トヨタ・ヤリスクロスの特徴を徹底解説|各所のサイズとその特徴についてもご紹介
トヨタのヤリスクロスは、小回りが効き、都市部でも運転しやすいコンパクトSUVです。
こちらでは、ヤリスクロスの特徴やサイズについて詳しく解説します。
関連記事:ヤリスクロスのおすすめグレードは?各グレードの違いについても解説
INDEX
ヤリスクロスの概要
トヨタのヤリスクロスは、市街地の運転にも適したコンパクトSUVです。
通常のSUVはオフロードでの走行を想定しているため大型になりやすいですが、ヤリスクロスは小さなボディサイズで小回りが効き、街中でも運転しやすい構造を採用しています。
また、トヨタの大型SUV・ランドクルーザーやクロスオーバーSUV・ハリヤーと比べて新車販売価格がリーズナブルである点も嬉しいポイントです。
SUVが気になるものの、ボディサイズや価格の面で躊躇していた人もヤリスクロスなら取り入れやすいでしょう。
ヤリスクロスの特徴
続いて、ヤリスクロスの特徴を紹介します。
3つのグレードを展開
ヤリスクロスは、「Z」「G」「X」の3グレードを展開しています。
エントリーモデルの「X」は基本的な装備を搭載し、中間モデルの「G」は安全装備などの便利な機能を備えているのが特徴です。
上位モデルの「Z」はシートヒーターやオプティトロンメーターなどの設備が充実し、快適なドライブタイムを実現してくれます。
また、各グレードにハイブリッド車とガソリン車をラインナップしているのに加え、四輪駆動方式(2WD)と前輪駆動方式(4WD)も揃えているため、好みに合わせて選べます。
スタイリッシュで力強いデザイン
ヤリスクロスは、無駄のないスタイリッシュなデザインが高評価を集めています。
洗練された雰囲気をまといながらも、足回りには力強さがあるため、SUVならではの存在感を感じられるでしょう。
また、内装はシックで落ち着いた雰囲気にまとめられており、飽きのこないデザインに仕上がっています。
デザイン性だけでなく快適な乗り心地にもこだわりがあり、ドライバーが運転に集中しやすいようになっているのも大きな魅力です。
快適な走りを叶える走行性能
ヤリスクロスには、さまざまな走行性能が備わっています。
例えば、ガソリン車の4WDには3つの走行モードを選択できる「マルチテレインセレクト」を標準装備しているのが特徴です。
「MUD&SAND」は泥や砂利などで滑りやすい路面、「ROCK&DIRT」はデコボコのある未舗装の路面、「NORMAL」は通常の走行に適しています。
また、ガソリン車の4WDには「ダイナミックトルクコントロール4WD」、ハイブリッド車の4WDには「E-Four(電気式4WDシステム)」が装備されており、四輪駆動の状態と前輪駆動に近い状態を自動で切り替えられます。
スピードを出すと滑りやすい路面では四輪駆動、通常の路面では前輪駆動に近い状態といったように、状況に応じて切り替えられるため、安定した走行を維持できるでしょう。
さらに、ハイブリッド車とガソリン車の両方に、急な下り坂でスイッチを入れると低速を保てるようになる「ダウンヒルアシストコントロール」も搭載されています。
優れた燃費性能
ハイブリッド車・ガソリン車ともに優れた燃費性能を備えているのもヤリスクロスの魅力です。
これまでよりも軽量化・小型化した1.5Lダイナミックフォースエンジンを搭載することで高速燃焼が可能になったため、大幅な燃費向上に成功しています。
足を出し入れするだけでバックドアが自動で開閉
スマートキーを持っていれば、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアが自動で開閉する機能が装備されています。
両手が塞がっている場合も、足を使うだけでバックドアが開くため、スムーズに積載作業を行えるでしょう。
また、バックドアが自動クローズした際の予約ロックや、停止位置の設定なども可能です。
