中古車でおすすめのミニバン3台を紹介!選び方や注意点も解説
ミニバンは広い室内空間を持つ、2BOXの車種です。
多くの荷物や人を乗せることができ、多目的に使えることから特にファミリー層から高い人気を集めています。
ミニバンの中古車は多く流通していますが、ミニバンは選択肢が多いため、どれを選ぶとよいか悩む人もいるでしょう。
「中古でミニバンを買いたいけど、なにがおすすめなのかわからない」
このようにお悩みの方へ向けて、本記事では中古ミニバンの選び方のポイントやサイズ別の特徴、おすすめの3台を紹介します。
INDEX
中古ミニバンを選ぶ際のポイント

ミニバンは、広い車内空間に大人数が乗り込むことができ、多くの荷物を積めるのが特徴です。
ここでは、中古ミニバンを選ぶ際のポイントについて解説します。
目的に応じたサイズを決める
ミニバンを選ぶ際は、まずは自分にとってベストなサイズを見極めることが大切です。
実は「ミニバン」と一言でいってもいくつかのサイズに分かれることを知っていましたか?
SS~LLまでの5種類がラインアップされています。
サイズ別の主なミニバンは、下記の通りです。
- SS…「ホンダ フリード」「トヨタ シエンタ」
- S…「トヨタ ウィッシュ」「ホンダ ジェイド」
- M…「日産 セレナ」「ホンダ ステップワゴン」
- L…「トヨタ エスティマ」「ホンダ オデッセイ」
- LL…「日産 エルグランド」「トヨタ アルファード」
普段の買い物や通勤、街乗りなどがメインであれば、SS~Sサイズが適しています。
ファミリー層や旅行を楽しみたいという人には、M~Lサイズ、大きな荷物を積みたい人や高級感を求める人には、L~LLサイズがおすすめです。
また、ミニバンはサイズが大きいため免許を取得したばかりの人や運転に慣れていない人にとっては少し運転の難易度が高く感じられるかもしれません。
そういった場合は試乗を実際に試してみるとわかりやすいでしょう。
シートアレンジや荷室などを確認する
ミニバンのシートアレンジは車によって異なります。低床モデルは、乗り降りや荷物の積み下ろしも簡単にできます。また、2列目や3列目をフルフラットにできるモデルや3列目シートを跳ね上げるタイプの車もあり、車中泊や大きな荷物を載せる際、特に使いやすさを感じるでしょう。
自身の使用シーンを想像して、シートアレンジや荷室を確認しておいた方が、買った後の後悔が少なく済みます。
欲しい装備の優先順位を決める
次は欲しい装備の優先順位を決めます。ETCやカーナビなどの装備は、後付けも可能です。
しかし、パワースライドドアや安全装備などは、メーカーオプションであるため後付けができない場合があります。欲しい装備があらかじめ決まっていれば、ミニバンの中古車購入をスムーズに進められるでしょう
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ミニバンのサイズ別の特徴について

ミニバンはサイズによって特徴が異なります。ここでは、サイズ別の特徴や中古車市の価格相場を紹介します。
コンパクトサイズ(SS、S)のミニバン
コンパクトサイズのミニバンは、2列シート車が多いです。また、コンパクトなため比較的運転がしやすいのも特徴でといえるでしょう。排気量は1Lクラスから1.5Lクラスが主流です。
1Lクラスのミニバンとしてはダイハツ トールが挙げられます。
全長が3700mm、全幅1670mmと軽自動車に近いサイズで、細い路地に入る時やUターン、車庫入れや縦列駐車時の操作がよりスムーズに行えます。
コンパクトサイズのミニバンの中には3列シートモデルを備えたタイプもあります。トヨタ シエンタは2列シートモデルと3列シートモデルがラインナップされており、目的に応じて選ぶことが可能です。
ミドルサイズ(M)のミニバン
ミドルサイズのミニバンは、ファミリー向けとして広い車内空間や扱いやすい車が多いです。
近年はこのサイズの車の大型化がトレンドとなっています。
たとえば、2022年に登場したトヨタの4代目「ヴォクシー」は5ナンバーサイズがラインナップからなくなりました。今のところ中古車市場には5ナンバーサイズのミニバンが流通していますが、今後は選択肢が限られてくるかもしれません。
大型(L、LL)サイズ
大型サイズのミニバンは高級感や走破性を売りにしたモデルが多い傾向にあります。
高級ミニバンとして人気が高いトヨタ アルファードや高級感あるキャプテンシート装備した日産 デリカなどは、この大型サイズのミニバンにあたります。
特に高級感を売りにしたモデルが多く、シートに本皮を採用したり高級オーディオを積んだモデルなどがあります。エンジンも2.5L〜3.5Lクラスと大型のものを搭載しているのが特徴です。
ミニバンでおすすめの3台を紹介

