トヨタカローラツーリングの燃費は悪い?ハイブリッド含めて実燃費や他車と比較!
トヨタが製造・販売しているカローラツーリングは、カローラシリーズの中でもスポーティなデザインが印象的なステーションワゴンです。
広い車内空間を備えた使い勝手のよい車種ですが、車を選ぶ際は燃費性能も気になります。
そこで、この記事ではカローラツーリングのカタログ燃費や実燃費、また同じステーションワゴンで比較される車についても詳しく紹介します。
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INDEX
カローラ ツーリングの概要
カローラツーリングは、2019年のカローラフィールダー、カローラアクシオのフルモデルチェンジに伴い販売が開始され、以降はフルモデルチェンジこそないものの、2020年、2021年、2022年、2024年とほぼ毎年のようにマイナーチェンジが加えられています。
TNGAプラットフォームを採用した低重心なシルエットで、操縦安定性や静寂性に優れた乗り心地のよいステーションワゴンです。
他のカローラシリーズと同様に安全機能では予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備し、衝突回避や運転操作のサポートなどが充実しており、広々とした車内空間と荷室を備え、長さのある荷物の積載も可能です。
収納スペースも多く、走りと居住性を両立させた使い勝手のよいモデルと言えるでしょう。
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カローラ ツーリングの燃費は悪い?
カローラツーリングには、ガソリン・ハイブリッド車でそれぞれグレードが設定されています。
ハイブリッド車のみ4WD(E-Four)が設定されており、2WDと比べると燃費が低くなる傾向が見られます。
トヨタが公表しているグレード別のカタログ燃費は以下のとおりです。
ガソリンエンジン
ツーリング/X/CVT | 駆動方式:2WD |
WLTCモード | 19.1km/L |
市街地 | 13.6km/L |
郊外 | 19.9km/L |
高速道路 | 22.4km/L |
ツーリング/G/CVT | 駆動方式:2WD |
WLTCモード | 19.0km/L |
市街地 | 13.5km/L |
郊外 | 19.8km/L |
高速道路 | 22.3km/L |
ツーリング/W×B/CVT | 駆動方式:2WD |
WLTCモード | 17.8km/L |
市街地 | 13.0km/L |
郊外 | 18.5km/L |
高速道路 | 20.5km/L |
ハイブリッド
ツーリング/X/電気式無段変速機 | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD(E-Four) |
WLTCモード | 29.5km/L | 27.8km/L |
市街地 | 28.1km/L | 25.8km/L |
郊外 | 33.1km/L | 30.3km/L |
高速道路 | 28.2km/L | 27.2km/L |
ツーリング/G/電気式無段変速機 | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD(E-Four) |
WLTCモード | 29.3km/L | 27.5km/L |
市街地 | 27.8km/L | 25.4km/L |
郊外 | 32.7km/L | 29.9km/L |
高速道路 | 28.1km/L | 27.0km/L |
ツーリング/W×B/電気式無段変速機 | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD(E-Four) |
WLTCモード | 27.3km/L | 24.9km/L |
市街地 | 26.2km/L | 23.3km/L |
郊外 | 30.1km/L | 26.5km/L |
高速道路 | 26.2km/L | 24.7km/L |
ガソリン車よりもハイブリッド車のほうが燃費はよく、XグレードのWLTCモードで比べてみると10.4km/Lの差があります。
しかし、総じて見ると悪いとは言い切れない状態です。特にハイブリッドは30km/L近い数字を出しており、むしろ良いのではないかと思えてきます。
カローラ ツーリングの実燃費を紹介
カタログ燃費は良かったですが、カローラツーリングの実燃費はどうでしょうか。
燃費性能は、走り方や車の状態によって変化します。
ここでは「e燃費(実際に車を所有している人により、燃費情報が共有されているWebサイト)」の情報とカタログ燃費を比較しました。
駆動方式 | グレード | カタログ燃費 WLTCモード | 実燃費 |
2WD | X/G/W×B ハイブリッド | 27.3~29.5km/L | 22.26km/L |
4WD E-Four | X/G/W×B ハイブリッド | 24.9~27.8km/L | 22.28km/L |
2WD | X/G/W×B ガソリン | 17.8~19.1km/L | 17.98km/L |
ガソリン車ではカタログ通りの性能を出していますが、ハイブリッド、特にE-Fourではやや差があるようです。
これは「カローラツーリングは燃費が悪い」と言われる一つの理由かもしれません。
なお、燃費性能は車両の年式や走行環境などにも影響されるため、ひとつの目安として参考にしてください。
カローラ ツーリングの燃費や特徴を比較
カローラツーリングに似た車として挙げられるのが、スバル「インプレッサ」とマツダ「マツダ3」です。
それぞれの特徴や燃費を比較していきます。
スバル インプレッサ
インプレッサは安心と愉しさをテーマにデザインされ、振動や騒音を軽減するスバルグローバルプラットフォームを採用しているのが特徴です。
足元にゆとりのある居住空間や多彩なシートアレンジで積載性も高く、多様なライフスタイルに対応します。
WLTCモードのカタログ燃費をグレード別に紹介します。
ガソリンエンジン
グレード | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
ST | 14.0km/L | 13.6km/L |
ST-G/ST-H | 19.4km/L | 18.9km/L |
WLTCモードの比較では、ガソリン・ハイブリッド車のどちらもカローラツーリングのほうが高く、燃費性能に差があります。
マツダ MAZDA6ワゴン
艶やかな曲線が印象的なMAZDA6ワゴンは、人間中心の車両構造技術やドライビングポジションを採用し、車との一体感を実現しています。
2024年に販売終了となったものの、運転操作のサポートや衝突被害軽減ブレーキなどの安全機能も充実しており、運転しやすい環境を整えているのが魅力です。
WLTCモードのカタログ燃費をグレード別に紹介します。
ガソリンエンジン
グレード | 駆動方式:2WD |
20S | 15.0km/L |
25S | 14.2km/L |
ディーゼル
グレード | 駆動方式:2WD | 駆動方式:4WD |
XD | 17.8km/L | 17.0km/L |
また、MAZDA6にはディーゼルの設定がありますが、カローラツーリングのハイブリッドのほうが燃費はよいと言えるでしょう。
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カローラ ツーリングの魅力とは
カローラツーリングはスポーティなデザインで取り回しがよく、視認性を確保したドライビングポジションで快適な走りを楽しめます。
燃費性能では他メーカー車と比較しても高く、ランニングコストを抑えることに役立ちます。コスト面は車の維持にもかかわるため、燃費のよさは重要なポイントです。
広い車内空間と高い燃費性能で使い勝手のよいカローラツーリングは、ファミリーカーとしても活躍する1台でしょう。
まとめ
この記事では、カローラツーリングの燃費やライバル車との比較を紹介しました。
他メーカーのワゴンタイプと比較しても非常に高く、燃費性能を重視する人にも満足のいくモデルではないでしょうか。
広い車内空間で荷物の積載にも優れているため、普段使いからレジャーまで幅広く活躍するワゴンです。
画像出典元(インプレッサ、MAZDA6を除く):TOYOTA