車中泊で注意したいリスクとは?自分でできる対策を紹介
近年キャンプブームが到来したことによって
キャンピングカーだけでなく普通乗用車や軽自動車などを活用してキャンプを楽しみ、車中泊を行う人が増えてきています。
この記事では車中泊で注意するべきポイントや対策、車中泊のマナーなどを紹介していきます。
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INDEX
車中泊で注意するべきポイントとは?
ここでは、車中泊をする際に事前に把握しておきたい注意するべきポイントについて紹介します。
エンジンのつけっぱなしは厳禁
まずは、車中泊を行う際に避けたいのがエンジンをつけたままの状態です。
エンジンをかけていればエアコンの利用やスマートフォンへの充電が可能ですが、ガソリン切れやバッテリー上がりなどの危険があります。
また、エンジンをつけたままの状態で寝てしまうと、一酸化炭素中毒になる可能性もあります。
さらに、アイドリングの音によって周囲で寝泊りをしている人にとっては騒音となりますので、夜は必ずエンジンを切った状態にしておくのがマナーです。
暑さや寒さなど温度対策はしっかりと準備
車中泊をする際は、暑さ対策や寒さ対策をしっかり行いましょう。
夏場であれば、暑さ対策としてポータブルエアコンや車用の網戸などを使用し、熱中症にならないよう換気をするなど対策が必要です。
併せて、虫よけ対策も徹底しておきましょう。
冬場の車内は想像以上に冷え込むため、厚手の上着や寝袋、カイロなどを多めに持っていくことをおすすめします。
また、寝ている間に雪が降り道路が凍結する可能性もあります。
寒い時期は道路状況にも気をつける必要があります。
プライバシーと安全の確保
車中泊をする際、周りの物音や視線が気になってしまい、落ち着いて休めないというケースもあります。
車中泊を快適に過ごすためには、周りの環境をシャットアウトし、プライベートな空間を確保することが必要となります。
その対策の一つとして、窓にカーテンをつけることが挙げられます。
車中泊をする際にカーテンは必需品であり、周りからの視線をシャットアウトできます。
また、強い日差しを遮断することもできるため、時間帯に左右されずしっかりと休息を取ることができるでしょう。
さらに、防犯対策としても効果を発揮します。
車を停める場所には注意
車中泊をするのであれば、車を停める場所について事前に調べておく必要があります。
例えば、車中泊に良さそうに見える駐車場であっても、施設の防犯上や音の問題から車中泊を禁止している駐車場があります。
こういった駐車場で車中泊をしていると駐車場の管理者や近所の人とのトラブルになる可能性があります。
また、川の近くや海沿いなどは天候によって危険な場所となる可能性があります。
特に山間部の山沿いは急激な水位上昇の危険性があるため避けた方がよいでしょう。
さらに、トイレやコンビニの場所なども事前に確認しておきたいポイントです。
特にトイレは夜間閉鎖されるケースもあるため、必ず把握しておきましょう。
車中泊のリスクには要注意!自分でできる対策
ここでは、車中泊におけるリスクを避けるための対策について紹介します。
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ポータブル電源やバッテリーを用意する
最近の車であればUSBやコンセントのソケットがあるタイプもありますが、基本的に車中泊においては電源の確保が必要であることを認識しておきましょう。
車のバッテリーが上がってしまうことを避けるためにも、ポータブル電源やモバイルバッテリーなどを用意しておくことをおすすめします。
特に、大型のリチウムバッテリーを搭載するポータブル電源は車中泊をするのであれば用意したいアイテムです。
ポータブル電源はコンセントの差込口がついたACDCコンバーター機能を兼ね備えたタイプもあります。
さらに、ポータブルエアコンや一般照明器具などの電力を消費するものも気兼ねなく使用できるため、車中泊で大活躍します。
ポータブル電源以外にも、車中泊をするのであればモバイルバッテリーを用意しておくと安心です。
スマートフォンなどの充電のみに使用するのであれば、持ち運びが便利なモバイルバッテリーで十分です。
事前調査は徹底する