中古車市場にはさまざまなミニバンが流通しています。ここでは、おすすめのミニバンを3台紹介します。
トヨタ アルファード
高級ミニバンとして人気が高いアルファードは、車内空間が広く3列目のシートをたためばラゲージスペースがより大きくなる点も魅力です。家族でのお出かけやキャンプ、旅行などでも快適に過ごすことができます。
また、アルファードは中古車市場で人気が高いため、リセールバリューが高い傾向にあります。
しかし、中古車を購入する立場からするとさまざまな状態の中古車が出回っているため、購入の際はエンジンやタイヤ、サスペンションなど細かな確認が必要です。
三菱 デリカ:D5
デリカD:5は、オフロード走行も可能な地上高を持つ4WD車で、走破性の高いミニバンとして根強い人気を誇ります。
現在販売されているのはデリカの5代目となるモデルで、2007年発売開始と15年も販売が続けられているロングセラーモデルです。
ホンダ ステップワゴン
2022年にモデルチェンジが行われたステップワゴンは狙い目のミニバンで、特に数少ない5ナンバークラスである5代目はおすすめできます。
「5ナンバーのステップワゴンが欲しい」となった場合、選択肢は中古車しかありません。
新型はすべて3ナンバーのみでの販売であるためです。
モデルチェンジ直後である2022年現在、程度のよい車両が多く出回っているため、おすすめの1台と言えるでしょう。
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中古車を購入する際の注意点

中古車はそれぞれ状態が異なるため、購入する際は以下のような注意点があります。
購入の際は実車を確認する
中古車を購入する際は必ず実車を確認しましょう。
特に車内空間のコンディションの良し悪しは写真での把握は難しいです。
実際に車に乗って確認することで、カタログやWebサイト上ではわかりにくい問題に気づくことが多いです。
シートの状態や運転席からの視界に加え、オーディオの状態なども確認するとよいでしょう。
また、中古車販売店に多くのミニバンがある場合、検討しているモデル以外の車に試乗してみることもおすすめします。実際に乗って他車と比較することで、目当ての車のメリットやデメリットに気がつく可能性があります。
修復歴のある車を選ばない
修復歴のある車とは、骨格部位などが損傷している車や、その損傷箇所の交換や修復を行った履歴のある車を指します。
フレームが損傷した状態、もしくは修理が完全でない状態で走行すると、正しいステアリング操作を行えない場合があります。
さらに、損傷していない部品にも影響を及ぼすこともあり、車としての寿命が短くなることがあります。修復歴のある車は、外観がきれいな場合でも購入を避けるのがよいでしょう。
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まとめ

本記事では中古ミニバンの選び方のポイントやサイズ別の特徴、おすすめの3台を紹介しました。
ミニバンは広い室内空間と多目的に使えるためファミリー層に人気が高い車です。そのため各メーカーからさまざまなミニバンが販売され、中古車も豊富にあります。
中古のミニバンを選ぶ際は、自身の使用目的や乗車人数、載せる荷物の量などを想定し選ぶよいでしょう。
また、購入前には実車を確認し試乗することをおすすめします。さらに修復歴の有無についての確認もしましょう。