アルファードハイブリッドは燃費悪すぎ？実燃費や先代モデル、他車と比較して紹介

2024.09.12

アルファードは、トヨタが製造・販売する高級ミニバンです。
2023年に新型として投入された4代目が現行モデルで、以前より広い車内空間や高級感のある内装が特徴であるため、ファミリー層や高級志向の強い層から人気を集めています。

そんなアルファードには、ガソリン車とハイブリッド車がラインアップされていますが「燃費悪すぎ」との声もあるようです。

実燃費や他車と比べた時に、燃費性能はどうなのか、この記事では、アルファードハイブリッドのカタログ燃費や実燃費について、他車と比較をしながら紹介していきます。

INDEX

アルファードのカタログ燃費を紹介

アルファードは車体が大きいため、実際に利用する前に燃費の良さが気になるところです。
維持費を抑えるため、ガソリン車よりもハイブリッド車に期待している人も多いのではないでしょうか。

トヨタの公式Webサイトに記載されている、現行モデルのアルファードハイブリッドのカタログ燃費は以下の通りです。

一方で、先代モデルのカタログ燃費は、以下のとおりです。

グレード・駆動方式のラインナップが増えているものの、WLTCモードで比較すると、どのような状況でも1リッターあたり３kmほどの改善が見られました。

カタログ燃費は絶対的な燃費の指標ではなく、実際の燃費は走り方や車の状態によって変動します。ここでは「e燃費（実際に車を所有している人により、燃費情報が共有されているWebサイト）」の情報を基にカタログ燃費との数値を比較します。実燃費の数値は以下の通りです。

新型アルファード	カタログ燃費WLTCモード（km/L）	実燃費（km/L）
2WD E-Four	17.7 16.7	15.41 16.34

先代アルファード	カタログ燃費WLTCモード（km/L）	実燃費（km/L）
4WD	14.8	11.54

WLTCモードの燃費の数値は実燃費に近い数値とされますが、実際にはそこから10％〜15%程度を差し引いた値が実燃費に近くなることが一般的と言われています。

新型アルファードは、実燃費とカタログ燃費の差があまりなく、旧型は燃費が落ちているのか、低めの数値となりました。

実燃費でもやはりリッター3kmほどの改善が見受けられます。

ここでは、他車との比較をしていきます。
なお、比較にあたっては、アルファード Z（2WD）を基準とします。

今回比較する他車は、日産セレナ（日産）とステップワゴン（ホンダ）です。

それでは、カタログ燃費を基にそれぞれの燃費の結果を見ていきましょう。
以下に、比較する各車のグレードとカタログ燃費を整理しておきます。

同等の条件下ではやはりe：HEVを備えているステップワゴンや、e-POWERを備えているセレナには劣るようです。

しかし、先進的なシステムを搭載している2車種にもかなり善戦しています。

燃費以外の魅力として、先代モデルのアルファードハイブリッドの概要と、基本スペックを見ていきましょう。

2002年に登場したトヨタの高級ミニバンであるアルファードは、2015年に発売したモデルが先代の3代目となります。

国内でも有数の高級ミニバンとして人気が高く、外装・内装ともに高級感を全面に押し出したデザインが特徴です。

特に外装で注目すべきはフロントグリルで、メッキ加工によるデザインが大胆さと優雅さを表現しています。

内装は、木目調で仕立てられモダンな雰囲気。上質なシートと共に、車内の高級感を高めてくれています。

アルファードのグレード構成は、ハイブリッド車5種、ガソリン車6種に加えて特別仕様車、福祉車両がラインアップされており、購入を検討する際にはじっくりと比較しながら高級車を選ぶという楽しみを味わうことができます

また、アルファードハイブリッドの最大の特徴は、ハイブリッドシステムによるパワフルな加速と、路面状況に応じて4輪と2輪を自動で切り替える「E-Four」という独自システムが搭載されている点です。

アルファードハイブリッドのスペックを、確認していきましょう。

メーカー	トヨタ
車名	アルファード（ハイブリッド車）
ボディタイプ	ミニバン
ドア数	5ドア
全長×全幅×全高（mm）	4,945×1,850×1,950
車両重量（kg）	2,240
総排気量（cc）	2,493
使用燃料	無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク（L）	65
駆動方式	E-Four（電気式4輪駆動方式）
トランスミッション	電気式無段変速機
カラー（全3種）	ブラックホワイトパールクリスタルシャイングラファイトメタリック