手軽にアウトドア気分を楽しめる車中泊ですが、トラブルを避けるためにも事前に調査を徹底しておくことが大切です。
特に、トイレや最寄りのガソリンスタンドの位置、車中泊を行う場所の環境などは必ずリサーチしておくようにする必要があります。
また、可能であれば現地に直接下見に行っておくことが望ましいですが、下見が難しい場合はGoogleマップのストリートビューによって確認しておくことをおすすめします。
寝る姿勢や体調管理に注意する
最近は座席をフルフラットにできる車種も増えていますが、フルフラットであっても、慣れない車内での睡眠では無理な姿勢になりがちです。
長時間同じ姿勢をすることで起こるエコノミークラス症候群を避けるためにも、寝る姿勢の工夫や寝る前に体を動かすなど対策を行いましょう。
普段寝ている環境になるべく近付けるため、専用のマットやクッション、枕などを用意することで、より快適な姿勢で寝ることができます。
就寝時に必要なグッズを選定し、事前に準備しておきましょう。
車中泊する際の危険な場所について
運転をして疲れた体を休めるための車中泊ですが、駐車する場所も意識しましょう。
事件に巻き込まれる危険もあるため、回避するため場所とポイントをお伝えします。
交通量が少なく暗い場所
交通量が少なかったり暗い場所や治安の悪い地域の車中泊は、盗難や犯罪被害にさらされる危険が高まります。
事前の地元情報収集や安全な駐車スポットの選定が不可欠であり、注意深い行動が求められます。
緊急事態の時は、最寄りの施設へ駆け込めるような場所を選びましょう。
傾斜による発進
傾斜地での車中泊は、車の発進や停止の安全性に関わる問題が発生する危険があります。
特に急傾斜地では手ブレーキの効きが悪く、車が動く危険が高くなりがちです。
睡眠中に車が動けば、大事故を招きかねません。
車中泊する際は危険な場所を避け、平坦で安全な場所を選ぶか傾斜地での適切な駐車を意識しましょう。
傾斜の多い地域であれば、パーキング駐車場などで一時的に駐車することも検討してください。
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車中泊のマナーについて
車中泊を行う上でトラブルを避けるためにも、しっかりと覚えておきたいマナーがあります。
ここでは、車中泊を行う際のマナーについて解説します。
車中泊できる場所かどうか確認しておく
車中泊はどこでもできるわけではありません。
公園の駐車場では車中泊禁止の場合もあり、夜間は閉鎖されるケースもあります。
また、道の駅や高速道路のサービスエリアなどで車中泊はできますが、場所によっては禁止されている場合もあります。
そのため、場所については必ず事前に車中泊ができるかどうかを調査しておくことが必要です。
夜間は想像以上に音が響く
車中泊で気をつけたいことの一つが音の問題です。
特に夜間は音をなるべく立てないよう気を付けるのがマナーです。
その理由としては、車は気密性が高く音が漏れにくく設計されてはいますが、夜間の寝静まった時間では想像以上に周囲に音が響きます。
締め切った車内であっても音が漏れるため、深夜は音を立てないよう注意することを心掛けましょう。
また、夜間のアイドリング音はエンジン音が響いて周囲の迷惑となるため、エンジンは停めておくようにしましょう。
ゴミは必ず持ち帰る
最後に注意しておきたいポイントがゴミの問題です。
キャンプなどで出たゴミは管理者の許可がない限りは基本的には持ち帰るのがマナーです。
サービスエリアなどで一般ゴミの持ち込みが大きな問題となっているため、ゴミは各自で持ち帰り処分しましょう。
特に、道の駅や観光地などの大きな駐車場ではゴミ箱の容量が大きくないため、他の利用者に迷惑をかけないよう、注意しましょう。
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まとめ
この記事では、車中泊で注意するべきポイントや対策、車中泊のマナーなどを紹介してきました。
近年では、キャンプブームにより車中泊をする人も増えています。
車中泊をする際は、快適に過ごすために車内の温度管理やエアコンのつけっぱなし、プライバシーや安全面の管理などに注意するだけでなく、周囲の人に迷惑がかからないように配慮することが大事なポイントとなります。
また、車中泊をする際はマナーを守り、騒音やゴミの問題でトラブルとならないよう、注意しながら楽しみましょう。