りモデルに加えて6人乗りモデルも追加されました。6人乗りモデルでは、セカンドシートが左右独立式となっており、スライドやリクライニングを個別にできるため、利便性が向上しています。

また、ハイブリッドモデルが追加され、選択肢も広がっています。フルタイム4WDモデルには初代と同様のエンジンが用いられているものの、FFモデルにはアイドリングストップ機能を搭載したエンジンが採用されました。

薄型燃料タンクを採用することで、車内空間のスペースを確保しています。座面高さは後席にいくほど高くなり、サードシートはシート幅が1代目から70mm拡大され、より快適に過ごせる空間を実現しました。セカンドシートやサードシートを格納すると、荷室空間が大幅に拡大できるため、自転車や長物も容易に積み込めます。

衝突回避支援パッケージである「Toyota Safety Sense C」が全モデルにオプションとして設定されており、優れた安全性能を実現しました。「Toyota Safety Sense C」には、以下の機能が含まれています。

  • プリクラッシュセーフティシステム:対車両自動ブレーキ
  • レーンディパーチャーアラート:車線からはみ出す可能性があることを知らせる
  • オートマチックハイビーム:ハイビームとロービームを自動で切り替える

2018年のマイナーチェンジで昼間の歩行者検知機能が追加され、従来のモデルよりも安全性が向上しています。

旧型シエンタと新型シエンタとの違い

トヨタシエンタ内装(左2代目、右3代目)
出典:トヨタ自動車株式会社 (左2代目、右3代目)

ここからは、2015年から2022年まで販売されていた2代目シエンタと、2022年に発売された3代目シエンタの違いについてご紹介します。

見た目

2代目のシエンタはスポーティーなデザインであったのに対して、3代目では親しみやすさが増したかわいらしい雰囲気へ変わりました。3代目のシエンタは四角くて丸いフォルムをコンセプトにデザインされており、四角い箱型を残しつつも、コーナーに丸みをもたせています。

また、フロントとリヤの見た目が変更されており、3代目ではコの字に光るテールランプや、ドット調に光るストップランプが魅力といえるでしょう。

内装

2代目シエンタの内装は、黒基調で設計されておりクールでおしゃれな印象でした。しかし、3代目では白や茶色などを取り入れているため、落ち着きのある雰囲気へ変わっています。

また、収納の使い勝手が向上しており、運転席と助手席のドリンクホルダーには、四角いパックも収納できます。運転席シートバックにはType-CのUSB電源が2つ配置されており、後席でも手軽にスマートフォンを充電可能です。

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走行性能

3代目のシエンタには、ボディの高剛性化や低重心化を実現する「GA-Bプラットフォーム」が採用されています。GA-Bプラットフォームの採用により、操縦安定性や燃費性能の向上を実現しました。

3代目のシエンタでは、最小回転半径も5.2mmから5.0mmに縮まっており、前項モデルに比べると、より小回りが利きやすくなったといえるでしょう。

安全性能

3代目のシエンタでは、2代目に比べて安全性能が大きく向上しています。衝突回避支援パッケージである「Toyota Safety Sense C」が全モデルに標準装備されており、パッケージ内容も充実しています。

昼夜問わず歩行者や自転車を検知できるため、さまざまなシーンで衝突回避をサポートできるでしょう。また、先行車に対する追従機能や、一時停止などの標識の見逃し防止をサポートする機能なども追加されています。

メーカーオプションとして、駐車時にハンドルやアクセル、ブレーキを自動操作してくれる機能も用意されています。この機能があれば、駐車が苦手な人でもスイッチ1つで容易に自動駐車が可能です。

まとめ

トヨタシエンタ
出典:トヨタ自動車株式会社

シエンタは、ゆとりのある車内空間や低床フラットフロアを実現しているため、特にファミリー層から人気を集めているコンパクトミニバンです。2003年に初代が登場し、2015年に2代目、2022年8月に3代目が登場しています。

初代は丸みのあるかわいらしい見た目が魅力で、2代目ではスポーティーな見た目に変わり、ハイブリッド車の追加や安全性能の向上なども行われました。新型モデルの3代目では、四角と丸みを組み合わせた親しみやすい見た目になり、燃費性能や安全性能も大きく向上しています。

初代からファミリーカーとして利便性の高さや快適さを実現しているシエンタは、今後も幅広い世代から人気を集めるでしょう。気になる人は、この記事を参考に購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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