ディーラーで新車を購入する際に値引きはできる?お得に購入するためのポイントを解説
好みの新車が見つかった際、できるだけ安く購入したいものです。
車は高額な買い物であるため、少しの値引きでも大きな金額になります。
そこで、今回はディーラーで新車を安く購入するための値引き交渉の方法について詳しく解説します。
できるだけお得に新車を購入できるよう、値引き交渉をする際のポイントを押さえておきましょう。
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新車が値引きされる大前提の条件とは?
新車が値引きされる大前提の条件は、利益がディーラーに残るかどうかという点です。
店頭に掲げられている表示価格は、値引きが入る前提で高めに設定されている傾向にあります。
つまり、ある程度の値引きをしたとしても、ディーラーには利益が残る仕組みです。
利益が残る範囲であれば、ディーラーも値引き交渉に対応してくれるでしょう。
ちなみに、新車購入時の値引き額は、店頭表示価格の10%程度が目安といわれています。
軽自動車やコンパクトカーなど比較的安価な車は、薄利多売というビジネスモデルが取られていることから、値引きされにくい特徴があります。
後半で詳しく紹介しますが、比較的安価な新車を購入する際は、オプションを組み合わせた値引きも視野に入れましょう。
ディーラーで値引いてもらうために押さえたいポイント
ここでは、ディーラーで値引いてもらうために押さえたいポイントについて解説します。
新車の相場を把握する
購入したい新車が決まった場合、まずは新車の相場をしっかりと把握しましょう。
何の情報も持たない状態では、交渉時に購入者側から適した金額を提示できません。
またディーラー側としては、できるだけ多く利益を残して売りたいため、必要以上に積極的な値下げをしてくることはないでしょう。
不適切な値引きを依頼した場合、購入者が相場を把握していないと担当者は分かるため、比較的高めの価格に落ち着いてしまうことが想定されます。
予算額を提示する
最初に購入者が予算額をしっかりと提示することも重要です。
多くの担当者は値引きの権限を与えられているため、購入者の予算を知ることでゴール(購入)に近づくための手段を考えてくれます。
また予算を提示することで購入者が本気で購入する気があることが伝わり、交渉がスムーズに進みやすいです。
予算を提示するためにも、相場の把握が重要になります。
自分が提示する予算額をどのような根拠で算出しているのかも一緒に示せるとよいでしょう。
例えばネット上に出ている新車販売価格などを参考にして、大まかな予算額を決められます。
複数の車を提示する
ディーラーによっては、時期によって強く販売したい車が変わることがあります。
購入を検討している車を複数提示することで、より値引きできる車を教えてもらえるかもしれません。
また担当者に「ほかのディーラーで似た車を検討している」と伝えるのも1つの方法です。
メーカーごとにライバル車があり、担当者としては他社に顧客を奪われたくありません。
そのため、顧客がライバル社の車を検討しているのであれば、もっと値引きをしてでも自社で購入してもらいたいと考えるでしょう。
当日中に買う意思を示す
当日中に買う意思があることを伝えるのも効果的です。
前述したように、担当者に本気度を見せることが重要で、「300万円まで下がったら、今日購入を決めます」のように、具体的な金額と今日購入する意思を併せて伝えましょう。
一般的には、担当者の権限で値引きできる金額には上限があり、一定の額を超えると上司に相談しなければなりません。
その場合でも、金額が下がれば今日中に買うと伝えるのは大変効果的です。
端数分だけでも値引きしてもらう
さまざまな交渉をした結果、最後に提示された金額に対して、端数を値引いてもらえないか交渉してみましょう。例えば最終的に2,535,000円になった場合、5,000円を値引いてもらうイメージです。
担当者としても、交渉の最後で契約が取れないのは痛手のため、端数値引きは比較的通りやすいでしょう。
ディーラーで新車を購入するタイミングも重要
ディーラーで新車を値引きしてもらうには、購入するタイミングも重要になります。
具体的には「セールの時期」「決算期」「モデルチェンジ前」などの時期がよいタイミングです。
これらの時期は、ディーラーが特に車を多く売りたい時期であるため、普段よりも大きく値引きしてくれる可能性があります。
特に決算期の販売台数は会社の業績を左右するため、多くのディーラーで値引きが活性化します。
ほとんどの会社では3月・9月が決算期になるため、そのタイミングを見計らって購入するのも1つの方法です。
また、新たなモデルが発売される場合、ディーラーはモデルチェンジ前の車を早めに売ってしまいたいと考えます。
そのため、モデルチェンジやマイナーチェンジのタイミングに合わせて購入を検討してもよいでしょう。
本体の値引きが難しければオプションを交渉
車の本体価格の値引きが難しい場合は、オプションについて交渉してみましょう。
オプションは大きく分けて「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」の2つがあり、交渉の材料になるのは後者です。
ディーラーオプションはディーラーの裁量で値引き可能であるため、比較的交渉に応じてもらいやすい傾向にあります。
オプション例としては「フロアマット」「カーナビ」「ドライブレコーダー」「ETC」などです。
オプションは値引きしてもらうだけではなく、追加で付けてもらう選択肢もあります。
無料で追加してもらうと実質的な値引きになるため、ほしいものがある場合は交渉の材料にしてみましょう。
ディーラーとの値引き交渉でしてはいけないこと
ここでは、値引き交渉でしてはいけない点として、2つのポイントを紹介します。
余裕のある予算額を伝える
余裕のある予算額を伝えてしまうのは、あまりよくありません。
あくまでも市場相場を把握した上で、適切な予算額を提示することが大切です。
予算額を多めに提示してしまった場合、担当者は「その金額まで下がったら購入してもらえる」と考えるため、それ以上の値引き交渉がうまくいかない可能性が出てきます。
値引きされて当たり前のような態度を取る
「値引いてもらって当たり前」「お客様は神様」のように、担当者に対して傲慢な態度を取るのは避けましょう。
担当者がいくら車を売りたいからといって、あまりにも態度の悪い顧客に対して積極的に値引きをしようという気持ちにはなりません。
値引き交渉の際は丁寧な態度で接し、担当者と信頼関係を築けるように努めましょう。
まとめ
この記事では、ディーラーで新車を購入する際に値引き交渉を成功させるためのポイントについて解説してきました。
値引きを成功させるためには、購入したい車の相場をしっかりと下調べした上で予算額を提示し、当日中に購入する意思を示すことで、担当者にも本気度が伝わるでしょう。
交渉においては担当者とよい関係を築くことが大切となります。
自分が買う側ではあるものの、相手にとって失礼のない様にするだけで印象も大きく変わり、値引きできる金額も変わります。
ディーラーで新車を購入する際のヒントとして、ぜひ参考にしてください。