日本で販売終了しているエリシオンとは?特徴や魅力について解説!
近年では、エリシオンを街中で目にする機会が減ってしまいました。
エリシオンとは、およそ10年前に日本での販売が終了した車です。
そのため、購入したい場合は、中古車を探さなければなりません。
この記事では、販売が終了したエリシオンの特徴や魅力について解説していきます。
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INDEX
エリシオンの概要
およそ10年前に販売終了したエリシオンは、どのくらいの期間販売されて、どのようなラインアップがあったのでしょうか。
ここでは、かつてホンダが製造・販売していたエリシオンの概要について解説していきます。
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エリシオンが販売されていた期間
ホンダが製造・販売していたエリシオンは、2004年に登場し、2013年まで販売されました。
「大海原を疾走するクルーザー」をモチーフにデザインされたエリシオンは、ボディサイズが全長4845㎜、全幅が1830㎜、全高が1790㎜の大型ミニバンです。
2006年のマイナーチェンジでは、最上級グレードの「エリシオンプレステージ」がラインアップに追加され、2007年から販売が開始されました。
その後、4度のマイナーチェンジを行い、2013年に販売が終了しています。
エリシオンの販売が終了した理由
エリシオンは、アルファードやヴェルファイアなどの同じミニバンタイプと比べて、売上が伸び悩みました。
エリシオンの売上が伸びなかった理由として、ホンダが考えたミニバンの価値と当時のユーザーのニーズが合わなかったとことが考えられます。
ホンダは、ユーザーのニーズに応えるために、エリシオン プレステージをラインアップに加えましたが、当時のユーザとは合わずエリシオンとエリシオン プレステージの販売が2013年10月に販売が終了しました。
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エリシオンの最終モデル
エリシオンの最終モデルのラインアップには「G AERO」と「HDD NAVI Special Package」の2種類があります。「HDD NAVI Special Package」は、「G AERD」よりも機能面が充実していることが特徴です。
駆動方式は、「G AERO」、「HDD NAVI Special Package」ともに2WDと4WDを展開しています。
エリシオン最終モデルの基本スペックは以下の通りです。
また、以下では、「G AERO」の2WD車を紹介します。
メーカー | ホンダ |
車名 | エリシオン |
ボディタイプ | ミニバン |
乗車定員 | 8人 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,845×1,830×1,790 |
車両重量(kg) | 1,820 |
総排気量(cc) | 2,354 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 70 |
燃費《JC08モード》(km/L) | 9.9 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | 電子制御5速オートマチック |
カラー(全4種) | プレミアムホワイト・パール アラバスタシルバー・メタリック クリスタルブラック・パール プレミアムナイトブルー・パール |
※参考元:ホンダ公式サイト|今まで販売したクルマ エリシオン/エリシオン・プレステージ WEBカタログ カラー
※紹介グレードは「G AERO」
エリシオン プレステージの最終モデル
エリシオンプレステージのラインアップは、「ELYSION PRESTIGE S」と「ELYSION PRESTIGE SG」と「ELYSION PRESTIGE S・HDD NAVI Special Package」と3種類あります。
エリシオンプレステージは、エリシオンと比べて、上質な内装やパワースライドドアなどの装備が充実しており、快適な乗り心地を実現しています。
エリシオンプレステージの最終モデルの基本スペックは、以下の通りです。
また、以下では、「SG」の2WD車を紹介します。
メーカー | ホンダ |
車名 | エリシオンプレステージ |
ボディタイプ | ミニバン |
乗車定員 | 7人 |
全長×全幅×全高(mm) | 4,920×1,845×1,790 |
車両重量(kg) | 1,960 |
総排気量(cc) | 3,471 |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク(L) | 70 |
燃費《JC08モード》(km/L) | 8.2 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | 電子制御5速オートマチック |
カラー(全3種) | プレミアムブラキッシュ・パール プレミアムホワイト・パール アラバスタシルバー・メタリック |
※参考元:ホンダ公式サイト|今まで販売したクルマ エリシオン/エリシオン・プレステージ WEBカタログ カラー
※紹介グレードは「SG」
エリシオンの内装の魅力
エリシオンの内装の魅力は、多彩なシートアレンジと豊富な収納スペースが挙げられます。
ここでは、それぞれの魅力について詳しく解説していきます。
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多彩なシートアレンジ
3列シートを備えるミニバンは、3列目シートへ乗り降りする際に手間がかかってしまいます。
しかし、エリシオンの場合は、ワンモーションで2列目シートを移動させられるため、3列目シートへの乗降時の手間を減らす事が可能です。
また、エリシオンは、乗車人数と積載荷物のバランスに応じて、車内空間や荷室空間を拡大できます。
例えば、3列目シートと2列目シートの座面を跳ね上げ、前へスライドさせることで、荷室空間を拡大可能です。
なお、2列目シートのみ、3列シートのみ、といった1つの座席のみのシートアレンジもできます。
そのほかにも、1列目シートと2列目シート、2列目シートと3列目シートを倒して、フラットな空間を作ることも可能です。
また、メーカーオプションの装備では、2列目シートが回転し、3列目シートと対面にセットできます。
豊富な収納スペース
エリシオンでは、利便性の高い豊富な収納スペースを確保していることも魅力の一つといえるでしょう。
1列目シートのカップホルダーや、大型コンソールボックス、スライディングリッド付大型ポケット、2列目シート用大型ポケットなど、多くの収納スペースが存在します。
また、グレードによってもさまざまな収納スペースがあるため、利便性に優れた車といえるでしょう。
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エリシオンの走行性能の魅力
エリシオンは、山道や峠道、高速道路などで、力強い走りを実現するため、低重心パッケージと優れた空力特性を備える外観デザインを採用しています。
エリシオンが搭載しているエンジンは、V型6気筒3.5L-VTECエンジン、直列4気筒2.4L-VTECエンジンの2種類あります。V型6気筒3.5L-VTECエンジンは、最高出力300馬力ものハイパワーを発揮でき、スムーズに加速できることが特徴です。
直列4気筒2.4L-VTECエンジンは、空燃比制御システムが搭載され、走りだけでなく燃費性能も高いことが特徴として挙げられます。
中国ではエリシオンを販売している
エリシオンは現在、「東風ホンダ」によって、中国で販売されています。
中国で販売されているエリシオンは、2021年12月にマイナーチェンジが実施され、直列4気筒2.4L-VTECエンジン搭載ガソリンモデルと直列4気筒2.0L-VTECエンジン搭載ハイブリッドモデルを展開しています。
まとめ
ホンダが製造・販売していたエリシオンは、2004年に国内で販売されていた大型ミニバンです。
2006年のマイナーチェンジで、最上級グレードである「エリシオンプレステージ」が登場しました。
その後2013年に販売を終了していますが、乗車定員数が多く、豊富な収納スペースを確保していることから、ファミリー層から人気を集めた車といえます。
また、エリシオンは、低重心パッケージと優れた空力特性を備える外観デザインや、燃費性能が高いエンジンの採用により、高い走行性能を実現しています。
現在、エリシオンは、中国で販売されており、ガソリンモデルとハイブリッドモデルを展開しています。
今後エリシオンは日本で販売されるのか注目しておきましょう。