エンジンフラッシングの必要性とは?オイル交換の頻度との関係を解説
エンジンオイルの交換はなんとなく必要性が認知されている傾向にありますが、「エンジンフラッシング」という言葉はあまり知られていません。
そんな中、オイル交換を依頼するとフラッシングを勧められ、「フラッシングって何?」と思った経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんなフラッシングについて解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
フラッシングを勧められた際に、本当に必要なのかどうかが判断できるようになるでしょう。
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INDEX
エンジンフラッシングとは
エンジンフラッシングとは、エンジン内部の洗浄のことです。
具体的には、オイルを交換する際に、専用の添加剤やフラッシングオイルを使って、エンジン内部の汚れを洗浄することを言います。
エンジン内部は、長年の使用によって、オイルや燃焼ガスによって汚れが蓄積されます。
この汚れが溜まると、エンジンの性能が低下し、燃費が悪くなったり、故障の原因になったりします。
それを防ぐために、エンジンフラッシングを行ない、エンジン内部の汚れを洗浄することが必要とされています。
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オイル交換との関係とは
エンジンフラッシングは、エンジンオイルの交換時に行ないます。
フラッシングをするためには、エンジンオイルを抜かなければなりません。
しかし、フラッシングのためだけにエンジンオイルを抜くのはもったいないので、エンジンオイルの交換と同時に行なうのです。
エンジンオイルの適正な交換時期は、3,000km〜5,000kmの走行ごとに1回、もしくは3ヶ月〜6ヶ月に1回が良いとされていますが、走行環境などによって変動はあります。
とは言え、ついつい忘れてしまう方も多いでしょう。
そういった方には、カーメンテナンスアプリ「ドライブオン」をおすすめします。
ドライブオンとは、車のメンテナンス時期になったら通知をしてくれるアプリで、オイル交換だけでなくタイヤの空気圧や洗車のリマインダーとしても役に立ちます。
そのまま予約する機能もついており、予約してしまえば忘れることもないでしょう。
結果として、車の状態をよく保つことができます。
関連記事:ドライブオン(Drive On)とは?ダウンロード数圧倒的1位のカーメンテナンスアプリを紹介!
エンジンフラッシングのやり方4選
エンジンフラッシングにもいくつかの方法がありますが、4パターン紹介します。
ご自身にあった方法を考えてみてください。
フラッシングオイルを少し使用する
1パターン目は、エンジンオイル交換の際に、フラッシングオイルを古いエンジンオイルに混ぜます。
その後エンジン少し稼働させ、汚れを洗浄した後に廃油と同時に抜き取る、最もメジャーな手法です。
費用も2,000円ほど、時間も10分ほどに抑えることができます。
フラッシングオイルを多めに使用する
2パターン目は、エンジンオイルの交換時に、一旦エンジンオイルを全て抜き取ります。
その後、フラッシングオイルを入れ、少し稼働させたのち、フラッシングオイルを抜き取った後に新品のエンジンオイルを入れます。
費用は3,000円ほどです。
上記とは、フラッシングオイルの使用量が多い分少し費用も時間もかかります。と言っても、費用は1,000円ほど多く、時間は15分ほど余分にかかるだけです。
走行式エンジン内部洗浄剤(SOD-1)を使用する
3パターン目は走行式エンジン内部洗浄剤(SOD-1)を使用する方法です。
これは、「洗浄作用のあるエンジンオイル」とも言え、エンジンオイルの交換時に新しいエンジンオイルではなく、走行式エンジン内部洗浄剤(SOD-1)を代わりに入れます。
通常通り走行可能で、徐々にエンジンの洗浄を行うのでエンジンへの負担も少ない、作業工程的にはエンジンオイルの交換と同様なため待ち時間が発生しないというメリットがあります。
しかし、費用は4,000円ほどかかる上に次回のエンジンオイル交換時にフィルター交換まで行った方が良いなどと気を使う点も多いのがネックです。
機械式フラッシング
4パターン目は機械式フラッシングという機械を使用する手法です。
フラッシング専用の機械を使用して行われます。効果は最も高いですが、時間は30分ほど、費用は6,000円ほどかかってしまいます。
結局のところ、エンジンオイル交換時期についでに数分間待って行なうのがコスパもタイパも良いので、フラッシングオイルがおすすめです。
関連記事:エンジンオイルの交換費用はどのくらいかかる?交換方法や依頼先別の価格帯を解説
そもそもフラッシングは必要なのか?
エンジンの内部を洗浄するためにフラッシングを行いますが、そもそもエンジンオイル自体にエンジン内部の洗浄の役割もあります。
なので、しっかりとやるべき時にエンジンオイルの交換を行なえば必要ないのではないかという意見もあります。
フラッシングを全くやらないのはおすすめできませんが、エンジンオイルの交換だけでも大丈夫なのではないかというのもごもっともな意見で、エンジンオイルの交換時期を守っておけば、フラッシングはエンジン内部が相当汚れた時だけで問題はありません。
必要以上にフラッシングを行なっても、特段問題があるわけでもありませんが、費用や時間の浪費感は否めないところがあります。
結論としては、
- エンジンオイルは交換時期を守る
- フラッシングは気になったら相談する
がベストです。
安易にご自身で判断せずに相談するのが最も良いでしょう。