スピンドルグリルとは?レクサス代名詞のデザインの意味や由来を解説

レクサスといえば、フロントデザインのスピンドルグリルを思い浮かべる人もいるでしょう。

しかし存在感のある優れたデザインだからこそ、それが実際のところどういうものなのか分からない人もいるかもしれません。

この記事では、スピンドルグリルについて解説し、その魅力に迫っていきます。

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スピンドルグリルとは

レクサス スピンドル
出典:LEXUS

スピンドルグリルはトヨタの高級車ブランドであるレクサスを象徴するフロントフェイスのデザインであり、通称で「レクサスグリル」とよばれることもあります。

名前に冠したスピンドル(Spindle)とは、「紡錘(ぼうすい)」を意味する英単語です。

くびれたウエストのようにもみえるデザインは、紡錘のフォルムにインスピレーションを受けています。

フロントデザインは車の顔ともいえる部分です。

一目でそれと分かるほど印象的でありながら、洗練されたモダンなデザインはレクサスシリーズのクラス感をより明確にする意匠といえます。

また、スピンドルグリルはレクサスの代名詞的デザインなのですが、クラウンやカプリ、プリウスなど他車のエグゼクティブモデルに搭載されています。

スピンドルグリルの歴史

出典:LEXUS

スピンドルグリルはいつごろ生まれたデザインなのでしょうか。

また、そもそもレクサスがいつごろ登場したのか分からない人もいるかもしれません。

ここでは、スピンドルグリルやレクサスの歴史について解説していきます。

前史:高級車市場への挑戦

1980年代は、トヨタのみならず多くの自動車メーカーが高級車ブームへの対応を迫られたときでした。

トヨタは1987年にリリースした8代目クラウンにおいて、電子制御サスペンションやトランクション・コントロール・システムなどの採用により乗り心地と走行性能の改良を図り、過熱し続ける高級車ブームを勝ち抜くための戦略を打ち出します。

1988年の販売実績ではベストセラー常連のカローラを抜いてクラウンが1位を獲得するといった高級車への需要は高まっていきました。

そうした時勢を背景に、1989年にクラウンを超えるトヨタの高級車ブランドであるレクサスとして発売されたのが「LS400」(日本名「セルシオ」)です。

「セルシオ」はラテン語で「最高」を意味する「セルサス(Celsus)」を由来とし、開発には6年の月日と450台もの試作車を費やしました。

日本でも瞬く間に予想以上の受注を獲得し、あっという間に人気車としての地位を確立していきます。

2011年:スピンドルグリル登場

セルシオはレクサスを代表する高級車としてのブランドを盤石のものとしますが、エクステリアに特徴がない点から、デザインアイデンティティを強化する必要に迫られることになります。

そんな状況に大きな変化がもたらされたのが、2011年の出来事でした。

レクサスは第2世代のデザインアイデンティティの強化として、先行で好評されていた「GS」を皮切りにスピンドルグリルのラインアップ展開を発表します。

印象的にフロントに鎮座するデザインでありながら、鋭角なラインがスタイリッシュでモダンな雰囲気を演出してくれるスピンドルグリルは、レクサスの象徴として広く受け入れられていきました

現在:スピンドルグリルの進化

完成されたデザインともいわれるスピンドルグリルですが、現在に至るまでさまざまなバリエーションが生み出されて進化を続けています

スピンドルグリルと聞いてイメージする人が最も多いのは「LS」に採用されるようなメッシュ状のデザインでしょう。

揺るぎない存在感がありながら、気品のある優雅な印象はレクサスのフラッグシップならではといえます。

また、ダイナミックで立体感のあるスピンドルグリルが印象的なのは「LX」です。

本格オフローダーの力強い走りを的確に表現したフロントデザインになっています。

このように、どれもフロントデザインの根底にあるのはスピンドルグリルという象徴的な意匠ですが、試行錯誤によって印象の異なるデザインになっています。

スピンドルグリルは現状に甘んじることなく、常に挑戦を続けているトヨタの精神性の象徴なのかもしれません。

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スピンドルグリルの弱点は掃除?

車の掃除

レクサス車に限らず、近年はエクステリアのデザイン性の高さから掃除が大変なものが増えています。

なかでも複雑な格子状のデザインになっているスピンドルグリルは洗車泣かせの代表的なデザインだといえるでしょう。

スピンドルグリルの場合、複雑な格子状やメッシュ状になっている部分はボディ用のブラシやスポンジでは汚れを取り除きにくく、水分が残りやすい箇所です。

スピンドルグリルのメッシュ部分は、市販のスポンジと中性洗剤を使って汚れを取り除くことができます。細かい部分は歯ブラシでこするのも有効です。

水分が残ってしまうと水アカが出たり、あとが残ったりする場合があるため、流したあとは丁寧に拭き取るようにしましょう。

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レクサスのそのほかの魅力とは

スピンドルグリルはもはやレクサスの代名詞ともいえる象徴的なデザインです。

しかし、レクサスの魅力はスピンドルグリルだけに留まりません。そのほかの魅力を詳しく解説します。

レクサスの魅力1:高級感

レクサスは、1980年代の高級車市場の高まりのなかで開発されたトヨタの高級車です。

当時人気だったクラウンを超える高級車としてリリースされた背景もあり、外観・内装ともに高級感が演出されています。

シート1つをみても、シルキーな肌ざわりのきめ細やかなレザー、細かいピッチの縫製やなめらかに仕上げた継ぎ目など、随所に込められた匠の技が居心地のよい空間を生み出しています

レクサスの魅力2:最新の安全技術

レクサス車には、最新の技術が詰め込まれています。

実際の交通状況に応じてシステムがドライバーの認知・判断・操作をサポートし、車間維持や車線変更、追い越しなどの運転を支援してくれる「アドバンスド・ドライブ」やシンプルなスイッチ操作で駐車場での安全のサポートをしてくれる「アドバンスド・パーク」など、快適なカーライフを送るための機能が満載です。

レクサスの魅力3:充実したオーナーサポート

レクサスには24時間365日対応のオーナーデスクが存在します。

車内から「オーナーデスク」のボタンを選択するだけで、万が一のときのトラブル対応から豊かなレクサスライフの手伝いまで、ワンストップでスピーディーに解決することが可能です。

また、5年間の長期保証や点検およびメンテナンスが3年間無料になるプログラムなど、常に快適に安心してレクサスライフを楽しめるよう、ドライバーファーストのアフターサービスが揃っています

まとめ

この記事では、レクサスのスピンドルグリルの特徴やレクサス車の魅力などについて解説しました。

スピンドルグリルはトヨタの高級車ブランドであるレクサス車を象徴するフロントフェイスのデザインであり、通称レクサスグリルともよばれます。

洗練されたモダンなデザインはレクサスシリーズの高級感を演出しているでしょう。

また、レクサス車はスピンドルグリルだけでなく、外観・内装にも高級感を演出するデザインが採用されています。

ほかにも、安全性能の高さやオーナーサポートなどカーライフを楽しむための魅力が詰まった車です。

この記事をぜひ楽しいカーライフの参考にしてください。

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