車中泊におすすめのコンパクトカーを厳選!共通点やより快適に過ごす方法についても解説

車で旅をし、寝泊まりも楽しむことができる車中泊。昨今、若い世代を中心に、車中泊は広く人気を集めています。

とはいえ、どんな車でもお気軽に車中泊ができるわけではありません。

車中泊を楽しむためには、車中泊を行う車がある程度広く、体への負担を最小限にしながらゆっくり眠ることができる、という点が最低条件です。

その条件を満たすためには、もちろん車体が大きいにこしたことはありませんが、できればコンパクトな、そんなに大きくない車を探している方も多いでしょう。

実はコンパクトカーの中には、コンパクトな見た目に反して広々とした車内があり、アウトドア向きのアクセサリーが充実している魅力的な車もあります。

今回は、車中泊向けのおすすめのコンパクトカーや、車中泊をより快適にする方法を詳しく紹介します。

車中泊をするために車の購入を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

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出光のカーリース・ポチモへ
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車中泊に適したコンパクトカーの特徴

近年、見た目のコンパクトさに対して広々とした車内が魅力のコンパクトカーが、車中泊をする方に人気を集めています。

小回りが利くため、細い道の運転がしやすいというメリットがあるのも人気の理由です。

ただし、全てのコンパクトカーが車中泊に向いているとは限りません。
シートがフラットになることや大人が寝返りを打てるほどの広さがあるなど、車中泊向けの車には共通点や特徴があります。

ここでは、車中泊に適したコンパクトカーの特徴について見ていきましょう。

関連記事:【2023年】車中泊におすすめの車14選!気温に左右されず快適に過ごすポイントも紹介!

フルフラットシートが可能

車中泊をする際、ゆったりと横になれるフルフラットシートは欠かせません。

シートをリクライニングにした状態で横になると、首や腰に負担がかかりやすくなります。
日々の疲れを癒すことやリラックスすることを目的に車中泊をしたにもかかわらず、翌朝疲れを感じてしまうのは本末転倒です。

また、長時間同じ姿勢のまま過ごしていると「エコノミークラス症候群」を発症する恐れもあります。

そういう意味で、フルフラットシートは、コンパクトカーで車中泊を実施するにあたっての大前提と考えてもいいでしょう。

ただ、フルフラットシートであっても注意していただきたい点もあります。

というのは、車によってはフルフラットシートでも多少の段差ができることが多いため、フルフラットと言ってもそのままで快適に眠ることができるとは限りません。

そのため、一般的には車中泊用のマットを揃えることで、快適さを確保します。

フルフラットシートは前述の通り、車中泊を行う上での大前提とし、その上で、さらに快適になるように細かい備品の追加や調整を加えていくことで、真に快適な車中泊を行うことができるようになります。

車内の広さ・高さに余裕がある

室内に寝返りが打てて足が伸ばせる十分な幅と長さがあることも、車中泊向けの車に共通した特徴といえます。

車内で過ごす際、高さにも余裕があると着替えなどがしやすいでしょう。コンパクトカーによっては、小さなお子さまが立てるほど余裕のある高さの車もあります。

また、アウトドアは、当日に急な雨に見舞われることもあります。車内で過ごす時間が長くなった場合のことも考えて、十分なスペースが確保できるコンパクトカーを選ぶことをおすすめします。

十分なラゲッジスペースがある

車中泊をするなら、十分なラゲッジスペースが不可欠です。

ラゲッジスペースとは、荷物を積むための車内スペースのことで、車種や文脈によってはトランクという場合もあります。ただ、ラゲッジスペースの方が一般的により広い意味で使われます。

キャンプやアウトドアは基本的に荷物が多くなるため、それらが全て入るほどのラゲッジスペースが必要になります。

この時、ラゲッジスペースが十分でないと、後部座席に荷物を置くことになります。
せっかく足を伸ばして横になれる広さがあるのに、荷物があれば邪魔に感じ、せっかくの広さを体感できません。

そのようなことがないよう、ラゲッジスペースにもしっかりこだわっているのが、車中泊に適したコンパクトカーの共通項であり特徴でもあるといえるでしょう。

車中泊に適したコンパクトカー3選

車中泊に適したコンパクトカーの特徴は理解したものの、実際どんなコンパクトカーがおすすめなのでしょうか。

ここからは、車中泊に適したコンパクトカーについて見ていきましょう。

スズキ|ソリオ

メーカースズキ
車名ソリオ
ボディタイプコンパクトハイトワゴン
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)3,790×1,645×1,745
車両重量(kg)960
総排気量(cc)1,242
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)32
駆動方式2WD
トランスミッションCVT
カラー(全8種)キャラバンアイボリーパールメタリック
タフカーキパールメタリック
メロウディープレッドパール
フレイムオレンジパールメタリック
スピーディーブルーメタリック
スターシルバーメタリック
ピュアホワイトパール
スーパーブラックパール
※参考元:主要設備・主要諸元
※紹介グレードは「G」

