車の寿命はどのくらい?寿命を伸ばす方法や買い替えのタイミングについて
車は、大切に使用していても、年数が経てば劣化をしてしまうものです。車の寿命がどのくらいなのか分からず、買い替えるべきか迷っている人もいるでしょう。
そこで今回は、車の寿命がどのくらいなのか解説します。また、車の寿命を延ばす方法や買い替えのタイミングについても併せて解説するため参考にしてください。
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INDEX
車の寿命はどのくらい?
ここでは、車の寿命はどのくらいなのか解説します。
車の平均使用年数から見る寿命
車の寿命は、一般財団法人自動車検査登録情報協会の統計によれば、2021年時点の乗用車(軽自動車を除く)の使用年数は平均13. 87年といわれています。
1981年のデータでは、平均使用年数は8. 7年でした。そのため、車の平均寿命は約40年の間で1.5倍ほど伸びていることが分かります。これは、車の性能や耐久性などの技術が向上したためでしょう。
車の走行距離から見る寿命
走行距離から見る車の平均寿命は、10万kmから15万kmといわれています。
国土交通省が公表している2004年度の調査データでは、自家用車の年間走行距離は約1万㎞です。この年間走行距離を元に考えると、車の寿命は約10年といえます。
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車のバッテリーの寿命
車のバッテリーの寿命は、車に乗る頻度や環境により差はありますが、一般的には2年から5年といわれています。
バッテリーの寿命による劣化のサインとして、エンジンが付きにくかったり、車内ライトなどの電気を使う部分の動きが鈍くなったりするなどが挙げられます。
バッテリーは車を使用する上で大切なパーツとなるので、寿命の有無に関わらず定期的に点検しましょう。
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車のタイヤの寿命
車のタイヤの寿命は、一般的に3年から5年といわれています。走行距離で考えると、交換のタイミングは3万㎞から5万㎞が目安です。
タイヤの交換時期は、タイヤのサイドウォール部分に製造年が刻印されています。それを交換時期の目安としてチェックしましょう。
また、製造年だけではなくタイヤの溝の深さを確認することも大切です。タイヤが擦り減ると、減速がしにくいだけではなく横すべりを起こす危険性があります。バッテリー同様に寿命の有無に関わらず、タイヤも定期点検が必要なパーツの一つです。
関連記事:タイヤのローテーションをする時期の目安の頻度を解説
ブレーキパッドの寿命
車のブレーキパッドもバッテリーやタイヤと同様に消耗していくパーツです。
ブレーキパッドは、5㎜以下になった場合は交換をすることが望ましいといわれています。ブレーキパッドが擦り減ると、ブレーキの利きが悪くなり、大きな事故に繋がる恐れがあり危険です。走行距離で考えると、4万㎞がブレーキパッドの交換の目安です。
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車の寿命を縮めてしまう原因
車に寿命がきてしまう原因は何なのでしょうか。走行距離や年数による劣化もありますが、そのほかにも車の寿命を早めてしまう原因があります。ここからは車に寿命が来る原因をご紹介します。
急発進・急停車・急ハンドル
車は急発進や急停車、急ハンドルをすることによって大きな負担がかかります。これらは伝達駆動系やタイヤなどに特に大きな負担を与える行為です。そのため車の寿命を早めてしまう原因に繋がります。
車の寿命を延ばし長く愛用をするためにも、車に優しい安全な運転をすることがポイントです。
車を停車させてからハンドルを回す
車を停車させてからハンドルを回すことも、車に負担をかける行為の一つです。主にこの行為は、車を駐車するときにする人が多いことでしょう。
車を停止させてからハンドルを回すことは、タイヤの消耗を進ませるだけではなくドライブシャフトにも負担がかかる恐れがあります。車を停車させてからハンドルを回す行為はしないように注意しましょう。
関連記事:車の各部位・部品の名称や役割、メンテナンスの方法を外装・内装ごとに解説
車の寿命を少しでも伸ばすには?
車の寿命を延ばすためにはどのようなことを心掛ければ良いのでしょうか。1日でも長く車を愛用するために、以下のことを参考にしてみてください。
定期的なメンテナンス
車の寿命を延ばすには、定期的な点検が必要です。日常の点検も大切ですが、数カ月に一度車の専門店やディーラーなどで不具合や異常がないか確認をしてもらうことをお勧めします。
自分では気付けない小さな不具合も、プロの目にかかれば見落とすことはありません。小まめな点検が車の寿命を長持ちさせ、長く愛用する秘訣といえます。
関連記事:PIT in plusで車検の期間や日数を管理!定期的なメンテナンスも!
オイルや消耗品の交換をする
エンジンオイルの交換やオイルフィルターの点検などを心掛けることも、車の寿命を延ばす秘訣です。
エンジン内部ではパーツに摩擦が起こりますが、その摩擦を軽減する役割としてエンジンオイルが存在しています。エンジンオイルが劣化してしまうと、摩擦を軽減することができずエンジンに負担がかかり、エンジンの焼き付いてしまう可能性もあります。
車にとってエンジンは心臓ともいえる重要なパーツです。そしてエンジンの故障は車の寿命を縮めることに繋がります。だからこそ、エンジンオイルの量や汚れなどは定期的に確認しましょう。
また、オイルフィルター(オイルエレメント)にはエンジンオイルの不純物を除去する役割があります。そのため、エンジンオイルを交換する際に、オイルフィルターのチェックもすると良いでしょう。
関連記事:エンジンのオイル交換は1万キロで大丈夫?適切なエンジンオイルの交換時期を解説
定期的に車を運転する
人によっては、車を所有していても毎日乗らないという人もいるでしょう。
しかし、車の寿命を延ばすためには定期的な運転が必要です。車を動かさずに放置しておくと状態が悪くなる恐れがあります。普段はあまり乗らない人も、1週間に1回は車を動かすことを心掛けましょう。
「急」のつく運転をやめる
急発進・急停車・急ハンドルなどの「急」が付く運転をやめましょう。このような運転行為は車の寿命を縮めることに繋がります。これは、急な動作は車に大きな負担をかけるためです。寿命を少しでも延ばすためにも、落ち着いた車の運転を心掛けましょう。
車の買い替えで良いタイミングとは?
車検前のタイミングで車を買い替えるのがおすすめです。
普通自動車は一般的に10万から15万円の車検費用がかかります。新車の場合は購入から3年目に車検がありますが、それ以降は2年に1回の車検が必要です。そのため、車の買い替えを考えている人は、3年後、5年後などのタイミングで買い替えることで、車検費用を抑えることができます。
購入から5年目となると、消耗部品の交換も増えてくる時期です。メーカー保証も5年を過ぎると期限切れになるのが一般的なので、5年目での買い替えがおすすめといえます。
5年が過ぎると、次の車検は購入から7年後です。7年となると、人によっては走行距離が10万㎞を超える場合もあるでしょう。そのため、交換しなければならない部品が多くなり費用がさらに高くなります。
まとめ
今回は、車の寿命がどのくらいなのかについて解説しました。車の寿命は、10〜15年ほどです。また、タイヤやバッテリーなどは、さらに寿命が短いため、定期的に交換する必要があります。しかし、車の乗り方によってはさらに寿命が短くなるでしょう。
また、車を買い替えるタイミングは、車検前が良いです。この記事を参考に自分の愛車を少しでも長く乗るために意識してみてください。