車内がフルフラットになるコンパクトカーを紹介!車中泊やキャンプにおすすめ車種はこれ!
世の中には、人々のニーズを満たすためさまざまな車種が存在します。
その中でも車内のシートを倒してフルフラットにできるコンパクトカーは、車中泊やキャンプの機会が多いドライバーに広く支持されています。
車内をフルフラット化できると、キャンプ用品やゴルフバックなどアウトドアに必要な荷物を積み込めます。
また、車内のスペースが広くなることで車中泊にも使うことが可能です。
一方で、座席をフルフラットにすることで起こり得る、交通違反のリスクや健康へのリスクなどには注意する必要があります。
この記事では、車内をフルフラット化できるコンパクトカーについて紹介します。
また、フルフラット化のメリット、注意点についても解説しますのでぜひ参考にしてください。
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INDEX
車内がフルフラットになるメリット
車内がフルフラットになることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、フルフラット化の代表的なメリットについていくつか紹介します。
アウトドアで広く活用できる
ゴルフやキャンプ、サーフィンといったアウトドア活動は、街から離れた海や山などを中心とした活動であり、必要な道具も多岐に渡ります。
これらのアウトドア活動を存分に楽しむためには、十分な積載が可能な車を持っている必要があるでしょう。
例えば、複数人のゴルフバックを運ぶ際には、座席を倒してフルフラット化できれば、それだけ多くのゴルフバックを運べます。
また、サーフィンにおいては、フルフラットにすることで大型のサーフボードを運ぶことが可能です。
車中泊ができる
車内の座席をフルフラットにできることの大きなメリットは、車中泊が可能になることです。
フルフラットにできない車種で車中泊をしようとすると完全な仰向けの状態で寝ることができず、快適な睡眠が取れないでしょう。
最悪の場合、エコノミー症候群を発症し、健康に支障をきたすリスクがあります。
また、車中泊ができることでアウトドアの幅も広がります。
周囲に宿泊施設がない場所で登山・キャンプをする場合や車で遠方に向かう場合など、車中泊ができれば目的地の選択肢も広がるでしょう。
フルフラットになるコンパクトカー3選
車内がフルフラットになるコンパクトカーには、どのような車種があるのでしょうか。
ここでは、フルフラットにしやすいコンパクトカーについて代表的なものを紹介します。
トヨタ|ルーミー
メーカー | トヨタ |
車名 | ルーミー |
ボディタイプ | コンパクト |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,700×1,670×2,490 |
車両重量(kg) | 1,080 |
総排気量(cc) | 996 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 36L |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
カラー(全8種) | レーザーブルークリスタルシャイン ターコイズブルーマイカメタリック クールバイオレットクリスタルシャイン プラムブラウンクリスタルマイカ ファイアークォーツレッドメタリック ブライトシルバーメタリック パールホワイトⅢ ブラックマイカメタリック |
※照会グレードは「X」
トヨタのルーミーは、5人乗りのコンパクトなミニバンです。
1、2列目の座席を倒すことでフルフラットにできます。
ゴルフバックやキャンプ用品など、大きめの荷物を置けるほどのスペースを確保することが可能です。
ルーミーの特徴は、フルフラット化できる座席だけではありません。
後部座席にはシートバックテーブルがついており、長時間のドライブ中でも食事ができます。
このようにルーミーは小さな子どもがいる家族連れでも使いやすい車種だといえるでしょう。
HONDA|N-VAN
メーカー | HONDA |
車名 | N-VAN |
ボディタイプ | 軽自動車 |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,945 |
車両重量(kg) | 930 |
総排気量(cc) | 658 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 27 |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | CVT |
カラー(全2種) | ルナシルバー・メタリック タフタホワイトIII |
※照会グレードは「G」
ホンダのN-VANは、ビジネス用で使われることが多い軽自動車のバンです。
商用向けとされているN-VANですが、アウトドアでの利用も想定して設計されており、フルフラット化が可能なマルチボードなどのオプションが用意されています。
また、助手席を倒すことで、後部の積載スペースとつなげることが可能です。
N-VANは軽自動車のため車中泊のスペースを確保できるのは2人までが限界ですが、普通車よりもリーズナブルであることを考えると、少人数でのキャンプなどを楽しみたい場合はおすすめの車種といえます。
ダイハツ|アトレー
メーカー | ダイハツ |
車名 | アトレー |
ボディタイプ | 軽自動車 |
ドア数 | 5 |
全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,890 |
車両重量(kg) | 970 |
総排気量(cc) | 658 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク(L) | 38 |
駆動方式 | 2WD |
トランスミッション | CVT |
カラー(全6種) | トニコオレンジメタリック レーザーブルークリスタルシャイン オフビートカーキメタリック ブラックマイカメタリック ブライトシルバーメタリック シャイニングホワイトパール |
※照会グレードは「RS」
軽自動車のバンであるダイハツのアトレーは、元々一般向けの乗用車として販売されていたものが、2021年以降は商用車として売り出されています。
そのため、ビジネスでの利用を想定して車内スペースが広く設計されており、車中泊にも十分なスペースが確保されています。
また、収納スペースが豊富にあり、収納や充電ソケットが手の届きやすい場所にあることから、車中泊においても利便性が高い車種といえるでしょう。
コンパクトカーをフルフラットにするときの注意点
コンパクトカーのシートをフルフラットにする際には、いくつか注意すべき事項があります。
車中泊やアウトドアを存分に楽しむためにも、フルフラットの注意点について十分に理解しておきましょう。
交通規則に違反しないように注意する
コンパクトカーで車中泊をする場合、一か所に長時間停車することになるため、場所によっては駐車違反になるリスクがあります。
また、大前提として座席をフルフラットにして睡眠を取ったり、寝そべったりできるのは停車中のみということも覚えておく必要があります。
そもそも走行中にフルフラットの座席にいるということはシートベルトを着用していないことになるため、その時点で交通違反です。
違反による罰金が発生するリスクもあるのはもちろん、シートベルトを着用していないことで防げたはずの被害に見舞われることも考えられます。
座席をフルフラットにする際は交通規則に違反しないよう注意しましょう。
車中泊のリスクを理解する
フルフラット化が可能なコンパクトカーのメリットである車中泊には、思わぬリスクがあることを覚えておきましょう。
例えば、積雪時に車中泊をする際、暖房を動かすためにエンジンをかけたままにしておく場合があるでしょう。
その場合、雪によってマフラーからの排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こす恐れがあります。
また、山中で停車したまま車中泊をする場合、傾斜によって車が思わぬ方向に動いてしまうことも一つのリスクです。
このように普段とは異なる環境で行う車中泊には、さまざまなリスクがあることを理解しておきましょう。
まとめ
この記事では、シートのフルフラット化に対応したコンパクトカーについて紹介しました。
座席をフルフラットにできれば、アウトドア用品などを通常よりも多く積み込めるほか、車中泊をする際にも快適に睡眠を取れます。
しかし、座席をフルフラットにする際は交通規則の違反や車中泊における健康リスクなど注意すべき点もあるため、これらも理解した上でアウトドアなどの娯楽を楽しむようにしましょう。