SUZUKIが販売するソリオは、コンパクトハイトワゴンとして高い人気を集めるコンパクトカーです。

車内は幅が広いため、アウトドアはもちろん、車中泊も思う存分満喫できます。
シートを倒すことでフルフラットにすることも可能です。

ソリオはコンパクトカーの中でも長さがあるため、背が高い人でも横になることができます。
小さいお子さまなら立ったまま着替えられるのも魅力的です。

ラゲッジスペースも広々としているため、さまざまの荷物を積めます。普段使いはもちろん、アウトドアにもおすすめの車です。

ソリオ バナー

ホンダ|フリード+

メーカーホンダ
車名フリード+
ボディタイプコンパクトミニバン
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,295×1,695×1,710
車両重量(kg)1,360
総排気量(cc)1,496
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)36
駆動方式FF
トランスミッション7速オートマチック
カラー(全8種)プレミアムクリスタルブルー・メタリック
シルバーミストグリーン・メタリック
プラチナホワイト・パール
スーパープラチナグレー・メタリック
クリスタルブラック・パール
プレミアムクリスタルガーネット・メタリック
フィヨルドミスト・パール
トワイライトミストブラック・パール
※参考元:主要諸元
※紹介グレードは「HIBRID G」

ホンダのフリード+は、2列シートの5人乗りができるコンパクトカーです。
2016年に販売が開始され、SUV風なデザインと多彩なシートアレンジで人気があります。

車内は広々としているため、シートをフルフラットにすれば快適な車中泊を楽しむことが可能です。

ただシートは完全にフラットではなく、段差が2.5㎝程あるためマットや布団を敷いて横になることをおすすめします。

ラゲッジスペースは十分な広さなので、荷物が多くても積めるでしょう。車中泊のときは、座席下に収納が可能です。

また、フリード+はシェードやACコンセントなど、車中泊向けの純正アクセサリーを豊富に展開しているため、家族でアウトドアを楽しみたい人にもおすすめの車です。

フリード バナー

トヨタ|シエンタ

メーカートヨタ
車名シエンタ
ボディタイプコンパクトミニバン
ドア数5
全長×全幅×全高(mm)4,260×1,695×1,695
車両重量(kg)1,270
総排気量(cc)1,490
使用燃料無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク(L)40
駆動方式2WD
トランスミッションDirect Shift+CVT
カラー(全9種)ホワイトパールクリスタルシャイン
ダークグレー
ブラック
スカーレットメタリック
ベージュ
アーバンカーキ
グレイッシュブルー
ダークグレー×スカーレットメタリック
ダークグレー×グレイッシュブルー
※参考元:主要諸元表
※紹介グレードは「X」

2022年8月にフルモデルチェンジしたシエンタは、トヨタで最も小さなミニバンです。
おしゃれなデザイン性はもちろん、燃費性能の高さも魅力で車中泊にもおすすめの車といえます。

