(2015年モデル)アルファードハイブリッドの燃費は他車と比較して良いのか?
アルファードは、トヨタが製造・販売する高級ミニバンです。
広い車内空間や高級感のある内装が特徴であるため、ファミリー層や高級志向の強い層から人気を集めています。
アルファードには、ガソリン車とハイブリッド車がラインアップされています。
他車と比べると、燃費性能は良いのでしょうか。
この記事では、アルファードハイブリッドのカタログ燃費や実燃費について、他車と比較をしながら紹介していきます。
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INDEX
アルファードハイブリッドの概要
まず、アルファードハイブリッドの概要と、基本スペックを見ていきましょう。
アルファードハイブリッドの概要
2002年に登場したトヨタの高級ミニバンであるアルファードは、2015年に発売した現行モデルで3代目となります。国内でも有数の高級ミニバンとして人気が高く、外装・内装ともに高級感を全面に押し出したデザインが特徴です。
特に外装で注目すべきはフロントグリルで、メッキ加工によるデザインが大胆さと優雅さを表現しています。
内装は、木目調で仕立てられモダンな雰囲気。
上質なシートと共に、車内の高級感を高めてくれています。
アルファードのグレード構成は、ハイブリッド車5種、ガソリン車6種に加えて特別仕様車、福祉車両がラインアップされており、購入を検討する際にはじっくりと比較しながら高級車を選ぶという楽しみを味わうことができます
また、アルファードハイブリッドの最大の特徴は、ハイブリッドシステムによるパワフルな加速と、路面状況に応じて4輪と2輪を自動で切り替える「E-Four」という独自システムが搭載されている点です。
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アルファードハイブリッドのスペックについて
アルファードハイブリッドのスペックを、確認していきましょう。
メーカー | トヨタ |
車名 | アルファード(ハイブリッド車) |
ボディタイプ | ミニバン |
ドア数 | 5ドア |
全長×全幅×全高(mm) | 4,945×1,850×1,950 |
車両重量(kg) | 2,240 |
総排気量(cc) | 2,493 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 65 |
駆動方式 | E-Four(電気式4輪駆動方式) |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
カラー(全3種) | ・ブラック ・ホワイトパールクリスタルシャイン ・グラファイトメタリック |
※紹介グレードは「Executive Lounge」
アルファードハイブリッドのカタログ燃費を紹介

アルファードは車体が大きいため、実際に利用する前に燃費の良さが気になるところです。
維持費を抑えるため、ガソリン車よりもハイブリッド車に期待している人も多いのではないでしょうか。
トヨタの公式Webサイトに記載されている、アルファードハイブリッドのカタログ燃費は以下の通りです。
アルファード/ハイブリッド車 | 駆動方式:E-Four(電気式4輪駆動方式) |
---|---|
WLTCモード(km/L) | 14.8 |
市街地(km/L) | 12.6 |
郊外(km/L) | 15.6 |
高速道路(km/L) | 15.4 |
WLTCモードで比較すると、ハイブリッド車が14.8km/Lであるのに対し、ガソリン車はいずれのグレードでも9.9km〜10.8km/Lとなっています。
また、ガソリン車の場合は駆動方式やグレードなどによって燃費性能が異なりますが、ハイブリッド車はE-Four(電気式4輪駆動方式)のみのラインナップのため、どのグレードを選んでも燃費性能が変わりません。
アルファードハイブリッドの実燃費を紹介
カタログ燃費は絶対的な燃費の指標ではなく、実際の燃費は走り方や車の状態によって変動します。ここでは「e燃費(実際に車を所有している人により、燃費情報が共有されているWebサイト)」の情報を基にカタログ燃費との数値を比較します。実燃費の数値は以下の通りです。
実燃費の数値
駆動方式 | グレード | カタログ燃費WLTCモード(km/L) | 実燃費(km/L) |
4WD | G / X / SR / S / Executive Lounge / Executive Lounge Sハイブリッド | 14.8 | 12.58 |
WLTCモードの燃費の数値は実燃費に近い数値とされますが、実際にはそこから10%〜15%程度を差し引いた値が実燃費に近くなることが一般的と言われています。
エルグランド、ステップワゴンとの比較
ここでは、他車との比較をしていきます。
なお、比較にあたっては、アルファードハイブリッドのエントリーグレードであるHYBRID X(4WD)を基準とします。
今回比較する他車は、エルグランド(日産)とステップワゴン(ホンダ)です。
それでは、カタログ燃費を基にそれぞれの燃費の結果を見ていきましょう。
以下に、比較する各車のグレードとカタログ燃費を整理しておきます。
- トヨタ アルファード:HYBRID X/4WD
- ホンダ ステップワゴン:e:HEV AIR/2WD(FF)
- 日産 エルグランド:250Highway STAR S/4WD
比較表
車名 | アルファード | ステップワゴン | エルグランド |
WLTCモード(km/L) | 14.8 | 20.0 | 9.7 |
市街地(km/L) | 12.6 | 20.4 | 6.9 |
郊外(km/L) | 15.6 | 21.3 | 10.2 |
高速道路(km/L) | 15.4 | 19.1 | 11.3 |
エルグランド諸元表
※ステップワゴンはハイブリッド車に4WDのラインアップがないため、2WD(FF)での比較となります。
※エルグランドはハイブリッド車のラインアップがないため、ガソリン車での比較となります。
アルファードハイブリッドの燃費以外の特徴
ここでは、アルファードハイブリッドの燃費以外の特徴について、紹介していきます。
ダイナミックで存在感ある外装
アルファードの外装は、メッキ加工が特徴です。
高級感と存在感を兼ね備え、ダイナミックな見た目となります。
大型になったフロントグリルや格子状のグリルも、高級感を演出していますね。
高級感ある内装
アルファードの内装は、木目調のウッドパネルを中心としております。
木目調ということで、落ち着いた雰囲気を感じることができるでしょう。
さらに上質なシートは、格式の高いラウンジやホテルをイメージさせてくれます。
一つひとつにこだわりを持った素材が使用されることによって感じられる高級感は、アルファードならではの魅力です。
快適な乗り心地
車体が大きいアルファードは、シート各列とも広々と設計されており、どの席に座ってもゆったりとくつろぐことができます。
また、グレードによっては、折り畳み式テーブルや電動オットマンなどを装備することで、より快適な乗り心地を体感できます。
シートアレンジの自由度が高い
3列目シートの左右への跳ね上げやフルフラットモードなど、アルファードはシートアレンジの自由度が高い点も特徴です。
最大積載モードでは奥行きが2,025mmまで確保できるため、自転車などの大きな荷物も積み込むことが可能です。
まとめ

アルファードハイブリッドは、すべてのグレードにおいて同じ駆動方式が採用されていることから、どのグレードを選んでも燃費性能が変わらない点は嬉しいポイントです。
また、アルファードハイブリッドの燃費性能はWLTCモードで14.8km/Lとなっており、他車と比較しても見劣りしない水準であることがわかりました。
燃費性能以外にも、高級感漂う外装と内装且つ広く快適な車内空間は、まさに高級車の乗り心地を体感させてくれます。
アルファードハイブリッドの購入を検討している人は、ぜひこの記事で紹介した内容を参考にご検討ください。