【日産アリア】米Wards社の「10ベストインテリア&UX」にも選出された内装デザインを解説

日産の販売するクロスオーバーEVのアリアが5月2日(米国時間)米国の自動車専門メディア、「Wards社」の「10ベストインテリア&UX」 (Wards 10 Best Interiors & UX) に選出されました。

アリアは今回の「10ベストインテリア&UX」だけでなく、

  • 2022年1月「オートカラーアウォード2021」グランプリ受賞
  • 2022年4月「レッド・ドット・デザイン賞」(ドイツ)をプロダクトデザインカテゴリーにおいて受賞
  • 2022年4月「iFデザインアワード」(ドイツ)を受賞
  • 2022年10月「グッドデザイン賞」受賞(日産サクラと同時受賞)
  • 2022年10月「グッドデザイン・ベスト100」選出(日産サクラと同時)

とデザイン面であらゆる功績を残しています。

今回は、そのデザイン、UX(ユーザー・エクスペリエンス)について紹介したいと思いますのでぜひ最後までご覧になってください。

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日産アリアの外観

日産アリア
出典:日産自動車
日産アリア
出典:日産自動車

日産のアリアは内・外装ともに、日本の美から着想を得たデザインがいたるところに使用されています。

例えばグリル部分にあたるシールド部には、組子細工(釘を使わず細い木の桟を幾何学的な文様に組み付ける技法のこと)のような幾何学模様が入っています。

もちろん外装だけでなく内装にも同様のデザインが散りばめられており、10ベストインテリア&UXに選ばれるのも納得のデザイン性の高さです。

アリアの「10ベストインテリア&UX」での評価

インテリアデザインでの審査内容

インテリアデザイン面では以下のようなものが評価軸となります。

  • デザイン
  • 快適性
  • 使用されている素材
  • コネクティビティ
  • 操作性

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UX(ユーザーエクスペリエンス)での審査内容

UX面では以下のようなものが評価軸となります。

  • インフォテインメントシステムなどが直観的に使えるかどうか
  • 室内空間で「驚きとワクワク」を感じられるかどうか

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アリアの評価

「選考対象となった数多くのEVの中でも、『アリア』のインテリアは際立っていました。ハイテク感にあふれる魅力的なデザインの車内に乗り込むと、スマートな機能と快適な空間が乗員を迎え入れてくれます」と非常に高い評価を受けていました。

アリアは、「プロパイロット 2.0」や、Apple CarPlay®、Alexa機能などの技術によって、シームレスにサポートし、運転体験(UX)を向上させる機能が搭載されています。

インテリアにはフラットなフロアが広がり、シンプルなインストルメントパネルからドアに連なるデザインは、室内空間にシームレスに調和しています。

という日産の発表通りを国際的にも評価された形となります。

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アリアのインテリアデザイン・UX

では実際に、インテリアデザイン、UXについてご紹介したいと思います。

日産アリアは「進化した日本の伝統美」という新しいデザインを採用、「外国から見た日本」と「日本から見た日本」を見事に融合させた上で、UXの向上にも成功しています。

アリアのシート

乗る人をもてなす伝統美と先進技術の融合したデザインと機能を多数搭載。

EVならではの静けさと相まって上質な空間を実現しました。

「和」も一つのコンセプトとなっているシートデザインには、随所に「和」を感じる模様が施されています。

アリアからの視界

インパネ周りやセンターコンソールが気になってしまいそうですが、視界もSUVならではのアイポイントの高さが程よく機能しており、いいUXを実現したデザインとなっています。

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センターコンソールとアームレスト

もうボタンやシフトレバーなどといった概念は古いのでしょうか。と不安になるほどのシンプルさです。

消灯すれば表示が消えるところもよくよく考えると新しい発想かもしれません。

EVである以上、必要のない時には消えたほうが良さそうです。

こうした積み重ねが航続距離470kmを実現したのでしょう。

アームレストは前後スライド式になっており、動かすとワイヤレス充電器が隠れています。

アームレストのふたを外すとサクラの模様が施されているのはワンポイントおしゃれでかわいいです。

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ディスプレイとダッシュボード

日産アリアのダッシュボードは微妙な曲面になっており、それに対応するために、ディスプレイがS字カーブを描いています。

ダッシュボードのスピーカーには組子模様が施されていて、「和」のワンポイントがここでも見られます。

操作パネル

操作パネルも木目調のダッシュボードに出現するようになっています。

このことで、物理的な操作ボタンを減らし、シンプルでスタイリッシュなデザインを実現しています。

センターコンソールと同様、消灯もします。

消灯すると木目調デザインが一層際立ちますね。

ステアリングホイール(ハンドル)

最近はよく見かけますが、ステアリングにスイッチが搭載されていて、操作時の手の動線短縮によるUXの向上につながります。

フロントドア

ステアリングホイールでチラ見えしてますが、ここにも組子模様があります。

フロントシートの下部

広々とした足元空間で、窮屈さも感じることなく、余裕を持って快適に使用することができるでしょう。

インストルメントパネルの下に見えるのは、足元を照らす行燈ライトです。

組子模様で覆われています。
行燈ライトは、洗練されたリラックスできる光の空間を演出し、空間に視覚的な拡がりをもたらします。

サイドウィンドウにもスピーカー

BOSEのスピーカーに組子模様が組み込まれています。

最高級の音質と和のブレンドがこんな所にもみることができます。

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日産アリアは高い?価格は?

5,390,000円(税込)〜と、確かにやや高額な車かもしれません。
簡単に手が出るような価格帯とは言い難いのも事実です。

しかし、これだけの装備が備わっていること、EVであることを考えるとかなり抑えてくれていると思われます。

さらにEVということで、補助金により地域によっては、1,498,500円優遇されます(東京都の場合、2023年5月時点の情報です)。
補助金を最大限に利用すると400万円を切ることも可能なので、上手に買えばかなりお買い得となります。

現に、EVがまだ今よりも使いづらかった2021年当時、たった10日で4000台受注、日本専用特別限定車「日産アリア limited」は、もうすでに受注終了しているということからも比較的妥当な価格設定ではないでしょうか。

やや、オーバースペックになっている感は否めませんが、将来のモビリティをいち早く体験できる貴重な経験です。

この機会にぜひアリアをご検討なさってはいかがでしょうか?

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