バックドアの下端部にあるスイッチでも開閉でき、状況に応じて使い分けられます。
好みのシートポジションを簡単に設定できる
座席の位置や角度は電動で調節できるため、簡単に運転しやすいシートポジションを設定できます。
また、運転席足元のスライドレバーでシートポジションを記録しておけば、メモリーレバーを操作するだけで記録したポジションに戻せるのも嬉しいポイントです。
現行ヤリスクロスにおける各所のサイズ
最後に、ヤリスクロスのサイズについて解説します。
ボディサイズ
ヤリスクロスのボディサイズは以下の通りです。
全長 | 4,180mm |
全幅 | 1,765mm |
全高 | 1,590mm |
明確な定義はないものの、コンパクトSUVは全長4,400mmほどのサイズが一般的です。
ヤリスクロスの全長は4,180mmであるため、コンパクトSUVの平均値と比べても小さめのサイズだと言えます。
コンパクトボディの最大のメリットは、運転のしやすさです。
小回りが効き、SUVの運転に慣れていない人でも場所を選ばずスムーズに運転できるでしょう。
ただし、小さめサイズとはいえど、コンパクトカーや軽自動車ほど小さいわけではないため注意が必要です。
マンションなどに設置されている機械式駐車場の中には、全高や全幅に制限が設けられている場合があります。
機械式駐車場を使う可能性があるときは、ヤリスクロスでも問題なく駐車できるか確認してください。
室内サイズ
ヤリスクロスの室内サイズは以下の通りです。
室内長 | 1,845mm |
室内幅 | 1,430mm |
室内高 | 1,205mm |
運転席と助手席には十分な広さがあり、快適なドライブタイムを提供してくれます。
ただし、ヤリスクロスは後席から荷室にかけて緩やかに湾曲を描いているため、身長の高い人は頭上に窮屈感を感じる可能性があるでしょう。
また、体格の大きな人が後席に乗車すると、足から前席にかけての幅にゆとりがなくなってしまう場合があります。事前に乗車した際の広さを確認しておくと安心です。
荷室サイズ
ヤリスクロスの荷室サイズは以下の通りです。
全長 | 820mm | |
全幅 | 1,400mm | |
全高 | デッキボード上段時 | 732mm |
デッキボード下段時 | 850mm | |
容量 | 390L |
ヤリスクロスは、コンパクトSUVながらもしっかりとした広さの荷室を備えているのが魅力です。
荷室の容量は390Lで、9型のゴルフバッグ(クラブが14本ほど入るサイズ)は2個、110Lのスーツケース(2~4泊の旅行に適したサイズ)は2個入るスペースがあります。
また、折り畳んだ状態のベビーカーを1台積載することも可能です。
さらに、リアシートを全て倒せば荷室が1,102Lまで広がります。
キャンプ用品などの大荷物も積載できるようになるため、アウトドア派の人も使いやすいでしょう。
なお「Z」グレードと「G」グレードのヤリスクロスには、荷室の床面の高さを2段階で調節できるアジャスタブルデッキボードが標準装備されています。
デッキボードは左右で6:4に分割できるため、高さが異なる荷物もスムーズに積載できます。
ホイールサイズ
ヤリスクロスのホイールスペースは、2,560mmです。
「Z」グレードのホイールサイズは18×7Jアルミホイール、「G」グレードは16×6.5Jアルミホイール、「X」グレードは16×6.5Jスチールホイールです。
まとめ
ヤリスクロスはコンパクトSUVの中でも小さめのサイズであり、小回りの効く走行性能が魅力です。
荷室には広々としたスペースが確保されており、リアシートをアレンジすれば大型の荷物も積載できるようになります。
街中で運転しやすく、積載力も備えたヤリスクロスでドライブタイムを楽しんではいかがでしょうか。
関連記事:ヤリスクロスで車中泊はできる?
画像出典:トヨタ自動車WEBサイト