シエンタは2列シートの5人乗りと3列シートの7人乗りの2種類から選べますが、車中泊でおすすめなのは5人乗りです。

シートをフルフラットにすることで室内長2m以上の広々とした車内になり、3人家族でも余裕で寝転がることができます。

また、多数の荷物が入るだけでなく、荷室の入り口も大きいため、荷物の出し入れも簡単です。
まさにアウトドア向きの車といえるでしょう。

コンパクトカーでの車中泊を快適にする方法

車中泊におすすめのコンパクトカーでも、実際に車中泊をしてみると思いのほか不便に感じることがあります。

車中泊を本当に快適なものにするためには、ひと工夫をすることが大切です。

ここでは、車中泊を快適にするために、どのような工夫ができるのか、解説します。

関連記事:車中泊で注意したいリスクとは?自分でできる対策を紹介

マットを敷いて眠りやすい環境を作る

車中泊を快適にする方法の一つが、マットの用意です。
車中泊向きのフルフラットシートの中には、小さな段差があるものも多くあります。

たとえ段差が小さくても、横になると気になってゆっくり休めないことがほとんどです。

慣れない体勢で横になることで、体の節々が痛くなってしまうことも。

車の室内サイズに合ったマットを敷いて完全なフラットにすることで、寝心地を格段に向上させることができます。

暑さ・寒さ対策をする

車中泊を快適にするためには、暑さ・寒さ対策もきちんとすることが大切です。

キャンプ地には、気候が変動しやすく、朝が冷え込みやすい山中、というようなケースも多くあります。

車はエンジンをかけないと窓を開け閉めすることができないため、夜が暑くて寝苦しかったり、反対に寒すぎて眠れなかったりすることもあります。

特に夏は虫の問題もありますから、窓を開け放った状態で寝る、というのは現実的ではありません。

暑さ・寒さ対策は意外と見落としがちなため、暑い季節はサーキュレーターや冷風機、寒い季節は厚さのある寝袋や電気毛布を用意した方がよいでしょう。

関連記事:冬に起こりやすい!車中泊で結露が発生する原因と対策5選

プライバシーを確保する

車中泊をするときは、カーテンやシェードなどプライバシーを確保できるグッズをそろえることをおすすめします。

窓から車の中が丸見え状態だとどうしても外からの視線が気になりますし、安全面に不安を感じるケースも少なくないでしょう。

また場所によっては、街灯の光や朝日が眩しくてゆっくり眠ることが難しくなる、ということも考えられます。
カーテンは、遮光性が高いものを選ぶことが大切です。外から見えない状態なら、着替えも安心してできます。

電源を使えるようにする

アウトドアで電化製品が使えれば、快適度が格段に向上します。
料理では調理家電が使えるようになるほか、暑ければサーキュレーター、寒ければ電気毛布などが使えるようになります。

また、電源を確保することでスマートフォンやタブレットの充電も可能です。
開放的な場所で音楽や動画を楽しめます。所有している車に電源がなければ、ポータブル電源を用意することがおすすめです。

関連記事:車中泊でエアコンのつけっぱなしはバッテリーが上がる? 対処法を解説します!

照明の確保

キャンプは照明があるとよりアウトドアの雰囲気を味わえます。

車のライトをつけっぱなしにするわけにはいかないため、ランタンや懐中電灯などを用意しましょう。
スマホのライトでも十分ですが、バッテリーの消費が激しいため注意が必要です。

また、明るすぎると眩しくて過ごしにくくなるため、視認できる程度の明るさのものを選びましょう。

ポータブル電源があると照明の確保がより便利になります。

車中泊を行う際の注意点

注意

車さえあれば気軽に楽しめる車中泊ですが、気を付けるべきポイントもあります。

ここでは、不要なトラブルを避けて安全に車中泊を楽しむために、気をつけておきたいポイントについて紹介します。

エンジンをかけっぱなしにしない

車のエンジンをかけたままでエアコンをつけっぱなしにする場合、いくつかのリスクが発生します。

例えば、稀なケースではありますが、エンジンが稼働している状態で車内に排気ガスが侵入した場合、一酸化炭素中毒になってしまうリスクがあります。

他にも、積雪のある地域では、マフラーに雪が詰まることで排気ガスがエアコンの外気の導入口などから車内に入りこむことで、一酸化炭素中毒が発生した事例もあります。

また、車内は空間が狭いため、換気を行っていない車内では、酸欠状態になる可能性があることにも注意が必要です。

エンジンを消すことで排気ガスの車内侵入を防ぎ、可能であれば窓を少し開けておくことで酸欠になるのを防ぎましょう。

暑さ対策や寒さ対策は、エアコンを使用する以外の方法で行うことをおすすめします。

防犯対策をしっかり行う

車中泊を行うにあたり、防犯対策は重要です。
特に、盗難などのトラブルには気を付ける必要があります。

暑い夏には窓を開けた状態で過ごすこともあるかと思いますが、寝る際に窓を開ける場合には、換気のための最小限にとどめ、必ず施錠して就寝するようにしましょう。

また、SNSに情報をのせると場所を特定されてしまう恐れがあります。
SNSが普及した昨今ならではのトラブルですが、こちらもトラブルを未然に防ぐために気をつけたいポイントです。

車中泊の可否を確認する

車中泊はどこでもできるわけではありません。
たとえば、24時間駐車場を開放している道の駅などでも、長時間の駐車や車中泊が禁止されていることもあります。

車中泊の可否を事前に確認したうえで、場所を選定しましょう。
こちらも不要なトラブルを避けるためにも重要なポイントです。

まとめ

マイペースにアウトドアを楽しめる車中泊向けの車なら、フルフラットシートや十分な広さを持つコンパクトカーが便利です。

SUVやミニバンなど、アウトドア向けの車が各メーカーより多く販売されているため、ぴったりの車を見つけられるでしょう。

フルフラットシートでも多少の段差があることが多いため、マットなどを敷くことが大切です。

ほかにも、目隠しができるカーテンや暑さ・寒さ対策、電化製品を使えるようにポータブル電源を準備することで車中泊をより快適に楽しめます。

細かい注意点を踏まえて、トラブルのない車中泊を満喫しましょう。

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